MODO 14 シリーズ」カテゴリーアーカイブ

ライブラリ:「VizPak SSS Collection」

今回はマテリアルの質をレベルアップさせてくれるライブラリ「VizPak SSS Collection」をご紹介します:

透過性の高いマテリアルに特化したユニークなライブラリ集なのですが、いざこういった表現を自分でいちから作ろうとするとなかなか難しいものですよね。このライブラリには50種類ものマテリアルが用意されています。自分が設定したいと思うマテリアルにピッタリ同じものはなくても、簡単に修正が可能ですので、制作時間を大幅に短縮してくれるはず。

またマテリアルには従来のフィジカルベースのシェーディングタイプと、新しいレンダラーであるmPathに十分対応したプリンシプルのシェーディングタイプに対応した2種類が提供されているとのことなので、mPathの恩恵も十分に得られるようになるでしょう。

2020/09/28までは発売記念プロモーション価格で提供されているようですので、興味がある方は検討されてみてはいかがでしょうか。

レンダラーmPathについて、詳しく知りたいという方は、下記日本語機能紹介ビデオをご覧ください:

パストレーシングレンダラーmPathの改良点

 

Modo 14.1v1新機能紹介【USD・USDZ ファイルフォーマットの読み込み】

Modo 14.1v1からは新たに、USD・USDZファイルフォーマットの読み込みがサポートされました:

USD・USDZ ファイルフォーマットの読み込み

USDフォーマットはPixar社が公開しているファイルフォーマットですが、このフォーマットがサポートされたことにより、他の3DCGソフトとのデータの連携がさらにやりやすくなる場面も出てくるかと思います。

このバージョン14.1v1では読み込み機能のみですが、今後出力機能なども予定されているようなので、これからがますます期待大ですね!

 

 

Modo 14.1v1新機能紹介【Curve Sweepオペレーションによるカーブやポリラインの生成】

断面のメッシュを指定したカーブに沿って押し出すというモデリングツールは、かなり頻繁に使われるツールですが、Modoではバージョン13.2から強力なカーブ押し出しツールCurve Sweepオペレーションがサポートされています。最新バージョン14.1ではさらにその機能を拡充するべく、新たなオプションが追加されました:

Curve Sweepオペレーションによるカーブやポリラインの生成

このオプションが搭載されたことにより、面がカーブに沿って押し出すと同時に、押し出されていく頂点の軌跡を得ることができますので、押し出しとリンクした新たなメッシュの作成や複製の配置、ウェイトやフォールオフの生成など、様々な表現に利用できるようになります。とても使い勝手の良い、便利なオプションの搭載です!

 


キット:「Modo Quixel Bridge」

高品質なアセット制作ツールであるQuixel Bridgeからのデータを直接Modoへと読み込むためのキットが公開されていましたので、ご紹介いたします:

https://community.foundry.com/discuss/topic/153376/basic-quixel-bridge-kit-for-modo-14-1
https://github.com/NoirQ/Modo-Quixel-Bridge-Kit

こちらのキットはFoundry社Ben Halling氏によって開発されたキットであり、昨日ご紹介したModo 14.1v1の新機能であるPBR読み込み機能も利用されています。

若干動作に制限もあるようですが、双方のツールをお使いの方には大変便利に使えるかと思います。PBR読み込み機能はこういったキットでも、活用されているんですね。

 

Modo 14.1v1新機能紹介【PBR (フィジカルベースドレンダリング)の読み込み】

今回ご紹介するModo 14.1新機能は、PBR(フィジカルベースドレンダリング)データの読み込み機能です:

PBR (フィジカルベースドレンダリング)の読み込み

最近ではPBRを利用する機会も、かなり多くなってきたのではないでしょうか。ご紹介したサイトからUnrealやUnity用のマテリアルを適用して、そのままエンジン側へともっていけば、マテリアルの設定にもほとんど時間をとられることがありません。こういったフローも、ぜひ試してみてください!

 

Modo 14.1v1新機能紹介【バージョン14.1におけるベベル機能の拡張】

Modoのモデリング機能の中で一番使う機能はなんでしょうか?いろんなツールが考えられるとは思いますが、その中でもベベルツールは本当によく使うツールですよね。ベベルツールに対してはどのバージョンにおいても少しでも使い勝手が良くなるようにと、様々な工夫が施されてきていますが、今回のバージョン14.1でも新たな便利オプションが搭載されています:

バージョン14.1におけるベベル機能の拡張

この自動融合機能、待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか。この機能があると、とても便利に使えますよね。この14.1でさらに便利になったベベル機能、ぜひ試してみてください!

 

リリース:Modo 14.1v1 日本語版ダウンロード配布開始

2020/07/23(英時間) Modo開発元であるFoundry社よりModo 14.1v1がリリースされたことを受け、本日(07/28)よりModo 14.1v1 日本語版のダウンロード配布を開始いたします!

メンテナンスおよびサブスクリプション契約期間の方は、弊社ダウンロードサイトよりログインの上、最新バージョンのプログラムをご利用ください:

MODO JAPAN GROUP ダウンロードサイト: https://www.modo3d.jp/tech/modo_dl/

このバージョン14.1v1では、パストレーサーmPathの改良やモデリングツールの修正など、細かな改良が様々なツールに対して施されています。このバージョンで実装された新機能に関しましては、日本語字幕付きのビデオとともに公開いたしておりますので、ぜひチェックしてみてください:

Modo 14.1v1 新機能紹介ページ

また、MODO JAPAN GROUPでは独自に作成する日本語解説ビデオのほうも随時公開してまいります。本日最初にご紹介するModo 14.1v1 新機能解説ビデオはmPathの改良に関するビデオです:

パストレーシングレンダラーmPathの改良点

mPathが実装されたのは、バージョン13.2からでしたが、今回のバージョンで大きく改良が加えられているのがわかるかと思います。GPUを用いたレンダリング速度の劇的な向上に加え、CPUベースでもレイトレーシングライブラリを用いた新たなオプションが追加されており、シーンによっては大いに力を発揮してくれるレンダラーとなっています。

こちらのビデオを製作する際に使用したマシンはELSAVELUGA 5000

株式会社エルザジャパン様にご協力いただき、NVIDIA Quadro RTX 5000を搭載したこのマシンをお貸出しいただいたことで、Modo 14.1v1におけるmPathの効果を十分にお伝え出来たかと思います。ありがとうございました!

GPUレンダリングに期待を寄せられている方は、ぜひこの新機能を試してみてくださいね。

 

リリース:Modo 14.0v2 日本語版ダウンロード配布開始

本日より、Modo 14.0v1のバグフィックスバージョンにあたるModo 14.0v2 日本語版を弊社ダウンロードサイトより配布開始いたしました。こちらのインストーラには、Modo 14.0v1の正式な日本語ドキュメントも含まれておりますので、メンテナンスもしくはサブスクリプションをご契約中の方は、ぜひこちらの最新プログラムをダウンロードの上、ご利用ください:

MODO JAPAN GROUP ダウンロードサイト:
https://www.modo3d.jp/tech/modo_dl/

このバージョンでは、Modo 14.0v1で発生していたいくつかのクラッシュバグが修正されています。詳しい更新履歴および既知の問題点については、下記ページをご覧ください:

Modo 14.0v2 更新履歴
Modo 14.0v2 既知の問題

インストール場所はModo 14.0v1とは異なり、上書きすることはありませんので、バージョン14.0v1をアンインストールせずとも、14.0v2をインストールすることは可能です。ただしバグフィックスバージョンであること、また使用する設定ファイルは同じであることから、基本的にはバージョン14.0v1をアンインストールしたうえで、14.0v2をご利用いただくことをお勧めいたします。

また、06/02より一部環境において発生し、ユーザー様より複数ご報告いただいておりました「Modo起動時にクラッシュする」という問題についてですが、クラウドアセットが一部不具合を起こしているために発生する問題であることを確認いたしました。このため、ローカルに置いてあるクラウドアセット用のフォルダを削除していただくことで、問題を回避することが可能です。詳しい会方法につきましては、下記弊社FAQサイトをご覧ください:

MODO 14.0が起動時にクラッシュする (Windows Only)

なお本問題につきましては、もうすぐパブリックベータ開始予定となっている次期マイナーバージョンModo 14.1にて修正予定となっております。ご迷惑をおかけいたしまして大変申し訳ございませんが、修正まで今しばらくお待ちくださいませ。

 

Modo 14.0v1新機能紹介【MeshFusionサーフェイスストリップのエンボス処理】

バージョンを重ねるごとに、様々な機能を搭載し絶えず進化を遂げているサブディビジョンサーフェイスのリアルタイムブーリアンツールであるMeshFusion機能に、バージョン14.0からは新たに、サーフェイスストリップに対するエンボス処理機能が追加されました:

MeshFusionサーフェイスストリップのエンボス処理

これにより、重なり合うメッシュの交差部分に対して、簡単にエンボス加工を加えることができるようになります。重なり合うメッシュはソリッドだけでなく、カーブに対しても適用できますので、スジボリなどもこれで簡単に行えるようになります。

これまでご紹介してきたようにメジャーバージョン14.0新機能については、他にも様々な新機能が実装されています:

<Modo バージョン14.0の新機能>
アンベベルツールを用いたベベル面の復帰方法
スライドツールにおける面モードのサポート
バージョン14.0におけるインターフェイスやモデリングの変更点
シーン内に注釈やコメントを入れるマークアップ機能の使い方
フォールオフにおけるワールドトランスフォームの使い方
頂点マップ編集メッシュオペレーションによるリプリケータのアニメーション
視認性を高めるX線およびゴーストビューポートモード
マテリアルグループへのスケールを用いたテクスチャスケールの一括修正

興味がある機能がありましたら、ぜひお気軽に体験版でお試しください。

Modo 14.0 体験版

 


Modo 14.0v1新機能紹介【マテリアルグループへのスケールを用いたテクスチャスケールの一括修正】

シェーダツリーでマテリアルを構築していく際、様々なエフェクトに対して複数のテクスチャを設定することはよくあります。そのようなマテリアルが設定されているメッシュの大きさを変えることになった場合、マテリアルに適用されている各テクスチャのスケールも変える必要が出てくるかと思いますが、そんな場合に便利に使えるのが、バージョン14.0から追加されたマテリアルグループのスケールオプションです:

マテリアルグループへのスケールを用いたテクスチャスケールの一括修正

このスケールオプションは、複数適用されているテクスチャのサイズのみならず、バンプやディスプレースメント、サブサーフェイスの距離なども一括で調整可能であり、非常に手軽にサイズ調整が可能になっています。マテリアル設定に欠かせない追加機能となりそうですね。