月別アーカイブ: 2016年6月

スクリプト:「Clear Selected Multiple Weight Maps」

スケルトンでリグを組んでアニメーションさせる時に重要となるのがウェイトです。思い通りに変形させようとするなら、ウェイトペイントでウェイトを調整していくことになりますが、時として思いもよらない場所に微小な値のウェイトがペイントされ、スケルトンによる変形がうまくいかない場合もあります。

そういった場合には不要なウェイトを消去してしまえばOKなんですが、ウェイトの消去処理は複数ウェイトに対しては行えないため、その数があまりに多いと時間と気力を削いでいってしまいますよね。そんなときにはこのスクリプトをご使用ください:

「Clear Selected Multiple Weight Maps」

使い方は超簡単。ウェイトを消去したいポイントを選択してから、消去させたいウェイトを複数選択し、スクリプトを実行するだけ。こういったバッチ処理にはスクリプトを使うのが一番の早道です。

<基本機能・チップスサイト>にはチュートリアルだけでなく、こういった簡単なスクリプトを実際にご使用いただくだけでなく、ユーザー様ご自身でスクリプトを組む際のサンプルとしてお役立て頂けるようご提供いたしておりますので、興味をお持ちの方はぜひご活用ください!

 

プラグイン:「PSOFT CharacterBox」

昨年末のティザー映像公開より大きな話題となっていたピー・ソフトハウス様によるMODOのキャラクタアニメーション用プラグイン「PSOFT CharacterBox」が、いよいよ本日よりリリースされました!

PSOFT CharacterBox
http://www.psoft.co.jp/jp/product/cbox/index.html

これでまた一つ、MODOに大きな進化がもたらされました。これからこのプラグインによって生み出されていくであろう映像が、ホントに楽しみです!

PSOFT CharacterBoxの機能に関しては、ぜひこちらの機能解説ビデオをご覧ください:

PSOFT CharacterBox 再生リスト
https://www.youtube.com/playlist?list=PLGtptx70p3_xXzGvezmAWFjP-qoTKVEhH

体験版もご用意されているようなので、ぜひ試してみてください!

また7月7日(木)に行われるセミナーイベント<The Foundry MODO 10.1 Launch Sessions in TOKYO>では、ピー・ソフトハウス様にもご登壇いただき、このプラグイン「PSOFT CharacterBox」に関して解説していただくほか、ハンズオンコーナーで直接プラグインをご覧いただくこともできます。実際のプラグインを前に直接お話を伺える大変貴重なチャンスです!ご興味のある方は、ぜひ会場まで足をお運びください。

<The Foundry MODO 10.1 Launch Sessions in TOKYO>
http://modogroup.jp/events/5830.html

本セミナーイベントは事前申込制となっております。お申し込みはお早めに!

<The Foundry MODO 10.1 Launch Sessions in TOKYO お申し込みページ>
http://modogroup.jp/regist/event_launch_101

 

MODO 10.1新機能:テキストやカーブに対して四角形で面を貼るには

10.1ではB-スプラインのカーブタイプも新たにサポートされましたが、他にもカーブ関係に関する機能が大幅に強化されています。今回ご紹介するMODO 10.1新機能では、テキストやカーブに対して、四角ポリゴンでの面貼り/四角ポリゴンでの分割を自動的に行ってくれる機能です:

テキストやカーブに対して四角形で面を貼るには

この機能が実装されたことにより、MeshFusionで活用するための四角ポリゴンが簡単に生成できるようになり、手順が格段に少なくなりました。この機能、非常に有効な機能ですので、ぜひ実際に使ってみてください!

 

MODO 10.1新機能:B-スプラインのサポート

MODO 10.1ではカーブに関する機能がいろいろと実装・強化されています。B-スプラインのカーブタイプをサポートしたこともその一つ。

B-スプラインのサポート

MODOには他にも標準のカーブタイプやベジエなどもサポートしており、2Dソフトや合成ソフトなどを使い慣れている方からはそれらのカーブタイプが使いやすいと評判ですが、他の3DCGソフトでB-スプラインに慣れている方にとっては、この新たに実装されたB-スプラインカーブが直観的に使えるかもしれませんね。カーブタイプの選択肢が一つ増えたことで、より使いやすさが増しています。

 

MODO 10.1新機能:プロシージャルモデリングとダイレクトモデリングのハイブリッド

プロシージャルモデリングの基礎」「プロシージャルモデリングの選択方法」といったMODO 10.1から搭載されたプロシージャルモデリングに関するチュートリアルの第3弾として、今回はプロシージャルと従来のモデリング方法であるダイレクトモデリングをハイブリッドで使用する方法について解説していきます:

プロシージャルモデリングとダイレクトモデリングのハイブリッド

プロシージャルモデリングとダイレクトモデリング、双方のメリットを生かしたモデリングのワークフローが確立できると良いですね。

 

イベント:「関西AECGオフ2016」

7月17日(日)に開催されるAfter Effectsユーザー様向けのイベント「関西AECGオフ2016」で、今回初めてMODOをご紹介いただきます!

関西AECGオフ2016

MODOのセッションにおいてご登壇いただけるのは、MODO ★ Beginners著者でもある柳村 徳彦氏。MODOのパーティクル機能について講演していただける予定です。パーティクル機能についての講演はなかなか珍しいかと思いますので、After Effects+MODOにご興味がある方はぜひ参加してみてください!

また、本イベントにはMODO JAPAN グループスタッフも参加いたします。会場で見かけたら、ぜひお声掛けくださいね!

 

制作事例:MODOを活用したVR制作

昨今、大きな話題となっているVRですが、MODOでもVRコンテンツを作れることをご存知でしょうか?MODO 902からカメラのプロパティに搭載されたVR用プロジェクションタイプにより、MODOでもVR用の映像をレンダリングできるようになっています。

camera_vrThe Foundry社フォーラムにおいて、MODOを用いたVR映像の制作方法についてのスレッドがありましたので、ご紹介いたします:

http://community.thefoundry.co.uk/discussion/topic.aspx?f=32&t=120359

このスレッドで紹介されているVR動画はこちら:

VRで動画を見れると、細部が良く確認できますし、始点を変えて何度でも見ることができて、とっても面白いものですよね。ぜひこのプロジェクションタイプを利用して、VR映像制作にチャレンジしてみてください!

 

MODO 10.1新機能:プロシージャルモデリングにおける選択方法

先週17日(金)にリリースされた、新たにプロシージャルモデリングが搭載されたMODO 10.1日本語版、多くの方にビデオ「プロシージャルモデリングの基本」をご覧いただき、ありがとうございます!本日はプロシージャルモデリング基礎編の第2弾として、その選択方法=操作に対する影響範囲の指定方法について解説したビデオを公開します。

プロシージャルモデリングにおける選択方法」 

プロシージャルモデリングにおいては、「ツールパイプ」と「セレクション」は欠かせないものとなってきますので、ぜひこちらで「セレクション」に関する知識を深めるようにしてください!

 

MODO 10.1 日本語版リリース開始

MODO開発元であるThe Foundry社より2016年6月15日(英時間)にMODO 10.1がリリースされたことを受け、国内では6月17日(金)よりMODO 10.1日本語版のリリースを開始いたしました!

MODO 10 シリーズでは3回のフィーチャーセットリリースが予定されていますが、今回、第2弾となるMODO 10.1では待望の非破壊型モデリング手法であるプロシージャルモデリング機能が新たに搭載されています。このプロシージャルモデリング機能により、モデリング工程を自由に行き来しながら制作を行えるようになるだけでなく、モデリングの工程でアニメーションも取り入れられるようになっています。

MODO 10 シリーズ詳細ページ:http://modogroup.jp/modo/modo10s

MODO 10 シリーズをお持ちの方であれば、どなたでもMODO 10.1を無償でお使いいただけますので、MODO JAPAN グループ ダウンロードサイトよりプログラムをダウンロードの上、お試しください。

MODO JAPAN グループ ダウンロードサイト:http://www.modo3d.jp/tech/modo_dl/

MODO 10.1の新機能については、チュートリアルサイトにおいて随時更新していく予定ですのでお楽しみに!本日は一番基礎的なところということでプロシージャルモデリングの基本について解説しています:

プロシージャルモデリングの基本

さらに、まだMODO 10 シリーズをお持ちでない方のために、MODO 10.1体験版をご用意いたしております。ぜひこの機会にMODO 10.1をじっくりお試しください。

MODO 10.1 体験版:http://modogroup.jp/trymodo

このMODO 10.17月7日(木)に開催いたしますMODOのセミナーイベント<The Foundry MODO 10.1 Launch Sessions in TOKYO>でも詳しくご紹介いたします。ハンズオンコーナーもありますので、その場でご質問いただくことも可能です。ぜひ会場まで足をお運びくださいませ!

The Foundry MODO 10.1 Launch Sessions in TOKYO

 

制作事例:「Brushless DC starter-generator」(ブラシレスDC始動発電機)

The Foundry社ギャラリーに発表されていたアニメーションの制作事例をご紹介します:

http://community.thefoundry.co.uk/discussion/topic.aspx?f=8&t=123218

上記作品は全てMODOとNUKE、After Effectsで制作したとのこと。内部のつくりを表現するために、レンダーブーリアン機能で内側がレンダリングされるように設定し、後処理がやりやすいようにレンダーパス機能も利用したそうです。スムーズにアニメーションされていて、視覚的に情報が入りやすいですよね。

こういった製品の仕組みを紹介・解説するためのアニメーションは、今後も必要とされるケースも増えてくることかと思いますので、上記機能をぜひうまく組み合わせて活用してみてください:

「レンダリング時にブーリアン処理をかけるには」

 「レンダリング時にブーリアン処理をかけるには」