月別アーカイブ: 2016年11月

制作事例:Ingenuity Studios 『POWER/RANGERS』 制作の舞台裏

The Foundry社よりMODOのユーザー事例インタビュー映像(日本語字幕付き)が届きましたので、ご紹介いたします:

Ingenuity Studios 『POWER/RANGERS』 制作の舞台裏

MODOを使用したのは1/3ということでしたが、MeshFusionをがっつり使い込んでモデリングしたようです。

MeshFusionは当初プラグインとして登場しましたが、MODO 901からは標準機能として搭載され、MODOの他の機能を合わせて進化を遂げてきました。MeshFusionが現れてからというもの、MODOのモデリングもがらっと変わってきましたよね。

MODO 10.2でさらに進化したMeshFusion、ぜひお試しください!

Mesh Fusion 日本語解説ビデオ

 

制作事例:CM「イチゴミルク」

MODOの制作事例として公開されている、日本の飲料メーカーによるテレビコマーシャルのメイキングをご紹介いたします:

http://community.thefoundry.co.uk/discussion/topic.aspx?f=8&t=127579

モデリング、テクスチャ設定、アニメーション、レンダリング、全てMODOで行われており、ミルクが注がれている様子などは、Splashキットを使って表現したとのこと。Splashキットは様々な水滴やミルククラウンの形状、水しぶきなどのメッシュを様々なパターンで簡単に作成することができますので、今回のケースにも最適だったようです:

Splash キット:http://modogroup.jp/modo/kits/splash_kit

ちょっとした水の表現など、Splashキットがあればぱぱっと簡単に実現することが可能です。ぜひ上記製品ページなどで、様々なSplashキットによる作例をご覧ください:

 

2016年内MODOトレーニングスケジュール決定!

日々寒くなり、2016年も終わりに近づいてまいりましたが、残りひと月半におけるMODOのトレーニング情報が確定いたしましたので、お知らせいたします:

2016年12月14日(水) 無料 MODO 無料体験プログラム
~お仕事帰り2時間コース~
MODO JAPAN グループ
東京 市ヶ谷
2016年12月07日(水) 無料 MODO 無料体験プログラム
~お仕事帰り2時間コース~
MODO JAPAN グループ
東京 市ヶ谷
2016年12月6日(火) 無料 MODO 無料体験コース
デザインビジュアライズ編
株式会社Too
トレーニングルーム
東京 虎ノ門
2016年12月1日(木)
~ 2016年12月2日(金)
有料 MODO 初期導入トレーニング
2日間コース
株式会社Too
トレーニングルーム
東京 虎ノ門
2016年11月30日(水) 無料 MODO 無料体験プログラム
~お仕事帰り2時間コース~
MODO JAPAN グループ
東京 市ヶ谷

年内に開催されるトレーニングはこれで全て!MODOは手元にあるけれど、どうやって使っていいのかきっかけがつかめないという方、まずは触ってみたいという方は、ぜひ無料体験プログラムもしくは無料体験コースを、そして企業で導入される方など確実にMODOを触れるようになりたいというかたはMODO初期導入トレーニング2日間コースをどうぞ!

 

チュートリアルサイト:「pixelfondue」

MODOは2012年にThe Foundry社と経営統合するまで、Luxology社が開発してきたソフトウェアですが、そのLuxology社創始者であり代表だったBrad Peebler氏がThe Foundry社を退職し、新たに立ち上げたサイト「pixelfondue」をご紹介します:

http://www.pixelfondue.com/

このサイトでは、MODOを長年使い続けてきたプロフェッショナルなクリエイターたちが集い、様々なチップスなどをチュートリアルビデオやアセットの形で提供しています。MODO JAPAN GROUPではpixelfondueで提供されているチュートリアルビデオ・アセットなどを元に、今後様々なチップスをご紹介していく予定でいます。

まずはその手始めとして、William Vaughan氏がかつてLightWave用として公開していたリバースフットリグの組み方のチップスビデオを、MODOに置き換えて公開いたしました:

リバースフットリグの組み方

そんなに難しくない仕組みで、簡単に足の表情をつけられるようになりますよね。覚えておくと便利なチップスです。次はどのチュートリアルを日本語で紹介しようか悩み中ですが、今後もぜひお楽しみに!

 

作例:「Footwear」

The Foundry社より公開されているMODOを用いた靴のモデルの作例をご紹介します:

デザイン画を下絵として大きな輪郭を作ったら、取り除きたい部分の形状を作ってMeshFusionでカット。さらに内側をくり抜いて、あっという間にシューズの出来上がりです。これぐらいの手軽さであれば、デザインしたシューズの検討など、デザインにかける時間とそこからのフィードバック、それをさらに取り入れる時間など、フロー全体にかかる時間を大幅に縮小することができます。

ビデオのとおり、MeshFusionはデザインにおいて非常に有効な機能ですので、ぜひ使いこなしてみてください。最新版MODO 10.2でのMeshFusionの使い方については、以下の解説ビデオをご覧ください:

10.2で改良されたMeshFusionの使い方

 

ベンチマーク:BOXXマシン「render Pro 28Core E5-2695」

以前、本ブログでもご紹介したことのあるハイスペックなBOXXマシン、現在は様々な展示会会場などでも見かけるようになりましたが、MODOユーザーである株式会社一寸房様よりBOXXマシンを使用したベンチマーク結果を頂戴いたしましたので、公開いたします:

使用マシン:render PRO 28Core Xeon E5-2695v3
MODOバージョン:MODO 10.1v2

シーン1:内観

outdoor

Core i-7 6700K 4.00Ghz 8分50秒
render Pro 28Core Xeon E5-2695 V3 2.3Ghz 3分18秒
Core i-7 6700K+render Proでネットワークレンダリング(ホスト:render Pro) 2分48秒
Core i-7 6700K+render Proでネットワークレンダリング(ホスト:Core i-7 6700K) 6分17秒
Core i-7 6700K 4.00Ghz 2台でネットワークレンダリング 6分54秒

シーン2:屋外interior

Core i-7 6700K 4.00Ghz 100秒
render Pro 28Core Xeon E5-2695 V3 2.3Ghz 62秒
Core i-7 6700K+render Proでネットワークレンダリング(ホスト:Core i-7 6700K) 47秒
Core i-7 6700K 4.00Ghz 2台でネットワークレンダリング 58秒

提供:株式会社一寸房

ベンチマーク結果から見てもわかる通り、やはりコア数の多いrender Proが圧倒的な性能を見せていますね。BOXXマシンは評価用に貸し出しを行っているほか、本日最終日ではありますが、映像機器展Inter BEE 2016にも出展されているようですので、興味のある方は足を運んで実際に確認してみられてはいかがでしょうか?

今回のベンチマーク結果をご提供いただきました株式会社一寸房様、ありがとうございました!

 

制作事例:「Evil Octopus」

MODOとZBrushを活用した作品と、そのメイキング映像が公開されていましたので、ご紹介いたします:

作者はCGIアーティストのRafael Vallaperde氏

Evil Octopus

モデリングはほぼMODOで行い、ZBrushと行き来しながらオクトパスモデルのディテールを詰め、最終的にMODOでレンダリングを行い完成です。ZBrushを活用したオクトパスのディテール制作も見事ですが、外側のケージのモデルをMODOでぱぱっと作っていく制作段階も、手順が的確で、制作時間が短く、非常に参考となるメイキング映像となっています。

Rafael Vallaperde氏のサイトには、他にもいくつも見ごたえのある作品が掲載されていますので、ぜひそちらもご覧ください。

 

【MODO 10.2新機能紹介】プロシージャルモデリングのアセット化

MODO 10.2ではプロシージャルモデリングで多くのコマンドがサポートされるようになっただけでなく、複数のメッシュオペレーションを一つにまとめ、新たなメッシュオペレーションを生み出すことができるようになっています:

プロシージャルモデリングのアセット化

この機能により、特定の動作をひとつにまとめてしまうことができれば、複数の環境で共通した動作を簡単に行えるようになりますよね。アセンブリアセット化していますので、他の環境に移すのもとても簡単で、使用者は仕組みを意識することもありません。

複数ノードのアセンブリ化については、以下のビデオで詳細を解説していますので、そちらをご覧ください:

アセンブリの作成法・活用法

またスケマティックは難しそうで手を出せないと感じられる方もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。スケマティックを使えるようになれば、表現できる幅も格段に広がっていきます。スケマティックを基礎から解説しているビデオも公開していますので、まずは一度、そちらからはじめてみるのもいいかもしれませんね:

スケマティックの基礎

 

制作事例:ソーシャルゲーム「CaddySHAQ」

The Foundry社より活用事例として、海外で開発されたソーシャルゲーム「Caddy SHAQ」のインタビュー映像が公開されていましたのでご紹介いたします。日本語字幕付きですので、どなたでもご覧いただけます:

このゲームは元プロバスケ選手シャキール・オニール氏をモデルに作られているゲームであり、その制作にMODOとMARIが使われているようです。スピードが重視される現場であるほど、MODOの速さが重宝され、有効に活かされるですね。

 

【MODO 10.2新機能紹介】リトポスケッチを使用したMeshFusionメッシュへの掘り込み処理

メッシュの上に直接カーブツールで描画し、そのまま掘り込みができれば楽なのに、と思ったことありませんか?本日ご紹介するMODO 10.2 新機能では、リトポスケッチツールを使用してMeshFusionメッシュに対して掘り込みを行うための方法をご紹介いたします:

リトポスケッチを使用したMeshFusionメッシュへの掘り込み処理

もちろんプロシージャル機能とも組み合わせているため、いったん掘り込みを行った後でもその形状を修正することが可能です。新しいリトポスケッチツールに、改良されたMeshFusion機能やプロシージャルモデリング機能と合わせることで、やりたい表現を実現できる可能性がさらに広がります。