月別アーカイブ: 2016年5月

キット:「Bools Kit」

ブーリアン演算を行うためのキット「Bools Kit」を既にご存知の方も多くいらっしゃるかと思います。この「Bools Kit」、何が優れているってそのわかりやすさ、手軽さ、使い勝手の良さが抜群で、モデリングの効率を非常にあげてくれるツールとなっています。

bools_kit

ブーリアン処理と言えば、MODOには標準でMeshFusion機能も実装されていますが、MeshFusionの場合にはサブディビジョンサーフェイスが対象となっており、Fusion Itemという固有のアイテムで操作をすることになります。この「Bools Kit」は通常のモデリング作業でブーリアン処理を行う際に便利に使えるキットとなっていますので、ぜひ活用してみてください!

ダウンロードはこちらから↓

http://community.thefoundry.co.uk/discussion/post.aspx?f=37&t=67482&p=1022118

【追記】何人かの方からインストールや起動方法に関するご質問を頂きましたので、ご不明な方はこちらをご覧ください↓

Bools Kit」のインストール方法は以下のとおりです:

[1] MODOを起動する
[2] システムメニュー > コンテントフォルダを開くを選択
[3] 開いたフォルダの下にあるKitsフォルダの中にBoolsフォルダごとコピー
[4] MODOを再起動

これで「Bools Kit」をご使用いただけるようになりますが、「Bools Kit」はインターフェイスに配置されるわけではありませんので、適当なキーに割り付けてお使いいただくことになるかと思います。

その場合には、下記の手順に従って、ショートカットキーを割り当ててください:

[6] システムメニュー > フォーム編集を開く
[7] グループBoolsBoolsを選択
[8] 右クリックでキーに割り付けメニューを選択
[9] 適当なキー(例:Ctrl+[9])を割り付け

これでショートカットキーにより「Bools Kit」を呼び出せるようになります。

チップス:モデリングに必須の5つのショートカットキー

YoutubeやVimeoなどの動画投稿サイトには様々なMODOのチップスやチュートリアルを紹介する動画がアップされていますが、今回ご紹介するのもそんな動画の一つです。

この動画では、MODOのモデリングで重要となる下記5つのショートカットキーをご紹介しています。

B:べベルツール

ポイント・エッジ・ポリゴンモードそれぞれのモードでBキーを押すことで、ポイントべベル・エッジべベル・ポリゴンべベルが起動する、最も頻繁に使われるツールの一つです。

C:エッジスライス

エッジ上をクリックしていくだけで、ジオメトリをスライスして分割していくことができるツールです。

Alt+C:ループスライス

こちらもスライスするツールですが、エッジを選択するとそのエッジのループに対してスライスを行います。モデリングする際には、こちらもよく使うツールとなります。

Shift+C:スライス

ビューポートへのクリック&ドラッグで定義する平面を使って、ジオメトリを分割するスライスツールです。

T:エレメント移動

マウスでなぞってハイライトになったエレメントをそのまま移動させるツールです。右クリックでフォールオフを調整することが可能です。

確かに、トランスフォームのショートカットWERの他、上記5つのショートカットを覚えていれば、かなりモデリング作業の効率も上がることが予想されます。まだ覚えてなかったなー、という方はぜひ使ってみてください!

 

プラグイン:「Syflex for MODO」

MODO 10からはダイナミクスのソフトボディ機能に対して大きく改善がくわえられていますが、クロスシミュレータとして他の3DCGアプリにも長く対応しているSyflexが、サードパーティ製のプラグインとしてMODOの対応バージョンを発売開始しました:

Syflex for MODO:http://www.syflex.biz/modo.html

syflex同梱のドキュメントに付属しているチュートリアルに沿って早速触ってみましたが、設定も簡単でありながら、スケマティックでも操作も可能になっているので面白い効果も作り出せそうです。チュートリアルは英語ではありますが、図解もありますし、それほど難しく感じることもありません。

Syflex for MODOの価格は$200ですが、既にSyflex for LightWaveをお持ちの方には$150で提供されるようです。Syflex for MODOのウェブサイトにはサンプルとなる動画もアップされていますので、チェックしてみてください!

 

キャンペーン:「初夏のビジュアライゼーション応援フェア」6月6日まで実施中!

少しずつ初夏を感じる季節になってきましたね。この季節、MODO JAPAN GROUPではビジュアライゼーション用途にMODOをご使用いただいている方を特に対象とし、キャンペーン「初夏のビジュアライゼーション応援フェア」を弊社オンラインショップにて実施しております!

MODO JAPAN GROUP オンラインショップ:https://www.modo3d.jp/modo_store/

このキャンペーンではビジュアライゼーション制作工程に役立つ下記4製品を、通常価格の約20%オフ(一部15%オフ)でご提供いたしております。MODO本体およびCADツールの体験版をご用意いたしておりますので、ご興味をお持ちの方はお手持ちのデータでそのワークフローをぜひ実際にお試しください!

<初夏のビジュアライゼーション応援フェア>
期間:2016年5月13日(金)~2016年6月6日(月)
対象製品:
「Power Translators for MODO (日本語簡易マニュアル付き)」
URL:http://modogroup.jp/modo/cad/power-translators
体験版:http://modogroup.jp/modo/cad/modo-cad-trial
日本語解説ビデオ:http://modogroup.jp/tipsblog/kit/cadloader/
※解説ビデオで使用されているのは、「Power Translators for MODO」の前身と
なるプラグインソフト「CAD Loader」ですが、使用方法に相違はございません。

「Power SubD-NURBS for modo (日本語簡易マニュアル付き)」
URL:http://modogroup.jp/modo/cad/power_subd_nurbs
体験版:http://modogroup.jp/modo/cad/modo-cad-trial
日本語解説ビデオ:http://modogroup.jp/tipsblog/kit/power-subd-nurbs/

「modo kit for SolidWorks 英語版」
URL:http://modogroup.jp/modo/kits/modo_for_solidworks_kit

「建築ビジュアライゼーションコンプリートセット」
URL:http://modogroup.jp/modo/kits/archviz

 

無償プリセット:「GameTextures.com free preset pack」

The Foundry社サイトにおいて、UnrealUnityといったゲームエンジン用にタイリング処理が施されたシームレスなPBRテクスチャを収録したプリセットパックが無償で公開されています。この無償パックには、20種類ものテクスチャパックが用意されており、マテリアルへとドラッグアンドドロップするだけで、Unreal/Unity用のマテリアルをセットアップすることができます。

GameTextures.com free preset pack

試しに、プリセットパックをダウンロードし、MODOへインストールして用意されているプリセットのメッシュへと貼り付けてみました:

game-preset-pack01ただ単にプリセットからドラッグアンドドロップして、マテリアルを適用しただけです。これをFBXで出力し、Unrealの中へと読み込んでみると:

game-preset-pack02MODO内のプレビューと同じようにUnrealでも再現していることがわかります。MODO → Unreal/Unityへの出力を確認するためだけでも、十分にテストサンプルとしてお使いいただけますので、ぜひこの無償のプリセットキットでその再現性の高さをテストしてみてください!

MODOからUnityMODOからUnrealへの出力の流れに関しては、こちらの解説ビデオをご覧ください:

MODOからUnityへの出力

MODOからUnreal Engineへの出力