MODO 機能紹介・チップスサイト このサイトでは、MODOの基本機能やチップスをご紹介していきます。

アンベベルツールを用いたベベル面の復帰方法

https://www.youtube.com/watch?v=B8sA1EhdADM

Modoバージョン14.0からは、エッジベベルが施されている面に対して、ベベルをかける前の状態へとジオメトリを復帰させるためのアンベベルツールが実装されています。今回はこのアンベベルツールの使用方法について解説します。

まずはサンプルとなる立方体を作ったらエッジを一本選択し、エッジベベルツールで丸みをつけてみます。ジオメトリはこのように変更されましたが、これをアンベベルツールを使って、元の状態へと戻してみます。まずは丸みをつけられたベベルのヘリの部分にあたる連続したエッジを選択します。これがベベルをもとに戻したい範囲となります。

エッジを選択した状態で、Modoレイアウトの場合にはモデルパレットのエッジサブタブの一番下にあるアンベベルツールのボタンをクリックします。もしくは選択しているエッジ上で右クリックし、モデリング操作からアンベベルを選択します。この起動方法だと、ビューポート上から呼び出すことになりますので、どのレイアウトであっても起動が可能になり便利に使えます。

アンベベルには三つのモードが用意されています。収束モードの場合には簡単にベベルをかける前の状態へと戻すことができます。平坦モードの場合には、丸みを帯びたベベルの面を平たんに修正します。ベベルをかける際の丸めレベルの値を0に指定した時と同じ状態となります。矩形モードにすると、ベベルをかけるときに丸みをつけることなく、とめつぎオフセットの値を設定した時と同じ状態となります。

このようにベベルを復帰させるアンベベルのツールが実装されたことにより、ダイレクトモデリングでもさらにジオメトリの修正が柔軟に行えるようになりました。

2020年3月24日