投稿者「modo」のアーカイブ

コミュニティメンバーインタビュー

Luxology.comに、コミュニティメンバーの新しいインタビュー記事が2つ掲載されていますので、紹介いたします。
IGLOO

最初の記事は、カナダトロントにあるIGLOOというプロダクションで、Gustavo Fernandesさんにインタビューした記事です。IGLOOでは、modoを制作のパイプラインのモデリングとレンダリングの行程で使用しています。リギングやアニメーションはMayaで行いアニメーションの結果をMDDファイルに出力し、modoでレンダリングを行っています。画像の合成はAfterEffectもしくはNukeをプロジェクトの内容に応じて選択して使用いるそうです。modoは401から使用し、現在はmodo 501にアップデートしています。
modoを使用した最初の大きなプロジェクトは、Alice in Chainsウェブサイトのインタラクティブビデオで胎児の皮膚の表現にmodoのサブサーフェイススキャッタリングが使われています。
 

Alice in Chains – Acid Bubble from IGLOO VFX on Vimeo.

ToyotaのCMでは、カメラトラッキングをMatchMoverで行い、modoに出力しています。マテリアル、ライティング、HDRIマップの設定をmodoで行い、各車に対して約12レイヤーをレンダリングしています。

制作には合計100のCPUコアを持つ10台のMacワークステーションで行っています。各マシンには12GBのメモリーを搭載しています。パイプラインはショットをブレイクダウンするためにFinalCutProを使用するところから始まります。アニメーションはMayaで行いますので、レンダリングでmodoに戻すためにMDDに頂点アニメーションを出力しています。modo 501は、制作のパイプラインに統合されており、長いシーケンスのレンダリングでも安心してレンダリングが行われています。
Adam Ohern

Adam Ohernさんは、カリフォルニアのサンタモニカを拠点に活躍する工業デザインコンサルタントです。Adam Ohernさんの仕事は、ラップトップから電動工具、オーディオ機器からバスルームの設備など幅広く手がけられています。Adam Ohernさんは、modoとSolidWorksをコンセプトデザインから実際の制作まで使用しており、ロサンジェルスにあるOTISとStudioArtsのデジタルデザインのクラスも持っています。また、Luxologyから発売されているSunglassesBackpackのチュートリアルビデオは、Adam Ohernさんによって制作されたものです。また、cadjunkie.comで、オリジナルのビデオチュートリアルを公開しています。

SolidWorksに新しく搭載されたtsElementsについて解説してくれています。工業デザインでは、製品を製造するための精密な寸法が必要なためNURBSのような曲面表現方法が必要になるため、SolidWorksのようなCADシステムを使用します。SolidWorksは、非常にパワフルなツールで私のスタジオでも主要モデリングツールとして使用しています。しかし、有機的な形状を制作する場合はmodoを使った方が簡単にモデリングができます。全体的な形状を簡単にモデリングする場合はmodoを、精密な機械形状を作る場合はSolidWorksを使っています。tsElementsを使用することによってmodoで素早くサブディビジョンサーフェイスでモデリングした車のボディをSolidWorksに持ってくることができるようになりました。最終的な形状は、G2レベルで曲率が連続されていますので、製造工程にモデルデータを送ることが可能です。
cadjunkieのブログにtsElementsを使用した基本的な手順が解説されています。

tsElements from Adam OHern on Vimeo.

Adam Ohernさんは、工業デザインの上流モデリングでmodoを使用して制作したサブディビジョンサーフェイスをtsElementsでSolidWorksに出力するワークフローを薦めています。サブディビジョンサーフェイスは、N-Gonを作らずに四角形だけでモデリングするとピンチができずにきれいにSolidWorksにデータを出力できるそうです。

Luxology インターネットアバターコンテスト

Luxology社が企画したインターネットアバターコンテストが終了し、優勝者が決定されたようです。このコンテストはFacebookなどで使用するアバター画像をmodoで制作するコンテストで優勝者にはワコムのタブレットとmodoの次期メジャーバージョンのフリーアップグレードとベータバージョンへのアクセス権が送られるそうです。また、優勝作品は3Dプリンタで立体モデルにプリントされます。作品は、LuxologyフォーラムのWIPで制作過程から作品がアップされ、優勝者はIke Allredさんの作品が選ばれました。今週のmodocastでこのコンテストに関する話題です。

Ike Allredさんの作品

Warner McGeeさんの作品

DogEaredさんの作品

Chris Puzzle Provineさんの作品

MaCoRigさんの作品

Greg Brownさんの作品

もっと、海外へ!

JR新宿駅の構内の通路に日本旅行業協会の海外旅行のポスターが貼られています。このポスターに使われているかわいいキャラクターは、イラストレータの吉井宏さんによって制作されたものです。キャラクターの制作にはmodoが使用されています。吉井宏さんについては、以前にマーズのユーザープロファイルで紹介させていただきました。このポスターは全国の主要な駅に貼られているそうです。

 

近未来の車

Luxology.comのプレスリリースで、オーストラリアの工業デザイン会社であるDesign+Industryが、3つのホイールで駆動する近未来的な新しい車(”Trike”)のデザインにmodo 501が活躍したことを報告しています。

Design+Industryでは、当初他のビジュアライゼーションソフトウェアを使っていましたが、クライアントからのリクエストに応えるためmodoのモデリング、レンダリング機能に着目したそうです。現在は、レンダリングに関してはmodoだけで行っているとコメントされています。2009年からmodoを導入し、SolidWorksとLuxologyのPADSES1キットを使うことによって、”Trike”のデザイナーはスタジオの中にいながら環境やマテリアルを変えながら素早くデザイン変更をレビューすることが可能になったとコメントしています。クライアントにデザインのプロトタイプを環境やマテリアルをその場で見せながら変更できるのはデザイン決定の時間を大幅に短縮することが可能になります。それにしても、本当に斬新なデザインですね。

 

 

 

 

 

modo 501 サービスパック3

Luxology社よりmodo 501 SP3 (サービスパック3)がリリースされました。Luxology.comに製品登録をされているユーザーの方は、Registered Productsのページから英語版をダウンロードすることが可能です。modo 501 SP3 DetailsのページにSP3の変更一覧が公開されています。下記は変更一覧の日本語訳です。

  • 改善事項:COLLADA入力がエンベロープカーブのウェイトをサポートするように改善されました。
  • バグ修正:エッジのエレメントアクションアクシスの方向が間違った方向になる幾つかのケースを修正しました。
  • バグ修正:ポップアップの編集フィールドをクリックしたときにクラッシュする潜在的なバグを修正しました。
  • バグ修正:ジオメトリコンストレインのスクリーンモードのバグが修正されました。
  • バグ修正:MDDがリプリケータのポイントソースに使用されたときの潜在的なバグが修正されました。
  • バグ修正:ペンツールのウォールモードで動作が正しくないケースを修正しました。
  • バグ修正:”Item Transform”マクロを元に戻し、Ctrl-Yキーに割り付けました。
  • 改善項目:Telnetを使用時のクエリ失敗時のダイアログ管理を改善し、Telenetが自動操作でより便利に使用できるようにしました。
  • バグ修正:デフォーメーションかつディプレースされた形状のフリーズのバグを修正しました。バグ修正:viewport.tagコマンドの”remove”引数のバグを修正しました。
  • バグ修正:アイテムエフェクタの階層モードのバグを修正しました。
  • バグ修正:スムースシフトの厚みモードの動作を修正しました。
  • バグ修正:プレビューナビゲーションのバグを修正しました。
  • バグ修正:カラーがカラーピッカーを使用せずに変更されたときにピッカーが正しく更新されてないバグを修正しました。
  • バグ修正:カラーピッカーのスワッピングカラーが正しく更新されない問題を修正しました。
  • バグ修正:UVオフセットの問題を修正しました。
  • バグ修正:ソリッドスケッチのスケルトンを分割したときの正しくない動作を修正しました。
  • バグ修正:PNG入力が16ビットのグレースケールを正しく取り扱っていない問題を修正しました。
  • バグ修正:クローンエフェクタの潜在的なクラッシュを修正しました。
  • バグ修正:ラディアルスイープとラディアルアレイに自動アクションセンターを追加しました。
  • バグ修正:ベジェカーブとベジェジェネレータのバグを修正しました。
  • バグ修正:レイヤーマスクがグループの先頭にある場合、シェーダが上書きされてしまう問題を修正しました。
  • バグ修正:COLLADAがEskoから出力されたシーンファイルを読み込まない問題を修正しました。
  • バグ修正:UV空間上でエアーブラシフォールオフを使用したときの潜在的なクラッシュを修正しました。
  • バグ修正:シェーダマスクのバグを修正しました。
  • 改善項目:RayGLがOpenGLのUP軸に一致するように変更されました。
  • 改善項目:UVビューでのペイントが改善されました。
  • バグ修正:グループマスクを使用したシェーダのシェーダスライスの問題を修正しました。
  • バグ修正:ポリゴンモードでのエレメントフォールオフツールの問題を修正しました。
  • バグ修正:マウスカーソルをクローズ中のファイルに重ねたときの潜在的なクラッシュを修正しました。
  • バグ修正:レプリカアイテムにオクルージョンテクスチャを使ったときの問題を修正しました。
  • バグ修正:3Dビューポート上にデーフォームメッシュを表示するときの問題を修正しました。
  • バグ修正:ブリッジツールの潜在的なクラッシュバグを修正しました。
  • バグ修正:ある条件でペイントツールがストロークごとに新規画像を作成してしまう問題を修正しました。
  • 改善事項:スレッドコンテキスト上でのレンダリング出力テストができるように変更しました。
  • バグ修正:グループベベルをフォールオフと一緒に使ったときの潜在的なクラッシュを修正しました。
  • バグ修正:シーン切り替え中にクローンエフェクタツールがポップアップアイテムを更新しようとしてクラッシュするバグを修正しました。
  • バグ修正:アイテムモードにおける選択セットコマンドの潜在的なクラッシュを修正しました。
  • バグ修正:カスタム作業平面上でのベンドハンドルの初期位置を修正しました。
  • バグ修正:アダプティブサブディビジョンの潜在的なクラッシュを修正しました。
  • バグ修正:ループスライスのバグを修正しました。
  • バグ修正:Cocoa版でのドラッグアンドドロップの潜在的なクラッシュを修正しました。
  • バグ修正:テキストポリゴンの潜在的なクラッシュを修正しました。
  • 改善事項:Rhino入力が501に対応しました。
  • バグ修正:エッジ削除の動作が修正されました。
  • バグ修正:グループロケータのアニメーションが変更されたときにプレビューが正しく更新されない問題が修正されました。
  • バグ修正:画像インクツールの潜在的なクラッシュを修正しました。
  • バグ修正:マルチレゾリューションメッシュにブリッジツールを使用したときの潜在的なクラッシュを修正しました。
  • バグ修正:特定のレンダリングでのバンプのバグを修正しました。
  • バグ修正:フォルダ名称に関する潜在的なクラッシュを修正しました。
  • バグ修正:画像保存時の潜在的なクラッシュを修正しました。
  • バグ修正:メッシュ分割に関する潜在的なクラッシュを修正しました。
  • バグ修正:インライン編集フィールドがフォーカスされていない状態でALTキーがシステムメニューにトリガーされるウィンドウのバグを修正しました。
  • バグ修正:その他、安定性の向上、クラッシュの回避に関する様々な修正が行われました。

 

Typecast!

Brad Peeblerがイベントなどで多忙なため、先週からLuxologyのDavid TracyがFriday Updateで最新情報を更新してくれています。写真がDavidです。

フランスのmodoコミュニティ

Luxologyのユーザーは世界中にたくさんいますが、特にヨーロッパにはたくさんのmodoコミュニティがあります。フランスで新しくmodo.logy.frというフォーラムがオープンしました。このコミュニティサイトにはたくさんのmodoに関するリソースが公開されています。リソースのアクセスにはアカウントの作成が必要です。

Bentleyユーザーカンファレンス

5月23日から26日まで、フィラデルフィアでBentley社のユーザーカンファレンスが開催されます。Luxology社は、BentleyのCADシステムにレンダリングエンジンをOEMで提供しており、このカンファレンスに参加いたします。

Be Together The Bentley User Conference  May 23 – 26, 2011Pennsylvania Convention Center Philadelphia

インターネットアバターコンテスト

以前の投稿でも紹介いたしましたLuxology主催のインターネットアバターコンテストに、投稿が始まっているようです。優勝者にはワコムのIntuos4とmodoの次期メジャーバージョンのフリーアップグレードとベータ版へのアクセス権が貰えるそうです。締め切りは6月10日の午後5時です。オープンフォーラムのLuxology Internet Avatar Contest startsに作品を投稿することで、このコンテストにエントリーされます。

Felicia Day

N.P.H.

modo for SolidWorks Kits Webinar

4月の19日と28日に、Paul McCrorey氏によってWebinarの形式で行われたmodo for SolidWorksキットのセミナーの内容がYouTubeムービーとして公開されました。
modo for SolidWorksキットは、主にPhotoView360を利用していたSolidWorksのユーザーがmodoにステップアップするときに便利な機能を搭載したキットで、PADキット(Product and Automotive Desig)とSES1キット(Studio Environment Set1)もバンドルされています。

Webinarは、GoToMeetingのGoToWebinarというサービスを使ったWebセミナーです。これは仮想デスクトップの技術をベースにしており、自分のPC上でフルサイズのデモ画面を見ながらリアルタイムのセミナーを視聴することが可能です。今後もLuxologyではWebinarを使用したWebセミナーが企画されていくと思います。

 

 

ハドリアヌスの長城のバナー

北イングランドにあるRoman Army Museumでは歴史的建造物であるローマ帝国の国境線ハドリアヌスの長城を来館者に説明するために長さ20メートルの巨大なバナーを制作するプロジェクトがありました。この全長20メートルのバナーの制作にmodo 501のモデリングツール、UVツール、レンダリングが活躍いたしました。

バナーのアートワークでは34,000 x 7,000 ピクセルのレンダリングが必要とされました。また、3Dモデルのディーテールでは、modo 501で新しく搭載されたマルチレゾリューションスカルプティングも活躍したようです。

 

Twelve Meter Banner Depicting Hadrian’s Wall Created with modo 501 (Luxology Press Release)

 

 

Luxology Internet Avatar Contest

Luxologyのオープンフォーラムで、インターネットアバターコンテストを新しく開始することがアナウンスされています。このコンテストは、modoをメインツールに使ってインターネットのTwitterやFacebookのアバター画像を作って投稿するコンテストで、優勝者にはワコムのIntuos4タブレットとmodoの次期バージョンのベータ版にアクセスする権限と次期バージョンのフリーアップグレード特典が貰えるそうです。コンテストの詳細は後ほどオープンフォーラムで更新されるそうです。

Topic – Luxology Internet Avatar Contest starts…. NOW.

また、今週のmodocastでは、CGarchitect主催、NVIDIAメインスポンサーのArchitectual 3D AWARD 2011も紹介されています。こちらは建築3DCGのコンテストでフィルム/アニメーション部門リアルタイムプレゼンテーション部門静止画部門があるそうです。このコンテストは締め切りが5月20日と迫っています。

 

 

 

FMX 2011

5月3日から6日、ドイツのシュトゥットガルでFMX 2011が開催され、Luxologyは、ドイツのパートナーのSEA Instituteの協力でブースを出しました。FMX 2011は、アニメーション、ゲーム、インタラクティブメディアのカンファレンスです。


ブースでは、先日発売されたリジッドボディダイナミクスプラグインrecoilのデモなどが行われました。