MODO JAPAN GROUP

Poul Resen Steenstrup Island
海外導入事例
MODO image by Maurison Borba

写真、イラスト、そしてMODOを活用したCGI

Mike Campau氏に彼の経歴、使用しているツール、そして彼のワークスタイルについてお話しいただきました。

写真、イラスト、そしてCGIの融合というデジタルアートに対して、情熱を傾けられているMike Campau Digital Imagery社のMike Campau氏は、この業界で15年以上もの経験と実績をお持ちのアーティストです。

シボレー、プロレス団体WWE、バドワイザー、フォード、ペプシ、ESPN、ソニーといった高級ブランド、さらにはTim Allen、Kid Rock、Mike Tyson、Roger Daltrey、Dave Grohl、Tracy Morgan、Zac Brownなど著名人のプロジェクトに関わっています。

  • © Mike Campau
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© Mike Campau

あなたの作風(スタイル)はどのように分類されるものかを教えていただけますか?

私の仕事は、写真とCGIとの合成作業が大半を占めており、常に超リアルな見た目を求められる傾向にあります。そのため、クライアントから請け負った制作イメージを、私の”作風(スタイル)”へはめこむようなことはしません。その製品がどのように見え、その製品のどこを見せれば引き立つのかだけを考えて、制作するようにしています。私は、自分が携わるほとんどのプロジェクトにおいて、さまざまなテクニックを駆使するように心がけています。時にはその用途が異なる場合でも無理やり試す場合もあります。こうすることで、携わる仕事の大半がスタイルという点において共通点が見受けられたとしても、その裏側では全く違ったルックスやコンセプトを持たせることができるのです。また私は、他のアーティスト達が生み出すイメージや作品に関する情報に追い付いていくことが、非常に大切だと考えています。

CGIに関していうと、私はテクニカルオタクです。ただ、CGIの世界に何年間も携わっており、基本的な知識については十分に理解していますが、私の目的は最終的にはイメージを作ることなので、全ての動作について技術的に裏側まで深く理解するつもりはありません。私はただ技術的な要素と取り入れイメージを作りたいのですが、それによってワークフローは少し煩雑になってしまう場合もあります。それでも、制作時にテクニカルを駆使することは、私にとって実際とても役に立っています。というのも、制作において”正しい方法”というものにこだわっていないからです。私は最終結果をより重要視しています。私の制作工程はとても自由なフローであり、決まりきった公式や標準的なフォーマットに囚われて作業する必要はないと思っています。このようにテクニカルを駆使し、自由なフローにおいて試行錯誤していくうちに、想定していた結果とは異なる結果が生み出され、思いがけない良い結果をもたらすことがしばしばあるのです。

MODOの熱心なユーザーでいらっしゃいますが、なぜMODOなのでしょうか?

私は、CGIを作る際はどんな場合でもMODOを使います。写真のシーン、もしくは非常に複雑なCGIイメージへと、シンプルなオブジェクトを追加することで制作しています。これにはいくつか理由があります。ひとつは、MODOには超高速レンダリングエンジンが備わっており、常識に囚われない独創的な結果を得るのに、たいして時間がかからないことです。二つ目は、CGIにおける作業工程を変えてくれたリアルタイムプレビューウィンドウ機能です。これが私をMODOへ移行させた最大の理由とも言えます。私の場合は、レンダリングしては、モデルデータやシーンを調整し、さらにレンダリング、シーンを調整といった作業を繰り返していきます。この作業工程が、私の最も時間をかけるところです。MODOを使用することで、CPUスタイル(依存)のレンダリングエンジンにより、結果を確認しながらレイアウト作業を行うことができるのです。三つ目に、インターフェイスとその動作が制作作業にとても一致しているところが大好きです。世界中のツールの中ではPhotoshopを一番理解しているため、レイヤーベースのシステムをもったMODOは、私にとってはまさに違和感なく自然に使い始めることができました。最後に、ユーザーコミュニティの存在です。MODOを使い始めたばかりの頃、このコミュニティが私を大いに手助けしてくれました。冗談ではなく、だれもが互いに助け合おうとするこのコミュニティの”ファミリー”的な感覚は、本当に素晴らしいです。

MODOのどのようなところが好きですか?

スピードですね。そしてシンプルさ!習得が速くて、快適(レスポンスの良い)な操作感で、レンダリングも速いです。MODOを使い始めたほとんどの人が、自分のテーマに合ったいくつかのチュートリアルビデオで学習すれば、クールで素敵なアートをあっという間に作り始められるはずです。MODOは、使い始めたほとんどの人にとって複雑に思える作業をシンプルな操作で行うことができますし、上級ユーザーであれば、深く考えつくされたバックエンドとカスタマイズ機能により、さらに洗練された作業工程で制作に打ち込むことができるようになります。

最近、制作されたプロジェクトをご紹介ください。

携帯電話”Galaxy S5″の商品広告イメージ制作を何パターンか、他のアーティスト数名と一緒に携わりました。このプロジェクトでは、David Oldfield 氏(Lifeproof社の制作ディレクター)、Tim Tadder氏(フォトグラファー)、そして私を含めた3人のチームワークのおかげで成し遂げることができました。このプロジェクトは我々3名が電話会議を重ね、プロジェクトの方向性を決定し、何度もアイデアを出し合い、問題点についてはその解決方法について話し合いました。プロジェクト初期における私の役割は、この製品のブランドに合うイメージを制作することでした。どんなイメージにしていくのか、その方向性を確認するために何パターンものデザインを制作しました。その後、求める最終結果を得るための撮影素材とプロップを、Timと一緒に作り始めました。私は、なぜカメラで撮影する素材よりCGIの方が良いのかという点を把握しているので、写真素材とCGIそれぞれの良いところをうまく融合させていきました。Timから素敵なショットを受け取ると、その写真に合うCGIのバーチャルセットを作成しました。素材によっては撮影したものを使ったり、写真のライブラリを活用したり、また補足的なCGIでレンダリングした素材などを組み合わせました。そうやって最終的に、Photoshopを使って素敵なイメージへとまとめあげたのです。

The Foundryエクスペリエンスをどのように楽しんでますか?

冒頭でも言ったように、MODO大好きユーザーは誰もがThe Foundry社のチームやユーザーコミュニティのことを、まるで家族の一員のように感じています。The Foundry社のスタッフにも実際に会いましたが、みんな良い仕事をしてくれます。The Foundry社から紹介してもらったCGIアーティストは、今では私のCGIチームの重要な部分を担ってくれています。

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