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Modo クリエイターインタビュー:Kalil Macedo

原文
Modo Heroes: Kalil Macedo | Modo | Foundry

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Kalil Macedo 氏は、ハードワークに縁がないわけではありません。17歳の頃から、自分の目標を達成し夢をサポートするため、請求書と授業料を支払うのに働き続けてきました。

「この経験により、効果的で疲れを知らないプロになるための基礎を築くことができました。」と語った彼の言葉に、私たちは同意せざるを得ませんでした。現在32歳の Kalil 氏は自営業の3Dデザイナーであり、長いリストを連ねるクライアントとプロジェクトを管理することで、家族を支えています。アートディレクターとして輝かしいキャリアを積んだだけでなく、クリエイティブディレクターとして複数のプロジェクトやチームを管理してきました。

Kalil 氏はブラジル・フォルタレザで生まれ、そこで10年以上レタッチとアートディレクションの仕事に従事していました。2015年、サンパウロ・バウルへと妻カロライナとともに移り、化粧品や医療、さらには飲食料品のパッケージに至るまで、実に多彩な業界において3Dアーティスト兼デザイナーとして働いています。

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彼の作品に命を吹き込んでくれる頼れるツールがModoなのです。

他のソフトをほんの少し触った後で、Kalil 氏は友人から、それまでCGIソフトウェアを全く触ったことがない人間に対してModoがいかに他の3Dプログラムと比較して直感的であるかについて聞かされました。そこで2015年、Kalil 氏は Foundry パートナーであるR3Fのコースを受講し、Modoスキルに磨きをかけていきました。数年経った現在では、プロジェクトすべてをModoで行うようになっています。

アートディレクターとして何年間にもわたってレタッチの技術を身につけてきた Kalil 氏のお気に入りのツールの一つは、Modoのシェーダツリーです。シェーダツリーはPhotoshopと似たようなロジックを使用しているブレンドモードで、レイヤーからテクスチャの合成を行っています。これは画像編集ソフトの経験が豊富な Kalil 氏にとっては、非常に大きなメリットなのです。

「ModoとPhotoshopは、私の作業の中心を占めるソフトウェアです。この二つのプログラムを組み合わせることで、最高の経済的および職業的状態を得ることができるのです」と Kalil 氏は語ります。フリーランサーとして働く場合、ときとしてこの二つは難しい場合もあります。

フリーランスのアーティストは、特に最初の2~3のプロジェクトで財政面またプロジェクトの流れ双方を管理する方法を見つけなければなりません。Kalil 氏にとっても同様です。

嬉しいことに時間、優れたセルフプロモーション、そしていくつかの素晴らしいプロジェクトの公開により、Kalil 氏にとって自然な流れができ始めました。作業がより頻繁となってくると、彼はプロジェクトの流れをフィルター処理し、スケジュール管理について学ぶ必要があるということに思い至りました。

また、フリーランスの世界においてクライアントと良好な関係を持ち、プロジェクトを通してその関係を維持することの重要性もすぐに理解しました。

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「私の考えでは、たとえ迅速なフィードバックのためだけであったとしても、ほぼ年中無休で動ける状態でなければなりません。」さらにこうも続けます。「メールやメッセージを未送信のままにしておくなんて、もってのほかです。迅速かつ誠実なフィードバックが、遠距離にいるクライアントと信頼関係を築くための最良な方法の一つなのです。クライアントがあなたを信頼し、あなたの仕事を気に入ってくれるようであれば、将来のプロジェクトにおいてあなたを採用してくれるようになるでしょう。」

フリーランスであるということは、一般的な9時~5時で行う仕事よりも遥かに多くの仕事をこなすことになるということを Kalil 氏は理解しました。そのため彼にとって、自分がしていることを愛するということがとても大切なのです。各ステップを楽しむことがアーティストの作品をより良いものとし、さらに改良する手立てを探せるようになります。

また Kalil 氏にとって、そうであるためにModoが非常に大きな役割を担っています。

「Modoは私が今あるべき姿であるための本質となるツールです。Modoを使った3Dデザインにフォーカスをあてるようになってから、私の人生のすべてがより良い方向へ変わり始めたのです。」

Kalil 氏が彼のキャリアの中で成功するために必要とするものを提供してくれるツールがModoなのです。そのうちの一つがModoのビューポートであり、モデリングは彼が必要とする柔軟性を提供しています。ボックスモデリングのテクニックにより、Kalil 氏は異なるビューポート間を切り替え、ディテールを手早く改良していくことができるのです。

レンダリングに関していえば、Kalil 氏はModo標準のレンダラーを使用する場合がほとんどです。「私は常にできるだけ多くのテクスチャやライティングで作業するよう心がけています。こうすることで、90%程度はレンダリングの準備が整います。」

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Kalil 氏にとって、レンダリングに関する最も貴重なチップスの一つは「目でキャリブレートする」ということです。こうすることで、製品のテクスチャ内部の詳細を、より深く理解できるようになるのです。テクスチャやライトを可能な限り最適な方法で改良を試みることで、アーティストは画面上に製品をそれらしく見せることができます。さらに、ごく小さくリアルな不完全さをテクスチャとマテリアルの中に追加することが大切です。そうすることで、より自然に見えます。」

「静止画に対するもう一つの素晴らしいチップスは、7000~10000ピクセル、もしくはそれ以上の大きな解像度で作業をするということです。そうすることで、アーティストは処理中にテクスチャを損ねることなく、後処理工程において小さなディテールを補正する最適なシナリオを得ることができるのです。」

Kalil 氏は過去数年に渡っていくつかの大きなブランドと協力して作業してきたことで、彼自身、3Dデザイナーとしての強力なキャリアを築いたのだといって過言ではありません。

では、彼の秘密とは何でしょうか?

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「キャリアを築きはじめる時点において、ソフトウェアに投資するのはとても大切なことです。というのも、駆け出し時にはそうすることで物事が簡単に進むからです。」

「ただもっと重要なことは、訓練を積むことです。何かを作り、新しいツールを試し、ただひたすら経験を重ねてください。常に何かをレンダリングする必要が出てくるでしょうが、時間と無限のテスト以外、経験を積ませてくれるものなどないのです。」

「今や3D業界は巨大産業へと成長しており、それに伴い、商業プロジェクトに対する需要も高まっています。停滞することなく成長し前進していく業界に合わせ、リソースの必要性が高まるなかで、3Dデザインのキャリアを追い求めるのに業界がより近づきやすいものとなるよう願っています。」

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Modoはこの分野で先駆者的な動きを見せており、提供されている教育のおかげで、駆け出しの3Dデザイナーが雇用機会を増やすために必要となるスキルを備えることができます。

「私にとって、レイアウトインターフェイスという観点から3Dソフトウェアをよりユーザーフレンドリーなものとする流れは、Modoから始まっています。使いやすいレイアウトインターフェイスは当時、とても大きな問題だったのです。ですので、この先もずっとModoがユーザーインターフェイス、互換性の拡張、ツール、そして可能な限りユーザーフレンドリーな使用感で有り続けてほしいと願っています。」

「3Dモデリング、デザイン、そしてモックアップ用に最適なソフトウェアにあり続けられるよう、新しいツール、そしてプラットフォームの安定性ともに進化し続けることを望みます。これが、もうすでに驚異的なソフトウェアであるModoに対する、私の一番の願いなのです。」

Kalil 氏の作品は こちら でご覧いただけます。

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