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Takumi氏によるモデリングテクニック v3

ボックスに収まったSDSモデルをlwで利用する場合を考えてみます。

Takumi氏のブログ「modo mode」
http://popover.blogzine.jp/weblog/

面ポリゴンのみで構成されるボックスオブジェクトについては作成したlwoをそのままlwに読み込んで利用できますがSDSモデルはそのままでは利用できません。

現在のlwはmodo SDSモデルを読み込むとこれをサブパッチモデルとして処理します。
そのため5ポイント以上のポリゴンが含まれる場合、その形状は破綻してしまいます。
また、3, 4ポイントのポリゴンで構成されていたとしてもSDSとサブパッチでは異なった結果を生じます。

上の画像は左からmodoでSDSモデルとしてそのまま保存したもの、SDSモデルの5ポイントポリゴン のみを3ポイントポリゴンに分割してサブパッチモデルとして保存したもの、SDSモデル全体にレベル1の再分割(poly.subdivide “sds”)を施しサブパッチモデルとして保存したもの、SDSモデルをFreeze後三角形分割し保存したものをそれぞれlwに読み込んでいます。
一見してわかるとおり、本来あるべき形状を正確に保持しているのは右端のFreezedモデルだけです。
中 間の二つは左端と違いオブジェクト自体は問題ないのですが、もともとmodoにおけるSDSのためのコントロールケージである低解像度メッシュから生成さ れたサブパッチモデルなので当初想定していた最終形状のリミットサーフェイスにまで頂点が届かず一回り大きな緩いモデルとなってしまいました。

また、再分割(poly.subdivide “sds”)は、5ポイント以上のポリゴンを簡単に分割してくれるので便利ですが、新たなコントロールポイントが作られることになるため、新しいリミットサーフェイスは最初のものより膨張してしまいます。

なお、サブディビジョン・エッジ・ウェイトを使用したモデルでは形状を大きく変えてしまうこともあります。

したがって今のところlwでの利用を前提とするならば最初からサブパッチモデルとして作成するかSDSモデリング完了後にFreezeするしかないようです。
た だし、サブパッチモデリングではSDSに比較してモデリング中のコントロールポイントが増えるため精度も維持しづらくなること、3, 4ポイントのポリゴンで構成しなければならないこと、サブディビジョン・エッジ・ウェイトが使用できないことなどさまざまな制限もあります。
このようなことを考えるとやはりSDSでモデルを完成させ、Freezeしてlwに持ち込むのが最も現実的ではないでしょうか。

しかし、Freeze後はポリゴンの数が圧倒的に増えることになるので注意も必要です。
例えば六面体SDSモデルをSubdivision Level 2でFreezeすると、サブパッチでは24のところ96のポリゴンが作成されます。

モデルを作り込んでいくと、その後の作業で思いもかけない大きな負担となることもしばしばです。

現在のmodo 103ではエッジ除去、ポリゴン単一化等のポリゴン減少のためのツールがありますが、大量のポリゴンを一括して処理することができないため、Reduce Polysなどのlwモデラープラグインを使用すると良いでしょう。
この点については、modo 201で結果を表示しながらインタラクティブに必要な範囲にポリゴンリダクションを行うことができる強力なツールが装備されるのでこれによってさらにlwとの親和性が高まりそうです。

※上記画像は調整過程のものですが、弊社の意向で掲載させていただきました。

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2014年5月10日