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アニメーション設定後にモデルを再修正するには

https://www.youtube.com/watch?v=-J7wAtSt9P8

MODOは統合型のソフトですので、モデリングを行い、アニメーションで動きを設定した後でも、もう一度モデルに修正を加えることが可能になっています。今回はアニメーションを設定した後で、モデルに修正を加えやすくする方法をご紹介します。

サンプルとなるこのシーンでは車が前後に傾いたり、また左右に傾くといったリグが組み込まれています。例えばこのシーンで、車の屋根に積まれた三つのバッグに対して形状を修正しようとすると、既に移動や回転が行われているため、正確なモデリング作業や新たにUVの展開などの作業を行うのが難しい状態になります。

トランスフォームの値をすべてリセットするという方法もありますが、アニメーションの最中などであれば、いちいちリセットするのは面倒ですし、影響範囲が大きくなってしまいます。

これを現在設定されているトランスフォームに手を加えることなく、モデリングを修正するには、アイテムリストの中の左から3番目の列にある参照システムのチェックボタンをオンにします。

このチェックボタンはワールド座標と選択しているメッシュのローカル座標(モデリング座標)を切り替えますので、トランスフォームをいじらなくても、モデルを作成した段階の座標へと切り替わります。このボタンを活用することで、アニメーションの設定などの邪魔をすることなく、モデリングやUVの設定作業を楽に行うことができるようになります。

2014年12月10日