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エレメントを特定の位置へとあわせるには

https://www.youtube.com/watch?v=-otsFfT50MY

今回はMODOの基本的なモデリング操作として、エレメント(頂点やエッジ、ポリゴン)を特定の位置へと合わせる/整列させる方法についてご紹介していきます。

MODOには様々なツールが用意されていますので、特定の位置へと合わせる方法については一通りだけではありません。ここではその中のいくつかについて解説していきます。

ではまずポリゴンを一点に収束させて他の頂点へと位置を合わせてみます。ポリゴンを一点に収束させるには、スケールをかける方法と融合を使う方法があります。こうして一点へと収束したポリゴンはスナッピング機能などを使えば、簡単に位置を合わせることができます。また、ポリゴンを一点に収束させること、収束したポイントを移動させることという二つの工程ではなく、これを一つで一瞬に行いたい場合には、ポリゴンを選択し、アクションセンターをエレメントに指定してからスケールツールを起動し、動かしたい先の頂点をエレメントとして指定して、XYZ全てに対して0%でスケールをかけます。これで一気に位置を合わせることができます。

次に、ポリゴンを特定の軸へとぴったりとあわせましょう。こういった場合、軸と座標位置がはっきりと決められているのであれば、頂点位置の設定を使うと便利です。しかしこれだと軸に沿った値にしか合わせることができません。

例えば、他のポリゴンにピッタリと添わせたい場合、まずポリゴンを選択して作業平面とし、アクションセンターを原点に設定したらスケールツールを起動し、Y軸に対して0%になるようにすれば、整列先となるポリゴンと同じ平面に合わせることができます。あとはスナッピング機能でポリゴン中心をオンにした状態で移動させれば、ポリゴンを合わせることができるようになります。

この作業は、タックツールを使うことで一発で合わせることも可能ですが、その場合には連結頂点を移動オプションをオフにしておかないと、メッシュ全体が移動することになりますので、ご注意ください。タックツールの詳細に関しては、ビデオ「メッシュを他のメッシュにピッタリくっつけるには」をご覧ください。

メッシュ同士を合わせたり整列させる場合、融合のコマンドやタックツールのように一発で実現できるツールというのもありますが、基本的にはアクションセンターや作業平面を狙い通りに設定した上で、スケールツールをかけるという方法を覚えておくと、様々な場面で応用が利くようになります。

ただしスケールツールだけだと、望みどおりの結果にならない場合もあるでしょう。例えば、回転がかかっているようなメッシュの場合、スケールでY=0にするということは単に垂直にメッシュを移動させることになりますが、そうではなくポリゴン法線に向かって移動させて作業平面に合わせたいという場合もあるはずです。こういった場合にはまず背景メッシュとして作業平面上に大きな板ポリゴンを一個作り、アクションセンターをローカルに設定した上で、メッシュコンストレイント背景に対してコンストレイントさせながら移動させれば、キレイに整列させることが可能になります。

2016年3月17日