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901における対称機能の機能追加

https://www.youtube.com/watch?v=DiS49gIoWEw

MODO 901では対称ツールに大きな改良が施されました。サンプルとしてもともと左右対称にモデリングされているデータをもとに解説していきます。

MODO 901では対称を設定するボタンは、Altキーを押すとラベルがオプションに変わります。この状態でクリックすると対称用のオプションパネルが開きます。パネル右上のボタンをクリックし、パネルをピニングしておきましょう。MODO 801までは対称の軸を選択するオプションのみでした。このため、ジオメトリが対称になっている場合には、片側のエレメントを選択すると、もう片方の対応するエレメントを選択することが出来ましたが、ひとたびこのジオメトリの対称状態が崩れてしまうと、選択することができませんでした。

901で新たにトポロジという対称モードが追加されました。このトポロジモードでは、ジオメトリ的に対称に存在するエレメントではなく、ジオメトリの流れであるトポロジ的に対称であるエレメントを選択してくれるようになります。これによりジオメトリ的に正確に対称な位置になくとも、対応するエレメントを選択できるようになりました。

ただし、このトポロジ対称モードも、例えばジオメトリ全体が回転しているなどしてセンターとなる軸が認識できない場合にはうまく対応するエレメントを選択できなくなります。

901ではこういった場合にも備えて、選択セットを使用して軸を定義することができるようになっています。

エッジモードへと切り替え、今回の場合の軸となるエッジの流れを選択し、選択セットを割り当てボタンで対応する軸を指定して設定を行います。そうすると、選択セットを使用ボタンをオフにしておけば、指定したエッジの流れに対して対称となるエレメントを選択できるようになります。

このように、MODO 901からは対称機能に大幅な改良が施されたことにより、ワークフローの効率化が図られています。

2015年6月17日