MODO 機能紹介・チップスサイト このサイトでは、MODOの基本機能やチップスをご紹介していきます。

FKとIKを切り替えるには


https://www.youtube.com/watch?v=MAEuc2DmoL8

MODOではFKとIKを切り替えることができます。今回はそのFKとIKの切替方法を紹介します。

サンプルとなるシーンには腕のメッシュが一つ用意されていますので、まずはスケルトンを組み込みます。セットアップモードに入り、バインド処理を行います。インバースキネマティクスのタブからIK組み込みボタンをクリックし、手首のスケルトンを選択し、ゴールの追加ボタンでゴールアイテムを追加します。

すべてのスケルトンとゴールアイテムを選択し、トランスフォームからすべてゼロにしておきます。こうすることで、このデフォルトの状態に戻ることが簡単になります。

ではセットアップモードを抜け、ゴールアイテムを使ってアニメーションを作ってみます。0フレームはその場でキーフレームを作成し、1秒後の24フレームで新たな場所でキーフレームを作り、48フレームで位置をリセットし、デフォルトの状態へと戻してみます。ここまでIKによるアニメーションとなります。

ではここからFKに切り替えてみます。アイテムリストでスケルトンの階層を開いてみると、FullBodyIKというロケータがあります。これがインバースキネマティクスの動きをコントロールするアイテムとなります。インバースキネマティクスのタブを見てみると、IK/FKブレンドというプロパティがあります。この値が100%のときにはIK、0%のときにはFKとなります。

ですので48フレームで100%、次のフレームからFKでコントロールするため49フレームで0%の値に設定します。次にスケルトンをすべて選択し、48フレーム目で移動と回転に対してキーフレームを作成します。72フレーム目でスケルトンを回転させます。IKの影響を受けることなく、動きをつけることができます。96フレーム目で回転の値をリセットするとデフォルトの状態へと戻ります。

このように、IK/FKブレンドの値を切り替えることで、IKとFKの動きを切り替えることができますので、コントロールしやすい方法をタイムラインに沿って採用することができます。

2018年5月30日