MODO 機能紹介・チップスサイト このサイトでは、MODOの基本機能やチップスをご紹介していきます。

【MeshFusion】FusionアイテムからメッシュのUVを生成するには

https://www.youtube.com/watch?v=9QA1eDJ1ze4&hd=1

MeshFusion 104からは、Fusionアイテムからメッシュへ変換する際、同時にUVを生成できるようになりましたので、その機能をご紹介します。

まずMeshFusionに同梱されているプリミティブを読み込んでみます。今回はQ-Barrel1とQ-Capsel1を使ってみましょう。綺麗に組み合わさるようにお互いを配置します。配置したことにより、トランスフォームを見てみると、移動や回転、スケールに対して値が入力されているのがわかります。ではこの状態で、新規Fusionから減算でFusion Itemを作ります。二つのメッシュが組み合わされました。

では組み合わせに使用した元のメッシュをUVビューで見てみましょう。 それぞれUVが設定されているのがわかります。同じような配置具合なので、UVが重なっているようです。Fusionアイテムからメッシュへと変換する際、この元となるUVを使って、新たにUVを作成するのですが、このように重なり合っていると、キレイなUVが作れなくなってしまいます。そこで、メッシュへと変換する前に、このUVを整理しておきましょう。

Fusionその他のメニューを開くと、新たにFusion UVのスケールとパックというメニューが追加されています。これは、Fusionアイテムの組み合わせ元となるメッシュのUVを自動的にパックし、重なり合わないようにしてくれるコマンドですが、このコマンドを実行すると、スケールのトランスフォームに関してフリーズされてしまうため、元のメッシュの形状が修正されることになります。それでも問題なければ、OKボタンを押して、コマンドを実行します。

UVビューを見てみると、先ほど重なり合っていたUVが整理され、きれいに散らばっているのがわかります。またトランスフォームを見てみると、警告メッセージ通り、スケールに関してはフリーズされています。

ではこの状態でFusionアイテムをメッシュへと変換してみます。Fusionアイテムを選択し、プロパティを見てみると、新たにFusion メッシュ UVというオプションが用意されていますので、UVを生成する場合にはこのオプションをオンにしておいてください。メッシュモード密閉ファイルに設定し、メッシュを複製し変換ボタンをクリック、メッシュを生成します。

UVビューポートを見てみると、変換されたメッシュに対してUVが生成されているのが確認できます。生成されたUVは元のメッシュのUVの位置にできるだけ沿った状態で作成されているため、以前のマテリアルの見え方と近い状態を保っています。また、さらにこの状態からUVのパックを実行して、効率よくUVを配置しなおすことも可能です。

このように、104からはUV生成機能が追加されたことにより、さらにMeshFusionが使いやすくなっています。

2014年8月11日