機能紹介」カテゴリーアーカイブ

Modo 15.1 新機能紹介【メッシュオペレーション・デフォーマ評価のパフォーマンス向上】

Modo 最新バージョン15.1では、オムニホールのようにユーザーの使い勝手をより快適にする機能や、カーブブーリアンのような新たなモデリング機能の追加だけではなく、メッシュオペレーションやデフォーマといった、今までユーザーからの要望が大変多かったパフォーマンス向上に関する機能がいくつか実装されています:

メッシュオペレーション・デフォーマ評価のパフォーマンス向上

メッシュオペレーションやデフォーマの演算処理自体を見直して、パフォーマンスを上げているわけではありませんが、処理工程における不要な処理を省き、パフォーマンスを向上させるための工夫がいくつも施されており、バージョン15.1における目玉機能といっても良いかと思います。

パフォーマンス向上を待望されていた方にとっては、大変うれしい機能追加だと思いますので、ぜひご自身のデータでお試しいただければと思います!

 

Modo 15.1 新機能紹介【カーブ同士のブーリアン操作】

最新バージョンModo 15.1では、モデリングに対していくつか機能が追加されていますが、その中でも大きな機能追加と言えるのがカーブ同士のブーリアン操作のサポートです:

カーブ同士のブーリアン操作

これまでカーブ同士に対してブーリアンで形状を作り出していくことはできませんでしたが、このカーブブーリアン機能がサポートされたことで、新たなカーブ形状を簡単に作り出せるようになっています。またダイレクトモデリングだけでなく、プロシージャルモデリングでもこの機能がサポートされていますので、カーブの形状がブーリアンで変化していくアニメーションであったり、またカーブをもとにしたモデリングでも元のカーブ形状を変更したりといった修正が、簡単に行えるようになっています。

カーブはモデリングの様々な場面において使われる重要な要素であり、このカーブブーリアン機能により、さらにモデリングをパワーアップさせてくれるでしょう。

 

チップス:「Facebookの360度画像を作成する方法」

Modoのカメラにはその投影タイプとして、通常のカメラだけでなく、VR用のパノラマ画像を生成するタイプも用意されています。今回はFacebookの360度画像を作成する方法について、ご紹介します。

今回使用したサンプルシーンは、製品版コンテンツに含まれているシーンです。部屋の中央にカメラを配置し、カメラのタイプを「球面VR」に設定しました:

さらに解像度は、縦横比率を1:2にして設定しています:

レンダリングされた画像をJPGで保存し、今度はPhotoshopへと読み込みます。

Photoshopの3Dメニューからパノラマ画像として先ほど保存した画像ファイルを読み込みます:

読み込んだら、Photoshopの中でも3D具合を確認できます:

問題ないようであれば、そのまま書き出しの処理を行います:

書き出した画像をFacebookからアップします。私の環境では、スマホ(Android)のFacebookアプリから画像として投稿するだけで、360度画像として正しく投稿できましたが、環境によっては認識できないエラーが発生する可能性もありますので、その際にはFacebookなどにおける注意書きなどをお読みください。

投稿された画像は、マウスをぐりぐり動かすと、簡単に室内の様子を確認することができます:

思ったよりも簡単に生成・確認することが可能でしたので、チームで作業している場合や遠隔のクライアントに室内を確認していただく場合など、確認用のビューワーとしてお使いいただくことも可能かもしれませんね。

今回はPhotoshopの3D機能を使用しましたが、EXIFのメタデータを追加するだけでも正しくアップロードできるようですので、そちらでお試しいただいてもよいかもしれません。Facebookのアカウントをお持ちで興味がある方は、ぜひ一度試してみてください。

 

Modo 15.0 新機能紹介【インタラクティブなmPathレンダリング】

機能が搭載されて以来、バージョンを重ねるごとに改良を重ねているmPathレンダラーですが、最新バージョン15.0ではレンダリングウィンドウ上でインタラクティブな操作が可能になっています:

インタラクティブなmPathレンダリング

レンダリングウィンドウでインタラクティブな操作が行えるということで、ちょっと不思議な感じがするのですが、mPathだとそれが可能です。GPUが使える環境であれば、レンダリングエンジンにGPUを指定することで、高速なプレビューとしても使えるでしょう。演算方法が異なるため、デフォルトのレンダリングと全く同じレンダリング結果になるわけではありませんが、大規模なレイトレーシング処理が必要なシーンなどには特に力を発揮するレンダラーですので、まだ試したことがないという方も、一度mPathによるレンダリングを試してみてはいかがでしょうか?

mPathについては、ぜひ以下のブログ記事も参考にしてみてください:

Modo 15.0 新機能紹介【バージョン15.0におけるMeshFusionの改良】

Modo最新バージョン15.0で一番大きく手が入っているのは、サブディビジョンサーフェイスに対するリアルタイムブーリアンツールであるMeshFusion機能です。バージョン15.0ではMeshFusionの操作性を高めるため、インターフェイスなどに大幅な改良が加えられており、従来のバージョンでMeshFusionをご活用いただいていた方にとっては戸惑われるかもしれません。

本日ご紹介するModo 15.0新機能紹介ビデオでは、バージョン15.0でのMeshFusion変更点などをご紹介しています:

バージョン15.0におけるMeshFusionの改良

インターフェイスの改良だけにとどまらず、サブディビジョンのレベル0、またエッジウェイトのサポートなど、機能的にも前進しているバージョンですので、ぜひ使ってみてください!

 

Modo 15.0 新機能紹介【プロシージャルモデリングに対するリグクレイの適用法】

リグワークフローに対する欠かせない機能でもある「リグクレイ」が、最新バージョン15.0からプロシージャルモデリングに対応するようになりました:

プロシージャルモデリングに対するリグクレイの適用法

これにより、従来まではダイレクトモデリングで既にモデリングされているエレメントを対象にリグクレイ機能を適用していましたが、プロシージャルモデリングに対応したことにより、モデリング途中のデザインの検討を行う際などにも、便利に使えるようになっています。

使える場面が増え、利用できる可能性が広がりますので、ぜひ試しに使ってみてください。

 

Modo 15.0新機能紹介【プロシージャル版ループスライスの活用法】

ダイレクトモデリングと同様に使えるよう、プロシージャルモデリングでも様々なコマンドが実装されていますが、Modo最新バージョン15.0ではループスライスのオペレーションが追加されました:

プロシージャル版ループスライスの活用法

プロシージャル版のループスライスと、さらにバージョン14.2で実装されたウェイトマップをメッシュの島ごとに統一するFlood Weightオペレーションを組み合わせると、面白い効果が期待できそうですので、今回はこの組み合わせについて解説してみました。

モデリング機能でありながら、アニメーションまで楽しめるのが、このプロシージャルモデリングの優れたところです。形状次第で、いろんな表現が可能になるのではないかと思いますので、ぜひ試してみてください。

プロシージャルモデリング機能について、基礎から学んでみたいという方は、ぜひトレーニングビデオ「MODO トレーニングビデオシリーズ プロシージャルモデリング編」をご利用くださいね:

MODO トレーニングビデオシリーズ プロシージャルモデリング編

Modo 15.0新機能紹介【バージョン15.0におけるインターフェイスの改良点】

03/22(月)に公開を開始しましたModo最新バージョン15.0においても、作業効率アップを図るためインターフェイスに手が加えられていますので、そちらをご紹介します:

バージョン15.0におけるインターフェイスの改良点

チャンネルビューポートへの新たな表示モードの追加は、小さくはありますが、確実に効率よく作業を行えるようになる機能追加です。

この動画前半部分は、最新バージョン15.0より前のバージョンでも実装されていた機能ですが、今回あわせて詳しく解説しています。アクセスを少なく、また迷うことなく作業ができるためのインターフェイスのカスタマイズを、ぜひ試してみてください。

 

Modo 14.2 新機能紹介【表面に配置されたアイテムの複製をアニメーションさせるには】

Modo 14.2で搭載された新たな頂点マップ<パーティクルアイテムマップ>解説ビデオ第3弾ということで、今回はプロシージャルモデリングと組み合わせ、リプリケータで複製しているアイテムの配置をアニメーションさせる方法について解説していきます:

表面に配置されたアイテムの複製をアニメーションさせるには

14.2で搭載されたパーティクルアイテムマップは、それ単体の機能としてはそれほど大きなものではなくても、プロシージャルモデリングと組み合わせることで、表現の幅をぐっと広げることができ、面白い作品ができそうですよね。プロシージャルモデリングに興味を持たれた方は、来年1月に「MODO モデリングトレーニング オンライン/Cコース (プロシージャル編)」開催予定となっておりますので、ぜひそちらの受講もご検討ください(※お申し込みは来年より受付開始)。

Modoバージョン14 で追加された機能として、他にも様々な機能が用意されていますので、ぜひ一度一覧を見て、試したことがない機能はチャレンジしてみてください:

Modo 14 シリーズ 新機能

さて、この最新バージョンを特価で手に入れられる「MODOクリスマスプロモーション2020」もいよいよ本日まで!Modoメンテナンス初年度を手に入れられるのは、MODO 10以前のバージョンをお持ちの方となります。この機会に初年度メンテナンスを購入し、バージョン11以降から最新バージョンまでどのぐらいModoが進化したのか、ぜひその手で確かめてみてください。上記チュートリアルサイトには、各バージョンで追加された機能についても解説していますので参考にしていただければと思います:

Modo 13 シリーズ 新機能
Modo 12 シリーズ 新機能
Modo 11 シリーズ 新機能

本プロモーション対象となっているModoサブスクリプション版も、プロジェクト単位での使用に最適なライセンスとなっていますので、こちらもおすすめです!

また手に入れても使いこなせるようになるまでModoを習得できるか自信がないなぁという方は、2021年1月に開催いたします「MODO無料体験トレーニング」の受講もあわせてご検討くださいね:


Modo 14.2 新機能紹介【メッシュ表面に散らばるアイテムの複製を個別に指定するには】

Modoバージョン14.2から新たに追加された頂点マップであるパーティクルアイテムマップに関して、前回はその原理について解説しました。今回はこのパーティクルアイテムマップを用いて、サーフェイスパーティクルジェネレータで複製されたアイテムを個別に指定する方法について解説していきます:

メッシュ表面に散らばるアイテムの複製を個別に指定するには

これが可能になると、例えば何種類もの植物が生えている草原などで、その群生具合を自分の思う通りにコントロールできるという利点があるかと思います。パーティクルアイテムマップ自体は単なる新たな頂点マップタイプの追加にすぎませんが、それを活用する機能を組み合わせることで、いろんな表現が可能になってきますので、ぜひ試してみてくださいね!