ユーティリティ/プラグイン/スクリプト」カテゴリーアーカイブ

サンプルモデル:「Procedural Splash in Modo」

Modoには水面の跳ね返りなどを表現するキット「Splash」キットがありますが、それとは別にModo標準のプロシージャルモデリング機能を利用してスプラッシュを表現する有償のサンプルモデル「Procedural Splash in Modo」が公開されていますので、ご紹介いたします:

さらにこの有償モデルには、多くのチュートリアルビデオやマテリアルライブラリの作者としても知られるクリエイターRichard Yot氏による解説ビデオもついていますので、どのようにこのモデルがプロシージャルで構成されているのか、どのパラメータを調整することでその形状をコントロールできるのかなどを把握できるようになっています。

実際にモデルを読み込み、パラメータで少し形状を調整してみました。ビデオを見て理解したうえで形状を調整できると、より多目的に使える形状が期待できそうです。

このモデルの作者であるAlexander Shmakov氏は、多くの驚異的なサンプルモデルを公開されていることでご存じの方も多いかもしれませんね。他にも様々なモデルをリリースしていますので、ぜひそちらもチェックしてみてください!

https://cgalexpro.gumroad.com/

 

キット:「Modo Nerdistry Kits」スプリングセールで20%オフ!

Modoの選択ワークフローをより柔軟に高速化し自由度を高めてくれるキット「Selection Nerd 1.1.4」、そしてプリセットやシェーダツリーをより視覚的にわかりやすく表現してくれるキット「Shading Nerd 2.0」が、20%オフで提供されていますので、ご紹介します:

https://modonerdistry.gumroad.com

購入時に上記ディスカウントコードを入力すれば、20%オフでキットを手に入れることができるようです。Modoキットの他にもシューズのスキャンデータなども40%オフでご提供されているようなので、興味をお持ちの方は、ぜひこの機会に手に入れてみてはいかがでしょうか?

 

キット:「UVPackKit」

一つ上のUVパック処理を実現してくれるキットが公開されていましたので、ご紹介いたします:

https://github.com/Hazelight/uvpackit/releases/tag/v1.1.0

インストールはとっても簡単!上記サイトからuvpackit.lpkをダウンロードし、ダブルクリックするか、起動中のModoにドラッグアンドドロップするだけです。

このキット、何が優れているかというと、例えば下記のようなモデル:

こちらをアトラスでUV展開してみると、標準ではこんな感じに展開されます:

もうちょっと効率よくUVが展開されるように、標準のパック処理を適用してみると:

こんな感じです。ぴったりと収められてはいますが、こういった穴が開いているような形状の場合、円の内側にはUVが収められず、スカスカしている感じになって、空間がちょっともったいない感じがしますよね。

ここでuvpackkitの登場です!インターフェイス右下にあるコマンドフィールドに uvp.pack と入力してみましょう:

そうすると、各種パラメータを指定するダイアログが出てきますので:

とりあえずそのままOKボタンを押してみると、このキットでパック処理された結果は:

こんな感じで円の内側にもぴったりとUVが収められることで、よりUVを効率よく展開できているのがわかります。

こちらModoの対応バージョンは13.2v1からということですので、最新版をお使いでない方でもご利用いただけるかと思います。もうちょっとパック処理が効率よく行えればなと思われる方は、ぜひこちらのキットを使ってみてください!

 

 

ユーティリティ:「Modo Procedural Preset」

最近、勉強会でも取り上げられるようになりましたプロシージャルテクスチャ、さらに便利にお使いいただけるためのユーティリティとして、本ブログでも以前取り上げたことのある「Procedural Textures Browser Utility」を使えば、どのようなプロシージャルテクスチャなのかを一目で把握することができますが、同様のユーティリティが他にもありますのでご紹介いたします:

Modo Procedural Preset

こちらは数々のチュートリアルビデオやマテリアルキットの作者としても知られているRichard Yot氏が作られたプロシージャルテクスチャのプリセットブラウザです。 「Procedural Textures Browser Utility」 の場合は、Modoのリファレンスマニュアルに掲載されているmodo拡張テクスチャの画像をそのままプリセットのサムネイルとして使用していますが、こちらの 「Modo Procedural Preset」 は実際にそのテクスチャをメッシュに割り当てレンダリングした画像をサムネイルとして割り当てていますので、よりリアルなテクスチャのマッピング具合が想像しやすいかもしれません。

プロシージャルテクスチャを多用される方は、ぜひこういったプリセットの利用をご検討いただくと、さらに使い勝手を向上させることができるようになるかもしれませんね!

  

レビュー:「First Light Kit for Modo」

本ブログでも以前ご紹介したことのあるライティングキット「First Light KitFor Modo」のレビュー動画がpixelfondueから公開されておりましたので、ご紹介いたします:

このキット、レビュー動画を見てもわかる通り、非常にシンプルにライティングをぱぱっと設定できる優秀なキットです。ピンポイントでハイライトを演出したい場所にライティングを設定したり、ポリゴンから自動的にライト設置を行ったりと、細かな設定をシンプルに行えるキットですので、標準のライティングアセンブリだけではない、一歩先のライティングを実現したいという方は、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか?

 

 

スクリプト:「Reset Transform」

アニメーションなどの作業を行う際、移動や回転、スケールといったトランスフォームの値をいったんリセットしたい!という場面によく出くわすかと思います。Modoの場合、これらトランスフォームの値をリセットしてくれる機能がプロパティパネルの中に備わっています:

これ自体は大変便利に使えるのですが、わざわざプロパティパネルの中から対応する項目を選択するのは面倒だし、アクセスに時間がかかりますよね。手早くアクセスするために、キーボードショートカットに割り当てたとしても、位置のリセット用回転のリセット用スケールのリセット用と割り当てるには、ショートカットを少なくとも3つ用意してあげる必要があります。

この些細ではあるけれど、若干面倒な作業を軽快にするべく、MODO JAPA GROUPではスクリプト「Reset Transform」をご用意いたしました。

Reset Transform

このスクリプトでは現在起動しているツールに対応したリセット操作を行ってくれます。これにより、このスクリプトをキーボードショートカットへと割り当てておけば、例えば移動ツールを起動している間に割り当てておいたショートカットを押すだけで位置のリセットを、回転ツールを起動している間であれば回転のリセットを、スケールツールを起動している間であればスケールのリセットを自動的に判別して行ってくれるようになります。

まずは「システム」メニュー > 「スクリプトの実行」から動作を確認してみてください。その後、キーボードショートカットへと割り当てたい場合には、以下の日本語解説ビデオをぜひ参考にしてみてください:

ショートカットキーを割り当てるには

 

スクリプト:パーティクルアイテムによるリプリケータ内アイテムの指定

先日、Modoライブストリーミング配信「Modoって?」でクリエイターの柳村氏が自作し、公開されているスクリプト「rep_item_selector」についてご紹介します。

Modoではバージョン14.2から実装されたパーティクルアイテムマップにより、パーティクルに対して特定の値を割り当てることができるようになりました。これにより、例えばリプリケータでパーティクルをポイントソースとして複数アイテムを複製する際、指定した箇所のパーティクルに対して、指定したアイテムを特定した状態で複製できるようになるという、従来までは難しかった処理が可能になっています。

ただ、このパーティクルアイテムの指定がデフォルトだとスマートに指定するのが若干難しかったのですが、柳村氏自作のスクリプト 「rep_item_selector」 を使えば、簡単に指定できるようになっています:

rep_item_selector

使い方については、以下のライブ配信をご覧ください:

リプリケータでなかなか思い通りに複製を配置できないなぁとお悩みの方など、ぜひ使っていただきたいスクリプトです。作者の方に感謝しつつ、ぜひ活用してみてください!

そもそも パーティクルアイテムマップ って何?という方は、以下の日本語ビデオで解説しておりますので、そちらをご覧ください。大変便利な機能です:

パーティクルアイテムマップによる複製時におけるアイテムの指定

表面に配置されたアイテムの複製をアニメーションさせるには

メッシュ表面に散らばるアイテムの複製を個別に指定するには

  

 

リリース:「Auto Character System 3 (ACS3) ベータプログラム0 日本語版」ダウンロード配布開始!

いよいよ本日よりメンテナンス初年度およびAuto Character System 3 (ACS3)を特価でご提供するMODOウィンタープロモが開始されますが、時を同じくしてウィンタープロモにて特価でご提供いたしますキャラクタリギングシステムプログラム「Auto Character System 3 (ACS3)」も最新ベータビルド0 日本語版のダウンロード配布を開始いたします。

開発期間でのアーリーアクセスビルドを経て、いよいよ本バージョンからベータ版となりました。これにより、Modo最新バージョンに搭載されているリグクレイ機能もACS3の中で利用できるようになり、より使いやすさが増しています。

ACS3 については聞いたことはあるけれどよくわからない」「ACS1/ACS2は持っているけれど、 ACS3 との違いは?」と思われる方は、今週水曜日12/08 15:00から「 ACS3 製品紹介ライブデモンストレーション」をYoutubeで配信予定となっておりますので、ぜひそちらをご覧ください:

ウィンタープロモでは ACS3 を新規でご購入される方のみならず、ACS1/ACS2をお持ちの方に対しても特価でアップグレードをご提供いたしておりますので、これを機に最新版キャラクタリギングシステムを手に入れてみてください!

 

制作事例:「Modo | Hecta’s FIRST Eyelid/Mouth rig test」

Modoライブストリーミング配信「Modoって?」でもお馴染みのModoクリエイター Matt Meersbergen 氏 によるModoのリギングテストビデオが公開されていますので、ご紹介します:

https://www.youtube.com/watch?v=QZsMZpWPiAw

海外だと、モデルの目は最初に閉じた状態で作るのが多いらしいです。こちらのモデルもそうですね。目周辺の動きは、すごく表情を豊かにしてくれますね。

https://www.youtube.com/watch?v=47kAWU_imBo

ウェイトの調整は、本ブログでもご紹介したことがあるETEREA制作のウェイトツールを使っています。大変便利に使えるツールなので、ウェイトの細かい調整には欠かせない方も多いのではないでしょうか。

こちらDanu Navarro氏によりModoで制作されたモデルデータを使用しており、胴体部分はCharacterBox、そして顔の部分にはOZONE Studioを用いてリグが設定されています。今回はこのフェイシャルのリグをテストしている映像となるわけですが、非常に細かく設定が分かれていますので、多彩な表情が表現できそうですよね。

Mattさんとのライブストリーミング配信「Modoって?」では、この OZONE Studio の設定や CharacterBox についてなど、他では聞けない話をたくさん聞かせていただいていますので、興味のある方はぜひ一度聞いてみてください:

Matt Meersbergen 氏のYoutube

また最近配信されましたこの「Modoって?」第8回と第9回では、現在日本語版を準備中となるModo最新バージョン15.2v1の新機能を二つ、簡単に解説しています。これらの新機能につきましては後程、日本語版の解説ビデオを公開しますが、いち早くどんな機能か見てみたいという方は、ぜひこれらの配信アーカイブをチェックしてみてくださいね!

プリミティブスライス機能

Geodesic Distance Modifier

Modo 15.2v1 日本語版につきましては、来週前半公開を目指して準備を進めておりますので、今しばらくお待ちくださいませ!

 

キット:「Pushing Points Viewport Bookmarks」

ビューポートで作業中に「このビューポート角度、ブックマークみたいに保存しておきたいなぁ」と思うこと、ありませんか?ビューポートの視点をすぐさま保存・読み込みができる便利キットが公開されていましたので、ご紹介いたします:

Pushing Points Viewport Bookmarks

作者は数々の有償・無償キットを公開されているクリエイターのWilliam Vaughan氏Gumroadから無償で配布されています:

https://vaughan3d.gumroad.com/l/GdAra

このキットは使うのも非常に簡単。Kitsフォルダの中にダウンロードしたpp_bookmarksフォルダをコピーし、Modoを再起動したら、キットメニューのところに新たなアイコンが追加されているのが確認できます。

このアイコンをクリックしてみると、このビューポートブックマークのメニューが開きます:

上にある「Open Viewport Bookmarks Pie」をクリックするとパイメニューが開きますが、あらかじめCtrl+Qキーにショートカットキーが割り当てられていますので、どこでも簡単に開くことができます。もし割り当てを変えたい場合には、下にある「Map Viewport Bookmarks Pie」をクリックし、割り当てを変更してください。

Ctrl+Qキーを押すと、パイメニューが現れビューポートブックマークが4種類まで保存・読み込みが可能になっています:

操作に迷うこともないぐらい簡単かつ便利に使えるキットですので、ぜひ試してみてくださいね。