月別アーカイブ: 2023年7月

キット:「Selma for MODO」

プロシージャルモデリングでは、ダイレクトモデリングと比較して一部選択機能が十分ではない部分もあるようですが、そういった不満を解消してくれるキットが「Selma for MODO」です:

Selma for MODO

含まれているプロシージャル版選択オペレーションは以下の通り:

  • Select Triangles
  • Select Quads
  • Select NGons
  • Select Polygons by Vertex Count
  • Select Polygons by Area
  • Select Polygons by Type
  • Select Edges by Length
  • Select Edges by Angle
  • Select Edges by Axis
  • Select by Part
  • Select by Parts
  • Select Randomly
  • Select by Normal
  • Select by Plane
  • Select by Distance
  • Select N Randomly
  • Select Non-Adjacent Polygons
  • Select Polygons by Spacing
  • Select Vertices by Edge Count

プロシージャル版だと選択が思い通りにできないからなぁと感じたことがある方には必須のキットですので、ぜひ活用してみてくださいね。

 

 

制作事例:Head Fruits

Modoのリプリケータ機能などを利用して作成された作品「Head Fruits」をご紹介します:

作者はPaulo Almeida氏。ブドウやイチゴ、ブルーベリー、ラズベリーなどで、数パターンの作品が公開されています。どれもそのフルーツの特色をとらえたカラーで、とてもキュートな作品群となっています。リプリケータの機能はModoの数多くの機能の中でも頻繁に使用される機能でしょう。簡単に利用できる機能ですので、ぜひ存分に活用してください:

アイテムの複製方法

 

 

リリース:Modo 16.1v7 日本語版ダウンロード配布開始

2023/07/11 Modo開発元Foundry社よりModo最新マイナービルド16.1v7がリリースされました。これを受け、Modo 16.1v7日本語版の配布を本日より開始いたします。

メンテナンスおよびサブスクリプション契約期間に該当するお客様は、弊社ダウンロードサイトより最新ビルドModo 16.1v7をダウンロードの上、ご利用ください:

MODO JAPAN GROUP ダウンロードサイト

本バージョン16.1v7では、Substance 読み込み用のキットに関するアップデートが行われているほか、いくつもの問題が修正されています。さらにModo 16.1で追加されたドキュメントにも日本語対応しています。Modo 16.1v7における更新履歴、および既知の問題点につきましては、下記をご覧ください:

Modo 16.1v7 更新履歴
Modo 16.1v7 既知の問題点

 

 

制作事例:「HAPPY OUTSIDE BEAMS」

クリエイター吉井宏氏がModoを使って制作された事例が公開されていましたので、ご紹介いたします:

サイトに飛ぶと、大きな画面でディテールまで見ることができますよ。とても愛らしく素敵な作品になっています。ぜひ見てみてくださいね!

 

 

メイキング:ゲームワークフロー

Twitterで様々なソフトを使用したゲーム用キャラクタのワークフローが紹介されていましたので、ご紹介いたします:

https://twitter.com/i/status/1666168259308134403

高解像度のモデルを低解像度へとベイクしたり、スカルプトツールを使って変形するといった処理をModoの中に行っています。こういった手動の処理をModoで行うことで、かなり効率よく処理を行えます。ゲームワークフローについては、クリエイター高野 怜大氏に解説していただいた連載記事が弊社ウェブサイトに掲載してありますので、ぜひ参考にしてみてください:

またこのメイキングではキャラクタに動きを当てる方法としてMixamoを上げていますが、Modoのリターゲティング機能を使えば、Mixamoのモーションデータを読み込むのも簡単です。下記日本語解説ビデオにて詳細を解説していますので、ぜひ手持ちのデータに合わせて試してみてください:

複数のFBXファイルの動きを一つのキャラクタにまとめるには