月別アーカイブ: 2017年12月

2017年 年末年始休業のお知らせ

早いものでもうすぐ2017年も終わり。MODO JAPAN GROUPも本日12月27日(水)で年内の営業は終了です。今年はMODO 11シリーズをリリースし、様々なセミナーを行ったり、展示会に出展したり、無償トレーニングを開催したりと様々な活動を行ってまいりましたが、来年もより一層、皆様にMODOを快適にお使いいただけるようスタッフ一同努力してまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。

この年末年始、弊社の休業期間は下記のスケジュールとなります:

休業期間:2017年12月28日(木)~2018年1月5日(金)

現在、MODO メンテナンス(アップグレードに相当)を10%オフでご提供する「MODO 冬得キャンペーン」実施中ですが、このMODO メンテナンス製品を含むMODO JAPAN グループオンラインショップで取り扱っているダウンロード販売製品につきましては、上記休業期間中におきましても販売ならびに製品のご提供をいたしております。

MODO JAPAN グループオンラインショップ

ただし販売代理店様経由での製品のご購入およびパッケージ版のご購入など等、出荷が伴う製品につきましては、休業中に受注させていただいた商品分の出荷は2018年1月9日(火)以降の対応とさせていただきますので、あらかじめご了承くださいませ。

さて、本年最後にお届けする機能紹介ビデオは「FK/IKにおける回転値を取得してモーフと連動させるには」です:

FK/IKにおける回転値を取得してモーフと連動させるには

キャラクラアニメーションを作る場合など、スケルトンの回転とモーフを連動させることで、よりリアルな動きであったり、デフォルメするような表現などが可能になります。このビデオでは、FKまたはIKを使用した場合に、その回転角度とモーフをどのように連動させるのかを解説しています。MODOをお使いのユーザー様からたびたび問い合わせをいただくご質問であり、ご興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

このビデオの他にも<機能紹介・チップスサイト>では数多くのチュートリアルや機能解説ビデオを、またコラムではモデリングやアニメーションに関するチュートリアルなどを公開しておりますので、この年末年始、ぜひMODOをじっくりと触ってみてくださいね!それでは皆様、良いお年を!!

 

チュートリアルビデオ:「水滴の作り方」

水滴を簡単に表現するための大変わかりやすいチュートリアルビデオがありましたので、ご紹介いたします:

早速同じように作ってみました:

water_drop

あっという間にいい感じに出来上がります。流れとしては:

  1. 水滴を付けたいメッシュを複製し、複製したメッシュには別マテリアルを適用
  2. 複製メッシュのマテリアルに拡張modoテクスチャからPebblesを適用し、エフェクトをディスプレースメントに設定
  3. さらにPebblesを複製し、反転オプションをオンにして、エフェクトをステンシルに設定
  4. ステンシルのPebblesではバイアスの値を100%に設定

これだけで出来上がりです。簡単ですので、ぜひ試してみてくださいね!

 

MODO 11.2対応日本語マニュアル付きMODO 11.2v2 ダウンロード開始

おまたせいたしました。本日よりMODO 11.2対応の日本語マニュアル付きMODO 11.2v2のダウンロードを開始いたします!MODO 11シリーズをお持ちの方は、弊社ダウンロードサイトより最新バージョンをダウンロードの上、ご利用ください:

MODO JAPAN GROUP ダウンロードサイト:http://www.modo3d.jp/tech/modo_dl/

112v2

112v2_doc

このプログラムでは、MODO 11.2新機能に関する記述が全て網羅されている他、12/16にMODO開発元であるFoundry社より公開されましたMODO最新バージョンMODO 11.2v2が含まれています。

このMODO 11.2v2では、いくつかのクラッシュバグが修正されております。MODO 11.2v1のバグフィックスバージョンとなりますので、MODO 11.2v1をお使いの方はいったんMODO 11.2v1をアンインストールの上、MODO 11.2v2をインストールしご利用ください。MODO 11.2v2の更新履歴に関しましては、以下をご覧ください:

MODO 11.2v2 更新履歴

 

導入事例:「New Balance」

MODOの導入事例として、シューズメーカーのNew Balanceにおける事例が公開されていましたので、ご紹介いたします:

http://www.core77.com/posts/70773/The-Hollywood-Technology-Kicking-Shoe-Design-Into-a-New-Dimension

The Pushing Points Hatchet Collection」「MOP Booleans」といった数々のキット製作者であり、クリエイターかつトレイナーとしての長い経験を持つWilliam Vaughan氏もプロジェクトに参加し、New Balance社ではデザイン工程全体に渡ってMODOを活用しているそうです。

以前は2Dスケッチでデザインをおこし、モックを作成し、試行錯誤を繰り返していた工程が、MODOを使用することにより全体にかかる時間を縮小したことで、より多くのデザインを検討したりバリエーションを増やすことができたそうです。

なぜMODOを選択したのかという点については、トレイナーとしての長年の経験を持つWilliam氏曰く、「それまで3Dを触ったことのない知識ゼロの状態から実用として使えるまでの時間が一番短いのがMODOだから」ということです。もちろん個人差もあるでしょうが、習得までの期間が短いのは企業でのソフト導入の大きな要因となりそうです。

MODOをデザインフローに組み込むことで、New Balance社ではデザインフロー全体に大きな変化が起こったようです。MODOでは体験版カスタムトレーニングなどもご用意いたしておりますので、フローの改善を検討されている方は、ぜひ一度MODO導入をご検討くださいませ!

 

キット&プリセット:「FlexFuse」

MODO 11.2のリリースと同時に、MeshFusionの作者Darrel Anderson氏が開発したキット&プリセット「FlexFuse」も公開されています:

https://community.foundry.com/discuss/topic/136402/introducing-the-flexfuse-kit-for-modo-11-2

こちらのキットには、プロシージャルモデリングを利用して作成されたメッシュアセットのプリセットがいくつも用意されており、専用のメニューも搭載されています。MODO 11.2で実装されたCloud Asset(クラウドアセット)機能により、プリセットブラウザから直接すぐにダウンロード&インストールできます。

flexfuse_install

Cloud Asset(クラウドアセット)機能の利用方法については、こちらの日本語解説ビデオをご覧ください:

プリセットブラウザからのアセットシェアの利用法

インストールされたプリセットはFlexFuse Geoフォルダの中に収められていますので、アクセスも簡単です。プリセットをダブルクリックしてシーンに読み込まれたモデルは、コントローラをドラッグするだけで、簡単に様々な形状へと変形させていくことが可能です。FlexFuse用の細かいメニューは、モデルパレットのFusionサブタブの中にボタンをクリックすると出てきます:

flexfuse

このコントローラはチャンネルハンドルという機能を利用して表現されていますが、共通に使えるインターフェイスとしてとても便利に使えます。共有して使えるようなアセットを作成する場合などには、ぜひ活用してみてください:

チャンネルハンドルの活用法

 

キャンペーン:「冬得キャンペーン」2017/12/11(月)~2018/01/09(火)まで実施!

12月に入り、2017年も残りあと1ヶ月!この年の瀬をMODOと共に過ごしていただきたい!ということで、「冬得キャンペーン」を本日より実施いたします!

この「冬得キャンペーン」ではMODOメンテナンス10%オフでご提供いたします。MODOメンテナンスは従来のアップグレード版に相当する製品であり、現時点で最新版のプログラムをお使いいただけるだけではなく、購入日より1年間の間にリリースされるメジャー・マイナー問わず最新バージョンを恒久的にお使いいただける製品であり、過去のどのバージョンをお持ちの方でもご購入いただけます。

最新バージョンであるMODO 11.2では、魅力的な機能が数多く実装されていますので、旧バージョンをお持ちの方はぜひこの機会にメンテンナンス購入をご検討ください:

MODO 11 シリーズ 新機能
MODO 10 シリーズ 新機能
MODO 901/902 新機能
MODO 801 新機能
MODO 701 新機能
MODO 601 新機能

また他にも用途別にキットとビデオをセットにしてご提供している「ACSセット(キャラクターアニメーション) 」「VP ARCHVIZ COMPLETEセット(建築ビジュアライゼーション)」「SLIKセット(スタジオライティング)」「NPRセット(トゥーンレンダリング)」もそれぞれお得な価格でご提供しておりますので、こちらもぜひどうぞ!

 

MODO 11.2 新機能【アイテムアセンブリRibTrimの使い方】

本日ご紹介するMODO 11.2新機能は、ElboPipeと共に、バージョン11.2から新たに追加されたアイテムアセンブリの一つRibTrimの使い方です。

アイテムアセンブリRibTrimの使い方

こちらもプロシージャルモデリングを用いて、フレームやリブなどを作り、さらにそれをMeshFusionと組み合わせることで、様々なパターンを簡単に作ることができます。またこのRibTrimでキーとなるのが、UVトランスフォームの機能です。UVに対応する3D箇所に合わせてデフォームするというこの機能は、RibTrimに限らずモデリングやアニメーションに非常に便利に使える機能ですので、使わないともったいない!

UVトランスフォーム機能の基本的な使い方、UVトランスフォーム機能を使ったモデリング例などを解説しているビデオもご用意していますので、ぜひご覧ください:

マイクヘッドの作り方

UV座標に対応する三次元空間位置へメッシュを変形するには

 

プラグイン:「TracerX」

前回ご紹介したプラグイン「PolyStrips From Curves」と同じ開発者が作ったMODOでモーショングラフィックスを実現するプラグイン「TracerX」をご紹介します:

TracerX

これらの機能はプロシージャルモデリングでコントロールされており、様々な表現が可能になっています。MODOの場合、プロシージャルモデリングはモデリングのみならず、アニメーション機能として役に立つ非常に優秀な機能であり、表現の幅が大きく広がっています。

TracerXの機能紹介ビデオ、また作例動画もいくつか公開されています:

また、ユーザープロファイルでもご紹介したクリエイターの吉開 裕司氏もこのTracerXを使った作例を公開されています。こちらもすごく素敵な映像となっていますので、ぜひご覧ください!

 

MODO 11.2 新機能【アイテムアセンブリElboPipeの使い方】

MODO 11.2では、新たなアイテムアセンブリも2つ追加されています。その一つが、パイプを簡単に作れるElboPipeです:

アイテムアセンブリElboPipeの使い方

アイテムアセンブリとは、プロシージャルモデリング機能を利用して、ある一定のパターンを持つメッシュを、パラメータを設定したり、ベースとなるメッシュを編集するだけで、様々なバージョンで作り上げることができるアセンブリの一種です。こういったアセンブリを用意しておくと、少ない工数で数多くのパターンを試すことができますので、ぜひとも活用していただきたい機能の一つです。

アイテムアセンブリに興味がある方は、ぜひアイテムアセンブリの作成方法についてもご覧ください:

プロシージャルモデリングのアセット化