月別アーカイブ: 2014年9月

制作事例:TEN 24スタジオによるスキャンデータの再構築

80台ものデジタル一眼レフで組まれた撮影リグを活用し、TEN 24スタジオでは超高精度のスキャンデータを提供していますが、そのスキャンデータをZBrushMODOを用いてリトロポジを行い制作された作品がありましたので、ご紹介いたします:

http://www.3dtotal.com/index_interviews_detailed.php?id=325#.VCUNiBarR2C

まつげや眉、ヘアなど全てMODOの標準機能を利用して制作されたそうです。

また、特筆すべきはSkinシェーダでしょうか。各パラメータに対して様々な画像データが用意されており、細かく設定されているのがよくわかります。

高度な撮影リグもさることながら、スキャンデータに対するリトポロジ、さらにスキンやヘアに対するシェーディングの設定で、これほどまでにリアルに再現することができるんですね!

 

コンテスト:「MODO Halloween 2014」開催中!

昨年に引き続き、今年も「MODO Halloween Contest 2014」がThe Foundry社サイトにて行われています!

静止画部門・アニメーション部門とも最優秀受賞者への賞品は3DペイントソフトMARI!作品の提出期限は10月27日 9:00(PST)までとなっています。The Foundry社で行われるこういったコンテストは、お題に沿った作品を制作するだけでなく、エントリーされているクリエイターさんの作品を眺めているだけでも楽しいものです。

ちなみに昨年行われた「MODO Halloween Contest 2013」アニメーション部門の最優秀作品はBrian Vowles氏がつくったこちらの作品↓

ハロウィンらしく、ちょっとホラーの入った作品になっています。音も効果的ですよね。今年もどんな作品に出合えるか、とっても楽しみです!

 

セミナー:「MODOビジュアライズセミナー 大阪」10/21(火)開催!

先日「3Dスキャナー & MODO ビジュアライズセミナー」と題しまして、3Dスキャナのご紹介およびMODOを使用したビジュアライズワークフローについて解説したセミナーを行い、大変好評をいただきましたが、来月10月21日(火)には株式会社Too様主催で、大阪でもセミナーが開催されます!

『MODOビジュアライズセミナー 大阪』

 

前回セミナーでもレポートいたしました通り、ディプロス株式会社様にご協力いただく3Dスキャナ「HDI Advance R3」の実演には特にご満足いただけるセミナーとなるかと思いますので、ご興味のある方はぜひお気軽に遊びにいらしてください!

 

MODO 2014 サマープロモーション 9月21日(日)で終了!

いよいよ開催中のキャンペーン「MODO 2014 サマープロモーション」の最終受付日が9月21日(日)と迫ってまいりました!

新規で学生教員版を購入される場合は8,000円オフアップグレード版(通常)を購入される場合は10,000円オフとなるお得なキャンペーンです。

メジャーバージョンが上がるごとに、MODOでは様々な新機能が搭載されています。ひょっとすると、ご存じでなかった便利機能も既に搭載されているかもしれません。下記サイトもぜひチェックしてみてください:

modo 601 新機能紹介
MODO 701 新機能紹介
MODO 801 新機能紹介

【MODO 801】ケージベイクを用いたノーマルマップの作り方

MODOはどのバージョンからのアップグレード価格も全て一律となっておりますので、古いバージョンの眠ったままのmodoをお持ちの方も、この機会に最新バージョンへのアップグレードをご検討ください!

 

セミナー「MODO DESIGN WORK SESSION 2014」10月7日(火) 開催のお知らせ!

先日開催いたしましたセミナー「3Dスキャナー & MODO ビジュアライズセミナー」に引き続き、MODO JAPAN グループではよりデザインカテゴリに集中したセミナーとして、来月10月7日(火)に「MODO DESIGN WORK SESSION 2014」を開催する運びとなりました!

このセミナーではなんと、The Foundry社より特別ゲストとしてYazan Malkosh氏を、また国内のMODOパワーユーザーでもある株式会社ハイドロイド様をお迎えし、デザインプロセスにおけるMODOの活用法、ビジュアライゼーション、活用事例などについてご紹介いただきます。

Yazan Malkosh氏は長く9b Studioとして活躍され、MODOユーザーにはお馴染みのSLIKSESシリーズといったライティングやマテリアルに特化したキットを開発されたクリエイターです。現在はThe Foundry社において、カスタムデザインに特化したプロジェクトに携わるなど、広くデザインの現場で活躍されており、その経験を生かしたMODOによるデザインプロセス、ビジュアライゼーションについて解説していただきます。

またハイドロイド様からは、MODOを活用した素晴らしい映像作品を生み出されており、なぜMODOを採用しているのかを含めた活用事例をご紹介くださいます:

株式会社ハイドロイド様:http://hydroid.jp/

デザインにおけるMODOというコンセプトのもと、本セミナーではデザイナー・クリエイターの皆様のお役にたつ情報をご紹介できる絶好の機会ですので、ご興味のある方はぜひ会場まで足をお運びください!

 「MODO DESIGN WORK SESSION 2014」
開催日時:2014年10月7日(火) 14:00~17:40 (開場13:30) ※18:00より懇親会
開催場所:株式会社アマナ セミナールーム 東京都品川区東品川2-2-43
参加費:無料(※懇親会参加を希望される方は参加費として3,000円)
内容詳細およびお申込み:下記URLをご覧ください:
 http://modogroup.jp/events/2064.html

 

3DWORLD CG AWARDS 2014にて「MeshFusion」がSoftware Innovation受賞!

MODOのプラグインであるリアルタイムブーリアンツール「MeshFusion」が3DWORLD誌CG AWARDS 2014にてSoftware Innovationを受賞いたしました!

https://thecgawards.com/

数あるMODOのキットやプラグインの中でも断トツの人気を誇るこの「MeshFusion」、ご利用いただいている方も多いかと思います。「MeshFusion」の多彩な機能を解説している日本語ビデオもご用意いたしておりますので、ご興味のある方はぜひチェックしてみてください:

MeshFusion 日本語解説ビデオ

 

レポート: 「3Dスキャナー & MODO ビジュアライズセミナー」

昨日(9月11日)開催いたしましたセミナー「3Dスキャナー & MODO ビジュアライズセミナー」にご来場いただきました皆様、ありがとうございました!

このセミナーではディプロス株式会社様にご協力いただきまして、3Dスキャナ「HDI Advance R3」を用いた3Dスキャナによるデータ取り込みの実演していただきました。「HDI Advance R3」には左右2台のカメラが取り付けられており、ターンテーブル上のオブジェをスキャンします:

20140911-1今回は実際にシューズをスキャンしていただきましたが、ターンテーブルを自動で回転させ、多角度からスキャンした複数のデータを取り込みソフト側で結合し、モデルデータへと仕上げることができます。想像していた以上に精度が高く、またスキャンやソフト側での結合処理も高速だったことに驚きました。

20140911-2

20140911-4ディプロス様から3Dスキャナでのデータの取り込みをご紹介していただいた後は、実際に3Dスキャナで取り込んでいただいたデータをもとにしたMODOでのリトポロジ処理などについて、MODO JAPAN グループスタッフによりご紹介いたしました。

20140911-3今後もMODO JAPAN グループではMODOとの連携という観点で、様々なカテゴリにおけるMODOの使い方をご紹介するイベントやセミナー、展示会への出展を企画いたしております。ご興味のある方は、お気軽にご参加くださいませ!

 

制作事例:ライトボール

The Foundry社ギャラリーにおいて、素敵なライトボールの画像が掲載されていましたのでご紹介します:

http://community.thefoundry.co.uk/discussion/topic.aspx?f=9&t=92059

アニメーションしている様子はこちら↓

このシーン内では球体を一つ作り、ポリゴンを2列選択してマテリアルのルミナンスを設定、そのルミナンスの別バージョンとして球体を4つ複製したら、さらにそれぞれインスタンスで数を増やし、ダイナミクスで動きを付け、後処理としてNUKEで被写界深度を調整しているとのこと。このため、シーンには実体となるメッシュは5つしか存在していないそうです。

映像のキレイさもさることながら、シーンの作りのシンプルさも特徴的ですね。

 

スクリプト:「Visible Selected Meshes v1.1」アップデート

選択しているメッシュのみを可視状態にするスクリプト「Visible Selected Meshes」ですが、頂きましたご要望を元にスクリプトを実行する前の可視状態へと戻す”back“オプションを追加したv1.1を公開いたしました:

 Visible Selected Meshes

他のオプション引数”solo“/”reverse“/”all“と同様に、上記図のようにキーへと割り当てていただくと使いやすいかと思いますので、多数のメッシュを含んでいるシーンなどで頻繁に表示・非表示を切り替える作業が必要となる場合には、ぜひ一度お試しください!

 

The Foundry社より無償アニメーション解説ビデオ公開

MODOではモデリングレンダリングアニメーションエフェクトと、メジャーバージョンアップごとに徐々に機能の搭載を図ってきましたが、The Foundry社ではMODOのアニメーション機能をさらによくご理解いただけるよう、アニメーション解説ビデオを無償で公開しています:

現在公開されているのは第1章~第10章まで:

Episode 1 – Introduction and Scope
Episode 2 – Box Rig
Episode 3 – Basics of keyframing
Episode 4 – Anticipation!

Episode 5 – Follow Through/Overlap
Episode 6 – Pose to Pose
Episode 7 – Posing Continued
Episode 8 – Staging
Episode 9 – Arcs, Easing &Timing
Episode 10 – Secondary-Action/Exaggeration

順を追って丁寧に解説されており、MODOでアニメーションを付けたことがないという方にとっても、どのようなツールが実装されていて、どのような表現が実現できるのかをご確認いただけるビデオとなっております!