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パッケージデザインもMODOで簡単に

Gene Dupont氏が印刷業界におけるMODOの興味深い使い方について語ってくれました

Gene Dupont氏(www.genedupont.com)はサンフランシスコを拠点としたデザインファームThompson Design Groupの一員として、パッケージや製品の3Dイラストレーションを専門に手がけるデザイナーです。

パッケージデザインを手がけるようになってから、どの位経ちますか?

GD: このパッケージングの業界でデザインを担当してから、8年ほどが経ちます。サンフランシスコにあるアカデミー・オブ・アート大学においてパートタイムでデザインを教えていたのですが、その頃からフリーランスとして印刷や3Dイラストレーションの仕事にも従事していました。

丁度フリーランスで仕事をしているときに、今働いているThompson Design Groupやそのクライアントに3Dイラストレーションでビジュアライゼーションしてはどうか、ということを提案したのです。その結果、雇われることになり、この会社で3D部門立ち上げとクライアント向けの デザインサービスを始めることになりました。今までの経験を3Dイラストレー ションに活かすことが出来る仕事ですので幸運でした。

当初はクライアント側にコンピュータで描く3Dイラストレーションの利点をなかなか理解してもらえませんでした。今まで通りのイラスト手法や写真撮影よりも何が優れているのか、もちろん3Dイラストレーションの需要が高まりつつある事など見当もつかなかったのでしょう。立ち上げたばかりの本当に小さな3D部門でしたが、マーケティングやデザイン、生産チームを巻き込むことで、その費用対効果を証明してみせることができました。

  • Image by Gene Dupont
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Image by Gene Dupont

3Dの価値は、提案段階から発揮されると言えるでしょうか?

GD: コンペティションにおいて製品コンセプトを伝える際、最新の3Dバーチャルフォトグラフとして提案できることは、私達にとって本当に有利に働いています。私が提示する3Dイラストレーションは、今までの写真撮影の工程や仕上げのコストを完全に削ったものですが、今現在クライアントはデザイン検討において四苦八苦する必要がなくなりました。これは3Dのバーチャルフォトグラフがどのような形、材質であれ、完成品のイメージをうまく伝えているからと言えるでしょう。

パッケージングは材質や造形において、ますます洗練されてきています。特に玩具向けのパッケージングでは、どのように動作するのかさえも把握できますからね。

このような状況の中、今後どのような形でパッケージング業界は進化していきそうでしょうか?

GD: 現在関わりがある食品やペットケア用品の生産を例にとってみますと、消費者にとっての利便性と安全性は、今後も注力されていく部分かと思われます。利便性の向上は、かつてプレミアムブランドが開拓してきた部分ですが、今はどのブランドにおいても採用されるようになりました。例えば、缶飲料に採用されているプルタブ、液垂れしないキャップ、それから何度も開閉できるZIPロックのようなものが挙げられます。

人間工学をベースに開発されるパッケージについても見逃せません。持ち運びが簡単であるとか、注ぎや保存しておくことが簡単に出来るといったことが、既存の製品以上に価値を生みます。これら個々の革新的要素を、広告であったり、また場合によってはデザインそのものを通じて、消費者の皆さんへのメッセージとして届けていく訳です。

今現在はインスタント食品や携帯可能な食事向けパッケージのビジュアライゼーションに携わっており、すごく楽しみながら作業しています。

デザイナーのコンピュータグラフィックスに関する知識や経験が向上するにつれ、コンセプトをデザインに反映させる力もまた向上しました。それと同時に、実はパッケージデザインも進化し続けているのです。デザイナー達はIllustratorやPhotoshopのようなツールに熟練するにつれ、印刷工程やプロジェクトの予算をも考慮するようになり、デザインの観点から何か新しい表現が可能かどうかを考えるようになります。キャンディの包み紙だったり、シリアルの箱のデザインを見てもらうと分かるのですが、10年前からロゴのデザインは大きく変化しています。ブランドとしてのアイデンティティを保ったまま、例えば立体的なデザインになっていたり、エンボスがかかっていたり、ロゴの影を落としたりといった様々な工夫が施されています。

パッケージデザインそのものに携わることもあるのですか?

GD: プロジェクトにもよりますが、ほとんどのケースではデザイン案や最終段階のデザインが送られてきますので、完成形をビジュアライジングしたり、未完成であれ製品がどのように見えるのかを伝えられるような形にします。他のプロジェクトの例で言うと、ラフスケッチやアイデアを受け取り、製品の造形に携わりながら3Dモデル化していくケースもあります。このようなプロジェクトに関わることが出来るのはすごく楽しく、また良い経験にもなります。今ではThompson Design Groupを通じて仕事を請けているクライアントの多くから、彼らが抱える製品ラインナップ全てにおける3Dのプロダクトショットを依頼されるまでになりました。以前は実際の製品を組み上げたり、フォトグラファーを手配したり、写真の加工を依頼したりと多くのステップが必要でしたが、今では3DCGのソフトウェアで明確なイメージを作ることが可能です。私の場合は、バッチを利用しMODOとPhotoshopの組み合わせで数百にも及ぶ処理も、あっという間に完了させることができるようにしています。

小売販売におけるシミュレーションも行っているとのことですが、具体的にはどのようなことでしょうか?

GD: 製品を商品棚に置いた時のインパクトや他製品との差別化は、マーケティング戦略において大変重要な部分を占めています。実際の写真におけるカメラアングルやライティングと合わせて3Dオブジェクトをレンダリングするのですが、店舗全体をモデリングして評価するよりも効果的で時間も大きく節約することができます。MODOであれば3Dオブジェクトとカメラアングルのマッチングも簡単ですし、ライティングの変更も即座にレンダリングに反映されるので、インタラクティブかつ迅速に結果が得られます。

他にはどのような所で使われる機会がありますか?

GD: 社内向けであれば、3Dイメージの使いどころとして主に、カスタムイラストレーションだったり、レイアウト用の素材となるイラストを制作することもあります。社内のデザイナー達が、手元にある写真やWEBのイラストからでは何をどう組み立ててよいかわからず困っている時などには、私が3Dで作ってしまいます。キャンディやチョコレート、ボトルや缶、何でもです。クライアント向けの場合は、印刷やマーケットリサーチ、広告、ポスター、ネット向け等、様々な用途に対応できるように高解像度、低解像度のイメージを準備しておきます。私が制作した3Dイメージが、PowerPointのイラストに採用されたこともありますよ。

最近はどのようなツール環境で制作されているのでしょうか?

GD: 主にMODO, Photoshop, Illustrator, Final Cut Studioを使っています。たまにパーティクルやアニメーションが必要な時に、Lightwaveを使うこともあります。それから過去に遡って多くのイメージを制作してきましたので、データベースの構築にも力を注いでいます。過去の資産を使うことも多いですからね。

この業界を目指している方々、またMODOを使おうとされている方々に対して、何かアドバイスをお願いできますか?

GD: 私は今までこの業界で数多くのデザイナーやアーティストと仕事をしてきましたが、どうしても3Dソフトウェアの使い方が2Dツール的になってしまい、人によっては3Dツールを学ぼうとしても抵抗を覚えてしまうこともあるようです。3Dソフトウェアには2Dツールとは異なるフィーリングやフローがあるものです。まずはそのことを踏まえてから臨んでもらえると良いのではないかと思います。

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