MODO JAPAN GROUP

Poul Resen Steenstrup Island
海外導入事例
MODO image by Maurison Borba

優れたスピードとコストパフォーマンスでプロダクトパッケージのビジュアル化を実現

業界のプロフェッショナルに、リアルを超えるビジュアルを作り出すバーチャルスタジオとしてのMODOを語ってもらいましょう。

つい最近まで、パッケージのビジュアライゼーションや広告コンセプトはとても高価で、いくつもの処理工程を重ね、手間がかかるものでした。ラベルデザインは実際に印刷してはモックアップへと貼り付けて、フォトグラファーがそれを撮影した後、レタッチャーへと送られて、加工修正が施されます。これらの工程も、デザインが変わってしまえば全て最初からやり直しとなり、かけた時間と費用が全て無駄になってしまっていました。

しかし、これらの手法はMODOの3Dレンダリングパワーで変わりつつあります。スキルを持ったスペシャリストであれば、パッケージデザインや広告キャンペーンがどのように表現されるのかを事前にクライアントに伝えることができるようになったのです。MODOを使えば、説得力の高いモックアップを速く、そして簡単に作れるようになり、ラベルやデザインの突然の変更やトレンドにも即座に対応し、デザインや広告を長期に渡ってプロダクトに浸透させることが可能となりました。

業界のプロフェッショナルの間では、MODOが可能にするクライアントへのトータルコントロールが大変役に立っていると評判です。パッケージや広告をレンダリングするのが高速であるであるだけでなく、さらにいくつものバリエーションを提供することも可能であり、誰もがハッピーになれるからです。

「高品質な製品画像、パッケージ画像を作り上げる仕事をするという観点から、他の3Dソフトウェアをチェックすることも多いのですが、今まで MODOがベストであり続けています。」

 

MODOであれば高品質をより高速に

Gene Dupont氏がCGに携わってから20年以上が経ちますが、その内の14年については パッケージデザイン会社向けの3Dイメージ制作を専門に手掛けていました。MODOを使い始めた2007年から、変わらずMODOを使用してイメージを制作し続けている彼は、MODOについてこう述べています。「高品質な製品画像、パッケージ画像を作り上げる仕事をするという観点から、他の3Dソフトウェアをチェックすることも多いのですが、今まで MODOがベストであり続けています。」

彼自身、印刷業界でのバックグラウンドを持っていたため、デザイナーから受け取るAdobeイラストレータファイルのハンドリングにも慣れていました。MODOで効率良くファイルを取り扱えるようにするための事前準備にも、何の問題もありません。最終イメージを完成させるまでの手順をなるべく削減し、自動化させることで、より多くの時間をMODOとPhotoshopのマスターデータへ割くことが可能になりました。細部に渡るまでクオリティを追求することができるようになったという訳です。

Dupont氏はネスレ、ピュリナ、それからブルーダイアモンドグロワーズ社向けにアイスクリームのケースやミルクボトル、ナッツやペットフード缶のレンダリ ングイメージをMODOを使って制作しています。特に、まだ世に出ていないパッケージ候補をレンダリングするのに、そのスピードが非常に重要視されるとのことです。

「MODOの中にバーチャルフォトスタジオを構築することで、細かな調整が可能になり、イメージを即座にアップデートできるようになりました。このスピードとクオ リティは、今までの写真撮影では到底実現できません。プロダクションパイプラインにおいて、高品質なイメージを大量の作り出してくれます。クライアントの要望でラベルを変更する必要が生じても、即座に対応可能です。ジオメトリやUVを調整し、ディレクタやクライアントの望むものをすぐに提供することができるのです。」

「今までの2Dツールでは実現しえなかったことを、MODOが可能にしてくれました。新たな境地を開いてくれたMODOと、使い勝手の良いインターフェースにも感謝したいと思います。これで仕事が楽しくなりました。」

フリーランスとしてパッケージデザインに関わるTomasz Lechociński氏は2009年からMODOを使い始め、それ以降MODOが新たな世界を開いてくれたと言います。「今までの2Dツールでは実現しえなかったことを、MODOが可能にしてくれました。新たな境地を開いてくれたMODOと、使い勝手の良いインターフェースにも感謝したいと思います。これで仕事が楽しくなりました。」。氏が関わるMODOでのビジュアライゼーションは小売向けのパッケージ、棚に飾られるポップ、スタンドのようなマーケティング用のアイテムであり、ネスレや3Mといったメーカーが彼のクライアントです。

「製品の3Dモデルを作る理由は、いつでも異なるカメラアングルでレンダリングが可能だったり、マテリアルやグラフィックデザインを試せるという点にあります。フォトグラファーからの写真に縛られることなく、自由に表現できることも大きいですね。クライアントは長期間に渡り マーケットで露出されている製品をリフレッシュしたいと考えていることが多く、既存のファイルを加工すればクライアントからの修正要望にも即座に応じることができるのです。」

Lechociński 氏によれば、あまりにMODOが快適であるがために、スケッチ工程を飛ばしていきなり3Dから始めてしまうこともあるそうです。特にモデリングやUVツールが大変優れているため、仕事には欠かすことのできないソフトウェアとなっているとのことです。「パッケージを制作するにあたり、最も優れていると感じるのがMODOのレンダープレビューウィンドウの能力です。マテリアル、グラフィックス、どのような変更を加えようと即座に反映さ れるのが、とても素晴らしいと感じています。最終レンダリング調整の手前の段階で何度もテストを繰り返すのではなく、モデリングをしている段階から常に状態を把握できるのですから。」

プレビューレンダラーの他にも、稼動部分を持つパッケージングに対するクライアントのニーズを満たすために欠かせないのがリギングのツールです。 オブジェクトの異なる状態を再現するのにモーフマップを用いており、箱の折りたたみを表現するのにスケルトンツールを用いています。このようなツールを利用することで、最終段階まで幅広いコントロール性を得ることが可能になったとのこと。

「レンダリング時間を最小限にしながら高解像度のイメージを出力するためには、様々な工夫が必要とされます。その点、MODOのレンダラーは驚くほど高速であり、さらにプレビューレンダラーを利用できるという大きなメリットがあります。」

 

MODOでは押し売りなど必要なし

広告業界における製品ビジュアライゼーションのより具体的な利点を挙げるとすれば、それは未だ存在しない製品だとしても、広告をデザインすることが可能であるという点です。手間もコストもかかるモックアップを作り撮影するよりも、Act Two-Um社のParry氏のように、クライアントと一緒にリリースプランを話し合いながら、キャンペーンのデザインを検討するようなことも可能となるのです。こうしておくことで製品の誕生とキャンペーン開始までの期間を最短にすることが可能になります。

Act Two-Um社は超一流企業であるVodafone、P&G、DirecTV、Renaultなど、名の知れた多くのクライアントも多く抱えており、フットボールの スター選手を描いた広告や、無数の鏡に映りこむスポーツカー等、大変手の込んだ3Dレンダリングが目を惹きます。Parry氏はジェネラリストとして多くのタスクを遂行する中、超高解像度イメージの作成はもちろんのこと、他のほとんどの作業もMODOで済ませてしまうとのことです。

「レンダリング時間を最小限にしながら高解像度のイメージを出力するためには、様々な工夫が必要とされます。 」他にはないMODOのレンダリングスピードが彼が作り出す素晴らしいイメージの助けになっているのです。「その点、MODOのレンダラーは驚くほど高速であり、さらにプレビューレンダラーを利用できるという大きなメリットがあります。フィードバックが高速なため、シェーダやマテリアルを作るのにも大変役立っています。MODOに付いてくる標準のマテリアルプリセットとインハウスで作成したプリセットを組み合わせて利用しているのですが、シェーディングプロセスから初見のレンダリングまでが非常に短時間で済みます。」

「速くて直感的、そして何より楽しい!このツールには何ができて何ができない、なんて限界を感じることはありません。使う人自身のイマジネーション次第で、いくらでも可能性が広がります。」

スウェーデンに拠点を置くValentin&Byhr社でアートディレクターを務めるPeter Eriksson氏が気に入っているのが、MODOのコミュニティです。ソフトウェアで分からないことがあれば、オフィシャルフォーラムを覘くと解決できることも多いそうです。MODOの機能でお気に入りなのが、やはりプレビューレンダラー、そして何よりもHDR Light Studioプラグイン抜きでは仕事ができないほど、その機能に惚れ込んでいるそうです。

Eriksson氏によれば、広告向けコンテンツ制作において、スピードと柔軟性こそが3Dでプロダクトをモデリングする最大のメリットであると 言います。特にデザインフェーズではそれがどのように映るのか、例えばキャップが青やシルバーだった場合を検討してみる必要が生じます。そのような時に3D空間内にスタジオさえ用意してあれば、コストがかかる実物のライトセットアップで撮影するのに比べ、格段に早く検証することができるのです。もしもクライアントが実物を手にとってみたい、ということであればValentin&Byhr社ではモデルを3Dプリントすることにしているそうです。

このようにパッケージデザインや広告向けコンテンツにおいて、3Dでレンダリングすることには実用的なメリットが大きいことは疑いようもありません。現実のスタジオでの撮影の難しさ、その障壁をMODOが軽減し、さらにデザイナーのクリエイティブな部分を引き出し、質が高く、目を惹くコンテンツを作り出すことを可能にしているのです。

「速くて直感的、そして何より楽しい!このツールには何ができて何ができない、なんて限界を感じることはありません。使う人自身のイマジネーション次第で、いくらでも可能性が広がります。」

 

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