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701新機能:SurfaceID

先日はMODO 701の大きな新機能の影でなかなかご紹介の行き届かない、小さいけれど便利な新機能「テクスチャオフセット」について解説しました。今回もそんな新機能の一つであり、グラディエントテクスチャの入力パラメータに追加された「SufaceID」についてご説明しましょう。

まずは、リプリケータでまんべんなく埋め尽くされたクローバーを見てください:

うろこじゃないです、クローバーです。このクローバーの一つ一つの色をランダムに変えたい場合、MODO 701では一発で思い通りに変えられる方法が用意されました。

必要となる処理は、クローバーのマテリアルの上にグラディエントテクスチャを追加し、入力パラメータからsurfaceIDを選択するだけ。あとはグラディエント編集で、ランダムに散らしたい色を設定していきます。

レンダリングしてみると、この通り:

紅葉など、少しずつ色が変化している大量の樹木が生えた山々などを表現する場合には、大変手軽で便利な機能です。ぜひ試してみてください。

このような便利機能が数多く搭載されているMODO 701の新機能、イベント「MODO 701 ラウンチ&Creator’s Session 2013」でもご紹介いたしますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。

ちなみに、今回のこのクローバーは地形メッシュにサーフェイスパーティクルジェネレータリプリケータの元となるパーティクルクラウドを発生させています。地形メッシュは、細かく分割した板を移動ツール+ノイズフォールオフで変形させただけ。とってもシンプルに、ぱぱっと作れるのがMODOのいいところですね。

 

701新機能:テクスチャオフセット

MODO 701ではパーティクルシステムオーディオのサポートなど、大きな新機能がいくつもありますが、便利に使える小さな機能もいろいろと追加されています。その一つが「テクスチャオフセット」機能。この機能について、SESなどmodoの標準機能を拡張するマテリアルキットをいくつもリリースされている9b Studios社がわかりやすい解説動画を出しています:

テクスチャオフセット機能を使えば、プロシージャルに限らず、画像データや動画のマッピングでさえも、テクスチャオフセットで割り当てたテクスチャを使用して、歪みを生じさせることができるんですね。もちろんテクスチャのパラメータはアニメーションが可能ですので、徐々にテクスチャが歪むような表現だったり、揺らいでいるようなアニメーションを設定することも可能です。歪みや揺らぎを表現するのに、わざわざ他のアプリケーションへと移って、加工する必要がなくなってくるのです。

このビデオでは標準のノイズテクスチャを使用していましたが、シェーダツリーの拡張:modoテクスチャの中には何種類ものノイズ、また波形水紋など、実に様々なテクスチャが用意されています。これらテクスチャとテクスチャオフセット機能を組み合わせて、どんな面白い表情を作れるのか、ぜひ試してみてください。

 

MODO 701 スニーク映像続々登場!

次期バージョンMODO 701のスニーク映像が、Luxologyから続々と発表されていますが、皆さんご覧になりましたでしょうか?

MODO 701新機能の目玉であるパーティクル機能について、またその他にもアイテムシェーダ機能インポータンスサンプリング機能など、MODO 701から搭載される様々な機能についての紹介ビデオが、毎日続々と公開されています。

中でもオススメなのがパーティクルのスカルプト機能、それにインポータンスサンプリング機能です:

パーティクルはいったんその軌跡をメッシュへと変換することで、通常のメッシュに対するトランスフォームやデフォームをかけ、さらにパーティクルに戻すことで、自在にその軌跡を修正することが可能です。メッシュに変換した状態でスカルプト機能を使えば、ブラシでパーティクルの流れをデザインすることができるという柔軟な設計になっています。

またインポータンスサンプリング機能は、グローバルイルミネーションをさらに高速化するためのオプションです。グローバルイルミネーションを多用される方にとっては、大変嬉しい機能ではないでしょうか。

このMODO 701スニーク映像、以下のフォーラムにて公開されていますので、ぜひチェックしてみてください↓

http://forums.luxology.com/forum.aspx?f=4

また、3月25日深夜(26日AM02:00)より”MODO 701の新機能ツアー“がウェブキャストにて行われます。深夜の時間帯ですので見ていただくのは難しいかもしれませんが、参加人数に制限があるとのことですので、新機能ツアーをいち早くチェックしたい方はぜひご登録ください!

MODO 701 新機能ツアー 登録ページ

 

modo セミナー “Macで3D 3”

05/12 AppleStore心斎橋にて日比隆志氏によるmodoセミナー”Macで3D 3″が行われました。

セミナーの講師を務めるのはチュートリアルビデオシリーズでおなじみの日比隆志氏:

ヘッドフォンの図2枚を背景に置き、モデリングからレンダリングまでの一連の作業を、実に1時間10分程度という短時間で実演してくださいました。

背景図に合わせて、まずはモデリングです。

modo 501から搭載されているPSUB(Pixar社のサブディビジョンサーフェイス)とエッジウェイトを組み合わせて、硬い部分をモデリングした後は、耳あての部分のしわをマルチレゾリューション・スカルプト機能で再現していきます。

モデリングが終了したら、マテリアルを適用します。今回は2011/05/13より英語版がリリースされる豊富なマテリアルプリセット集PAD / Product and Automotive Design Kit (プロダクトと自動車デザインキット)を利用されていました。

ドラッグアンドドロップで各マテリアルを適用した後はレンダリング。

ここまでの工程を、約1時間強で仕上げた後は、参加者の皆様からの質疑応答に丁寧に答えていらっしゃいました。

目の前であっという間に精巧なモデルが完成していく様を、参加者の皆様が真剣な表情で食い入るように見つめていたのが、とても印象的なセミナーでした。

日比様、本当にお疲れ様でした。次回はぜひ、大阪以外の場所でもお会いできるのを楽しみにしております!

 

modo 501 Spotlight発売開始

2011年4月28日より、modo 501のチュートリアルビデオあるSpotlightの販売が開始されました↓

http://www.luxology.jp/modo/501spotlight.html

このチュートリアルビデオは3部構成に分かれており、1本目はピクサー・サブディビジョンサーフェイスについて

2本目はノード・スケマティックビューについて

そして3本目はスカルプティングのワークフロー、マルチレゾリューションのスカルプトについて解説しています。

チュートリアルビデオ形式であれば、あとから何度も見直すことができますし、直感的に理解しやすいですね。

もちろん、この他にもmodo 501には素晴らしい新機能がたくさん追加されています。他の新機能については、modo 501 新機能紹介ツアーページに詳細が記載されておりますので、どうぞご覧ください。