機能紹介」カテゴリーアーカイブ

Modo 14.2 新機能紹介【パーティクルアイテムマップによる複製時におけるアイテムの指定】

モデリングのみならず、シーンでのレイアウトやアニメーションなどにも重宝する頂点マップですが、Modo最新バージョン14.2では新たな頂点マップタイプ「パーティクルアイテムマップ」が追加されました。

パーティクルアイテムマップによる複製時におけるアイテムの指定

このパーティクルアイテムマップを使うことで、狙った個所に指定したいアイテムをぴたっと指定できるようになります。このパーティクルアイテムマップ、他の機能とも組み合わせることで、さらに今までは難しかった様々な表現が可能になりそうで、大変面白い機能となっています。今後も第2弾、第3弾とパーティクルアイテムマップを組み合わせた表現についてご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!

Modo 14.2v1 新機能紹介【バージョン14.2におけるモデリング周りの改善点】

Modo最新バージョン14.2では、ダイレクトモデリング周りのいくつかの機能に、新たなオプションが追加されています:

バージョン14.2におけるモデリング周りの改善点

それぞれは小さな機能追加ではありますが、当該ツールを多用される方にとっては、大変便利な機能追加なのではないでしょうか。ダイレクトモデリングに関しては、12/17(木)に開催する「MODO モデリングトレーニング オンライン/Bコース(ケトル編)」でもじっくり解説してまいりますので、Modoモデリングを習得したいという方は、ぜひそちらの受講もご検討ください!

「MODO モデリングトレーニング オンライン/Bコース(ケトル編)」

 

Modo 14.2v1 新機能紹介【PBR(フィジカルベースドレンダリング)読み込み機能の拡張】

Modoではバージョン14.1からPBR(フィジカルベースドレンダリング)に関する読み込み機能がサポートされましたが、さらに最新バージョン14.2からは一枚の画像内にある各チャンネルを、それぞれ異なるエフェクトへと自動的に適用してくれるパックマップ機能がサポートされました:

PBR(フィジカルベースドレンダリング)読み込み機能の拡張

PBR (フィジカルベースドレンダリング)を多用される方にとっては、大変便利な機能追加となっています。PBR (フィジカルベースドレンダリング)の読み込みについては、下記日本語解説ビデオをご覧ください:

PBR (フィジカルベースドレンダリング)の読み込み

Modo 14.2v1 新機能紹介【頂点インデックスの編集および他メッシュとの同期方法】

Modoでは機能を追加・修正を検討する際、ユーザー様からの声を反映させることも多くありますが、今回ご紹介する機能もその一つです。Modo最新バージョン14.2からは制作現場における使い勝手をより向上させるための機能として、頂点インデックスを同期させたり、編集する機能tが追加されています:

頂点インデックスの編集および他メッシュとの同期方法

頂点インデックスを同期させたり編集させることでどんなメリットがあるの?と思われる方は、ぜひこの解説ビデオをご覧ください。モデリング時においてメッシュの一部を切ったり貼ったりしていると、見た目は同じように見えても、実際のインデックス順序が異なってきてしまうため、後々モーフが正しく行えないといったケースが多々あります。モーフを多用させるようなアニメーションやセットアップ、モデリングなどでは、かなり効果的な機能ですので、ぜひ試してみてくださいね!

 

制作事例:「Hestan Smart Cooking System」

MODO開発元であるFoundry社フォーラムのギャラリーで、MODOを使用したお料理用品の制作事例がアップされていましたのでご紹介いたします:

こちらの事例ではフライパンやなべなどが非常にクリアでリアルに表現されているだけでなく、カット機能などを用いて面白い表現も可能にしています。

おそらくレンダーブーリアンの機能を使って、こういった輪切りの表現を行っているのだろうと思われますが、レンダーブーリアン機能を使えば、こういった製品や構造の仕組みなどを輪切りにして内側を簡単に表現することができますので、製品紹介などの作品にはうってつけです。実際にジオメトリにブーリアンを適用するのではなく、レンダリング時にブーリアン処理を施すため、ジオメトリ自体の変更もなく、大変便利な機能です。使ったことがないという方は、ぜひ一度お試しください:

レンダリング時にブーリアン処理をかけるには

 

ビデオ:MeshFusionによるジュエリーデザイン

Modoモデリングツールの中でも最も強力な機能の一つといえるSDSサーフェイスに対するリアルタイムブーリアンツールMeshFusionを用いたジュエリーデザインのビデオが公開されていましたので、紹介します:

https://www.youtube.com/watch?v=485jNmIHh6M

大まかなリング全体のデザインに加え、細かなディテールの掘り込みまでMeshFusionで作りこんでいるのがわかります。MeshFusion機能を一度も使ったことがないという方も、作品作りにMeshFusionを一度試してみてはいかがでしょうか?

さて明日(09/16(水))はModoのダイレクトモデリングの基本をパンプスをモチーフに学んでいく「MODO モデリングトレーニング オンライン/Aコース」開催ですが、今後もプロシージャルモデリング編、MeshFusion編など、様々なコースをご提供していく予定ですので、ぜひオンライントレーニングもModo習得にお役立てください!

 

リリース:Modo 14.1v2 日本語版ダウンロード配布開始

2020/09/04(英時間) Modo開発元であるFoundry社よりModo 14.1v2がリリースされたことを受け、本日(09/07)よりModo 14.1v2 日本語版のダウンロード配布を開始いたします。メンテナンスもしくはサブスクリプションを契約されている方は、弊社ダウンロードサイトより最新版をご利用ください:

MODO JAPAN GROUP ダウンロードサイト:https://www.modo.jp/modo_dl/

このマイナーリリースではいくつかのクラッシュケースを含むバグフィックスのみが行われています。更新内容については以下をご覧ください:

Modo 14.1v2 更新履歴

Modoバージョン14.1ではアニメーション制作によく使うIKとFKの切り替えも、簡単に行えるような機能が提供されています:

バージョン14.1におけるIK・FK切り替え用機能の改良

より細かやな表情のアニメーションが作りやすくなりますね。ぜひModo最新バージョン14.1をお楽しみください!

 

Modo 14.1v1新機能紹介【USD・USDZ ファイルフォーマットの読み込み】

Modo 14.1v1からは新たに、USD・USDZファイルフォーマットの読み込みがサポートされました:

USD・USDZ ファイルフォーマットの読み込み

USDフォーマットはPixar社が公開しているファイルフォーマットですが、このフォーマットがサポートされたことにより、他の3DCGソフトとのデータの連携がさらにやりやすくなる場面も出てくるかと思います。

このバージョン14.1v1では読み込み機能のみですが、今後出力機能なども予定されているようなので、これからがますます期待大ですね!

 

 

Modo 14.1v1新機能紹介【Curve Sweepオペレーションによるカーブやポリラインの生成】

断面のメッシュを指定したカーブに沿って押し出すというモデリングツールは、かなり頻繁に使われるツールですが、Modoではバージョン13.2から強力なカーブ押し出しツールCurve Sweepオペレーションがサポートされています。最新バージョン14.1ではさらにその機能を拡充するべく、新たなオプションが追加されました:

Curve Sweepオペレーションによるカーブやポリラインの生成

このオプションが搭載されたことにより、面がカーブに沿って押し出すと同時に、押し出されていく頂点の軌跡を得ることができますので、押し出しとリンクした新たなメッシュの作成や複製の配置、ウェイトやフォールオフの生成など、様々な表現に利用できるようになります。とても使い勝手の良い、便利なオプションの搭載です!

 


キット:「Modo Quixel Bridge」

高品質なアセット制作ツールであるQuixel Bridgeからのデータを直接Modoへと読み込むためのキットが公開されていましたので、ご紹介いたします:

https://community.foundry.com/discuss/topic/153376/basic-quixel-bridge-kit-for-modo-14-1
https://github.com/NoirQ/Modo-Quixel-Bridge-Kit

こちらのキットはFoundry社Ben Halling氏によって開発されたキットであり、昨日ご紹介したModo 14.1v1の新機能であるPBR読み込み機能も利用されています。

若干動作に制限もあるようですが、双方のツールをお使いの方には大変便利に使えるかと思います。PBR読み込み機能はこういったキットでも、活用されているんですね。