スケマティックビューで作業をしていると、チャンネルの値をぱぱっと簡単に確認したくなることありませんか?今回はそんなときに便利なチップスをご紹介します。
例えば、下図のシーンには「カメラが扉に近づくと、扉が自動的に開く」といったリグが組まれています:
仕組みとしては、フォールオフプローブ機能を用いて、カメラに親子関係を設定したラディアルフォールオフと扉との距離(フォールオフ値)に従い、扉を構成するポリゴンベベルの値を調整しています。このとき、フォールオフプローブのノードから出力される値によってポリゴンベベルの値を調整しますが、この出力値を確認したい場合にはチャンネルビューポートで確認することができます:
ただし値を確認するのに、いちいちチャンネルビューポートに切り替えるのは面倒ですよね。このような場合、便利なのがコメントノードです。スケマティックビューで右クリックし「コメントを追加」からコメントノードを出し、出力の値をコメントノードへと接続するだけ:
それだけでチャンネルビューポートに切り替えなくても、スケマティックビュー上で常に出力値を確認することができます。
リグを組む際のデバッグ処理にも、大変便利に使えますよね。ぜひコメントノードを便利に使ってみてください。
ちなみに今回サンプルに使用したリグのシーンは、下記解説ビデオにて紹介していますので、ぜひこちらもチャレンジしてみてくださいね: