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チュートリアル:雪の表現

日増しに寒さが厳しくなってきますが、今回は雪を表現するチュートリアルをご紹介します。この手法も用いて作成されたのが以下の画像です:

http://community.thefoundry.co.uk/discussion/topic.aspx?f=36&t=82376

このチュートリアルでは車に対して、ベースとなる車+さび+雪という三つの表現するグループを構成されています。雪を表現するマテリアルの作り方については、こちらを参考にされたようです:

最後に雪のレイヤーに対するマスクをペイントすることで、雪が車体にざくざくっと積もっている様子というのを表現しています。

チュートリアルでは詳細にパラメータに関しての注意点等を紹介してくれていますので、かなり参考になるのではないでしょうか。雪の表現を試してみたい方にはオススメのチュートリアルです!

 

チュートリアル:波の表現

MODO 701を使って、キレイな波の表現が実現されている動画をご紹介します:

波の動きや光の様子など、本当に美しいですよね(光はAfter Effectsで効果を増しています)。The Foundryのフォーラムでも話題になっていたこの動画、作者の方が作り方のチュートリアルを公開してくれています:

さらにはスレッドでシーンファイルなども公開されているんですよ、太っ腹!:

http://community.thefoundry.co.uk/discussion/topic.aspx?f=8&t=86672

何か特別なシェーダを使うわけではなく、標準のプロシージャルテクスチャをバンプディスプレースメントテクスチャオフセットなどのエフェクトで組み合わせているだけなので、どなたでも参考にしていただけるシーンになっているかと思います。興味のある方はぜひダウンロードして、マテリアルの設定を確認してみてください!

 

チュートリアル:広告画像

昨今は広告画像の中にも、3Dが要素として取り込まれることが多くなりました。Youtubeには、modo上で制作したレンダリングした要素を広告画像として構成していくチュートリアルが公開されています:

この動画では、モデリングから最終的にPhotoshopで他の要素と合成するまでのアウトラインを公開しています。特に飛沫をモデリングしていく様子などは、参考になる箇所も多くあるのではないでしょうか。

ちなみに、このメイキングを公開しているのは、Tomasz Lechocinski氏。昨年のホリデーイメージコンテスト2012にて最優秀作品となった下記作品の作者でもあります:

動きを感じさせる素敵な作品ですよね!

現在行われているハロウィンコンテスト2013でも、Lechocinski氏はカボチャのスキンシェーダをアセットで公開されていますので、ぜひ参考にされてみてはいかがでしょうか?

http://www.luxology.com/asset/materials/view.aspx?id=3993

 


チュートリアル:モーフマップを使用したフェイシャルアニメーション

スケルトンの機能やデフォーマの機能が実装されるにつれ、キャラクタアニメーションなどをmodoで制作されるケースが多くなってきましたが、今回はフェイシャルアニメーション、つまり顔の表情を動かすアニメーションについてのチュートリアルをご紹介します。

まずはこの動画をご覧ください:

インターフェイス上にあるチャンネルを動かすと、まぶたがくいっと変化するのがわかりますね。

実はこのフェイシャルアニメーション、スケルトンで組まれているのではなく、モーフマップを使用して簡単に設定されており、詳細な解説がこちらで紹介されています:

http://cg.tutsplus.com/tutorials/luxology-modo/using-morph-maps-to-drive-character-facial-expressions-in-modo-701/

・モーフマップを作ってモーフインフルエンスを追加
・インターフェイス上でモーフチャンネルをコントロールするためにロケータとそれに紐づくユーザーチャンネルを追加
スケマティックビューで実際のモーフチャンネルと接続
チャンネルリンクで調整
チャンネルホール機能でチャンネルをインターフェイス上に表示させるためにロケータにコマンドを割り当てる

というのが大まかな流れになっています。フェイシャルアニメーションに興味がなくても、ロケータとそのユーザーチャンネルを使うことで、シーン内の他のあらゆるチャンネルをインターフェイス上でコントロールできるようになるというチップスは、とても役立つものです。ぜひ目を通してみてください!

 

チップス:Splash Kitを使わない水しぶきの表現

modoで「水しぶき」と聞けばすぐさまSplash Kitを連想される方も少なくないはず。その名の通り、Splash Kitを使えば、あらゆる水しぶきやミルククラウンなどの表現を簡単に実現することができますが、Splash Kitを使わなくても、アイデア次第で美しい水の表現が可能です。

今回は、Splash Kitを使わずに水しぶきを表現するチュートリアルビデオをご紹介します:

いざ見てみると、その方法は極めて簡単!水しぶきの土台となるメッシュを作り、Blobボリュームで水滴を表現しているだけなんですね。ただし、今回の表現方法の肝となっているのは、スプラインかもしれません。このスプラインの形状にも沿ってBlobは作成されますので、あたかも水滴がしぶきとして飛んでいるかのような、そんな表現を生み出しています。

このチュートリアルで使用されているメッシュについては、Luxologyのアセットシェアからダウンロードできますので、ぜひ実際にデータを確かめてみてください!

http://www.luxology.com/asset/scenes/view.aspx?id=3934


チップス:砂糖菓子(ザラメ)のマテリアル

modoはマテリアルを工夫するだけ、自分だけの表現が可能になっていきますが、今回は「砂糖菓子」を表現するようなマテリアルの作り方をご紹介していきます。元ネタはこちら↓

http://cg.tutsplus.com/tutorials/luxology-modo/quick-tip-create-a-cool-looking-sugar-based-material-in-modo/

初心者向けにチュートリアル形式で紹介されていますので、それほど難しいものではありません。まずは、このプリセットのシーンを読み込みましょう。MODO 701では、このボールのシーンがコンテンツの中に標準で用意されています。

Contents > Samples > Presetの中にある9ballRigを読み込んでマテリアル設定の用意を整えたら、あとはチュートリアルに従うだけ。各手順の簡単な流れとしては以下の通りです。細かなパラメータの設定などは、チュートリアルページを参照してみてください。

Step1マテリアル(反射)タブから、スペキュラ量などの基本的なマテリアルを整えます。

Step2Gradient(グラディエント)レイヤーを追加して、ベースのカラーに対し微妙な陰影をつけます。

Step3:表面のちょっとした凸凹を表現するため、バンプエフェクト用にノイズレイヤーを追加します。

Step4マテリアルグループを作り、その中にマテリアルファーを追加します。

Step5:ボール表面に砂糖のザラメができるような感じに、ファーマテリアルのパラメータを調整します。

Step6:ザラメの形状を整えるため、ファーシェイプタブの中のパラメータを調整します。

Step7:ファー用に作成したマテリアルグループの中のマテリアルで、ザラメの基本的なマテリアルをマテリアル(反射)で調整します。

Step8:引き続き、ザラメの透過度などをマテリアルをマテリアル(透過)で調整します。

Step9:あとはいつでも使えるようにプリセットに登録します。まずはシェーダツリーから保存したいマテリアルグループを右クリックし、プリセットをサムネイル付きで保存し、F9でレンダリングを行います。

Step10:登録されたプリセットを右クリックし、最後のレンダリングでアイコンを置換をクリックします。

これで、まるで最初から用意されたプリセットのように、素敵なマテリアルが登録できますね。

シンプルな手順で砂糖菓子を表現できましたが、今回のチュートリアルではファーマテリアルを使っているのが一つのポイントです。ファーマテリアルはさらさらヘアやふさふさもこもこのファーなどを表現するもの、というイメージがありますが、決してそれだけではなく、今回のようにジオメトリの表面上に貼り付いているもの、または表面から発生しているものを表現することも可能です。

上記でご紹介している制作工程で調整したパラメータにさらにアレンジを加え、自分だけのマテリアルを作ってみてください!

 

チュートリアルページ プチリニューアルのご案内

皆様方にご愛顧いただいておりますLuxologyJPサイトですが、このたびチュートリアルページがプチリニューアルを果たしました↓

LuxologyJP チュートリアルページ

どなたでも必要なチュートリアルを手にとっていただけるよう、それぞれカテゴリを初級編/機能編/チップス/アーティスト編/キット・プラグイン解説編と分けています。特に現在大変な人気を頂いており告知後すぐに定員人数に申し込みが達してしまう初級トレーニングに関しましても、都合によりご参加いただけない方のために、初級トレーニングで行っている内容をビデオに収録し、来年頭から順次アップしていく予定でおります。

まだまだ内容的にも不十分ではありますが、これからもっと充実させてまいります。このブログで紹介した機能やチップスなども、あらためてチュートリアルページに記載するようにいたします。どうぞお楽しみに!

さらにmodoをまだ触ったことがないという方のために、新たに体験版のページをご用意いたしました↓

modo 601 体験版ページ

英語版(無償)もしくは日本語版(有償)、どちらでも必要に応じてお選びください。

また年末年始のお休みにmodoを存分に触っていただこうと、現在、年末特別価格キャンペーンを実施中です!

modo 601 年末特別価格キャンペーン

modoを手に入れ、チュートリアルページを見ながら、じっくり触ってみませんか?もう1ライセンス欲しいという方も、この機会に是非ご検討ください。

さて、今回が今年最後のブログ更新となります。今年もまたいろんな方に温かく支えていただきながら、活動していくことができました。LuxologyJPスタッフ一同、厚く御礼申し上げます。来年もまた、modoに関する様々な情報をお届けできるよう、精一杯頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

それでは皆様、良いお年を!

 

チュートリアル:粉砕

modoに搭載されているダイナミクス機能recoilを効率よく使うためのチュートリアルが、LuxologyTVにて公開されています↓

http://www.luxology.com/tv/training/view.aspx?id=664

流れとしては、以下の通り:

1. テキストツールで文字ポリゴンを作成
2. スライスツールで切れ目をつくる
3. ポリゴンを全選択しべベルツールでビューポートをワンクリック
このとき厚みをつけることなく、グループ化オプションオフにすること!
4. 移動ツールで選択ポリゴンを上に押し上げ
5. 選択を反転して作られたポリゴンを削除
6. 今度は厚みツールで厚みを作る
7. 文字の各パーツを一つ一つのメッシュとして分解させるために以下のスクリプトを使用:
http://www.luxology.com/asset/scripts/view.aspx?id=3480
8. 地面となるメッシュを生成
9. recoilで分解されたすべてのメッシュをアクティブリジッドボディに、地面メッシュをパッシブリジッドボディに設定
10. 実行

流れは上記のとおりですが、肝となるのはステップ3!このチュートリアルにしたがって設定すれば、recoilで使用するためのバラバラパーツが簡単に作れそうですね。

ということで、実際にちゃちゃっと作ってみました。

いかがですか?とっても簡単ですので、ぜひこのチップス、お試しください!

 

チュートリアル:NPRキットの使い方 計7本

前回はCAD Loaderプラグインの基本的な使い方を解説するチュートリアルページをご紹介しましたが、今回はNPRキットのチュートリアルをご紹介いたします!

NPRキットがカートゥーン調のシェーディングを実現するキットだということはご存知の方も多いかと思いますが、では実際にどのように適用していくのかどんな種類のマテリアルが用意されているのかどんな表現が可能なのかなどについては、今ひとつピンと来ない方も多くいらっしゃるかもしれません。そこで、基本的な適用方法から、各マテリアルの使い方プリセットの解説まで計7本のウェブチュートリアルをご用意いたしました。

基本的な適用方法/Toon Material+Edge Ink Material編
基本的な適用方法
Toon Material+Edge Ink Material編
Gooch Material編
Gooch Material編
Gabor Noise編
Gabor Noise編
Halftone2 Material編
Halftone2 Material編
Stipple Material編
Stipple Material編
SketchTone Material編
SketchTone Material編
プリセット編
プリセット編

1. 基本的な適用方法 Toon Material+Edge Ink Material編

2. Gooch Material編

3. Gabor Noise編

4. Halftone2 Material編

5. Stipple Material編

6. SketchTone Material編

7. プリセット編

NPRキットの良さをお伝えできるよう、NPRキットに含まれているマテリアルを、できるだけ簡単に適用し、どんな表現が可能になるのかを解説しています。

気になるマテリアルやシェーディングがないか、是非チェックしてみてください。

 

チュートリアル:CAD Loaderの使い方

CADデータをmodoの中に読み込んで、さらに加工修正を加えたい場合、最適なツールなのがCAD Loaderです:

CADとの連携にとっては欠かせないツールですが、なかにはmodoに読み込んでも思ったとおりの形状に再現できず、なかなか再利用可能な形状にするのが難しいと感じられるかもしれません。

今回はそんな方のために、簡単なCAD Loaderのチュートリアルページをご用意しました:

チュートリアル:CAD Loaderの使い方

実際にフリーで配布されていた、とあるIGESデータをサンプルに、modoに読み込んでからパラメータを調整していく過程をご紹介しています。CAD Loaderを使用して、一番最初に読み込まれた時点ではこんな感じ↓だったデータも:

読み込んだ後でパラメータを調整していくことで、最終的にポリゴンの幅も均等に、美しいジオメトリ形状を持つこのようなメッシュ↓へと変換することができました:

今までmodoにCADデータを読み込む場合には、いったん他のツールを挟んでから読み込んでいた方も、このCAD Loaderを使うだけでワンクッション余分な工程を省くことができ、スムーズなワークフローが実現できるようになります。

CAD Loaderでは15日間の体験版もご用意していますので、ぜひ実際にこのチュートリアルを参考にに、お手元のCADデータの変換具合を存分にお試しください!

体験版のお申し込みはこちらから → CAD Loader体験版のお申し込み