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アセット:フェンス

Foundryの共有アセットにて、フェンスを作るマテリアルが公開されていましたので、実際に試してみました。

Fence

上記プリセットをマテリアルに割り当ててみると、ステンシルバンプディフューズの色法線の4つのエフェクトに対してテクスチャが設定されており、簡単にフェンス上の質感を設定することができます。もしマテリアルに適用しても正しく表示されないという時には、これらテクスチャのUVを、プリセットを適用したいメッシュに設定されているUVの名称へと変更するようにしてください。

このプリセットではUVを使用してマッピングしていますので、UVの歪みが即フェンスの歪みにつながります。フェンスがうまくマッピングできていないなと思ったら、UV自体を編集してみてくださいね。

また複数テクスチャを用いている場合、適用しようとしているメッシュのサイズと合わないと、修正するのが面倒だなと感じられるかもしれません。そんな時にはテクスチャをまとめているグループのテクスチャレイヤータブにあるスケールの値を調整するようにしてください。これはグループ内にあるテクスチャのサイズをまとめて調整してくれる大変便利なプロパティです。ぜひこちらも活用してみてください!

こちら便利なスケールのプロパティに関しては、下記日本語解説ビデオにて詳しく解説しておりますので、ぜひそちらもご覧ください:

マテリアルグループへのスケールを用いたテクスチャスケールの一括修正」 

 

マテリアル:「Soap Bubbles」

Foundry社サイトでは、共有で使える様々なマテリアルがアップされています。今回はそのなかでもシャボン玉を表現するマテリアルをご紹介します:

Soap Bubbles

こちらのマテリアルはキット形式で配布されており、インストールするとAssets > Materials > Organic > Liquidの中にサムネイルが表示されるようになります:

そのサムネイルをめあてのマテリアルの上へとドラッグアンドドロップすれば適用完了!手持ちのシーンで使ってみましたが、とてもキレイに表現することができました:

こういったシャボン玉っぽいマテリアルを表現するには、Thin Filmマテリアルが最適です。ThinFilmマテリアルの使い方は、日本語解説ビデオ「薄膜(Thin Film)マテリアルを使用したシャボン玉の作り方」で詳細を説明していますので、ぜひご覧ください!

薄膜(Thin Film)マテリアルを使用したシャボン玉の作り方

マテリアル:「fs_OceanAnimated」

Modoのクラウドアセット機能を使うと、提供されている様々なアセットにアクセスすることが可能です。今回はそんなクラウドアセットに提供されている素敵な波のマテリアルを使ってみました。

使ったマテリアルはこちら:fs_OceanAnimated

アニメーションも設定されているため、パパっとモデルのマテリアルにアサインするだけで、こんな映像が作れます:

クラウドアセット機能は、プリセットパネルからFoundryアセットサイトのアセットへと直接アクセスすることができる機能です。まだ使ったことがないという方は、ぜひ試してみてください:

プリセットブラウザからのアセットシェアの利用法

またネット環境などの関係上、こちらのクラウドアセット機能を使うことができないという方も、Foundryアセットサイトから直接ダウンロードすることが可能です。制作に使えそうな素敵なアセットをぜひ見つけてみてくださいね!

 

 

データ:フォトグラメトリによる動植物3Dモデル

九州大学様より、複数角度から撮影されたデジタルフォトを基に、フォトグラメトリの技術を用いて制作された1500以上もの動植物の3Dモデルデータが配布されていますので、ご紹介いたします:

データはSketchFabを通してアップされており、複数フォーマットでのダウンロードが可能です。Modoで読み込むために、今回はUSDフォーマットでミノカサゴのデータを試してみました:

https://sketchfab.com/ffishAsia-and-floraZia

ダウンロードしたUSDデータを、Modoで正しく読み込むための注意点は2つ:

[1] ファイル名称に含まれる日本語は削除

フォーマットによってファイル名称に日本語が含まれる場合がありますが、ModoのUSDデータ読み込み時には日本語は使用できませんので、こちらはあらかじめ削除してから読み込むようにしてください。

[2] テクスチャのエフェクトをルミナンスの色へと変更

USDデータにはメッシュデータだけではなく、テクスチャもついてきていますが、テクスチャのエフェクトがルミナンス量に設定されています。このため、テクスチャはエフェクトをルミナンスの色へと変更し、マテリアルのルミナンス量を1に変更してください。

これでModoの中へとデータを読み込み、確認することができるようになります。このようにこれほど多数の高品質な素晴らしいデータが公開されていますが、寄付・サポートを募っているようですので、データを使用される際にはぜひドネーションの検討をお願いできればと思います。

 

 

フリー:「UV Checker Map Maker」

メッシュに設定されたUVのマッピング具合などを確認するのに欠かせないのが、お馴染みのUV画像ですが:

このUV画像をフリーで生成できるサイトが公開されています:

UV Checker Map Maker

ウェブサイト上で配置したい色を設定し、ダウンロード時にはお望みのサイズで画像の生成が可能です。自分好みの確認しやすく使いやすいUV画像をお望みであれば、こちらのサイトを利用されてみてはいかがでしょうか?

 

 

プリセット:「ColorBooks for Modo」

Modoで簡単に使用できる色見本用のカラープリセットが公開されていましたので、ご紹介いたします:

ColorBooks for Modo

様々な色見本に対応しており、同梱されているカラープリセットの数はなんと49,078個!お探しの色がきっと見つかることと思います。ファイルをダウンロードし、コンテンツフォルダのAssetsフォルダの中に解凍したフォルダをコピーするだけで、プリセットパネルから使えるようになります(もしくはAssetsフォルダ外にファイルを配置する場合は、プリセットパネル左側一番下にある(パスの追加)から解凍したフォルダを指定してください)。マテリアルなどで色を指定する際に、プリセットを直接メッシュやマテリアルの色にドラッグアンドドロップしてもよいですし、カラーピッカーのカラースウォッチ上へと色を追加することもできます。

指定された色での作業が多いという方、また色見本からぱぱっと色を指定したいという方などにとっては、大変便利に使えるかと思いますので、ぜひ使用してみてください。

 

アセンブリ:「エスカレータ」

3月に発売開始されたMODO教科書ともいえる「MODO★Beginners 改訂版」の著者 柳村氏が便利な「エスカレータ」用アセンブリを公開されていますので、ご紹介いたします:

こちらプロシージャルモデリングで構成されているため、ユーザーチャンネルに用意されている独自パラメータでカスタマイズが可能です。アセンブリを開いてみると、コメント入りできれいに組まれていますので、アセンブリの学習素材としても、大変便利に使えますよ!

アセンブリのダウンロードはこちらから。ファイルをダウンロードしたら、MODOの「システム」メニュー > 「コンテンツフォルダを開く」メニューからコンテンツフォルダを開き、Assets Assembliesフォルダの下へとファイルをコピーしてください。MODOを再起動すると、プリセットパネルのAssets Assembliesの中にこちらのエスカレータ用アセンブリが現れるようになります。

プロシージャルモデリングとアセンブリの組み合わせは、大変面白く、また作業効率も高めてくれる重要な機能です。興味をお持ちの方は、下記日本語解説ビデオなども参考に、ぜひ試してみてくださいね:

プロシージャルモデリングのアセット化

 

フリーHDRI素材 ダウンロード

様々なリアルな映り込みを演出してくれる環境用のHDRI素材ですが、フリーの素材をダウンロードできるサイトをご紹介します:

https://hdrihaven.com/hdris.php

free_hdri

このサイトでは毎週金曜日に1枚ずつフリーのHDRIを公開しているそうです。基本的にCCOライセンスに基づき著作権フリーだそうなので、環境のレンダリングテストにでもこちらのHDRIを使用してみてはいかがでしょうか?

 

フリーデータ:台所用プロップアセット無償公開

Foundry社フォーラムにて公開されているこちらの作品、空気が感じられるような素敵な作品ですよね:

実はこちらで使われている台所用プロップのアセットが、無償で公開・配布されています:

http://community.thefoundry.co.uk/discussion/topic.aspx?f=8&t=129362

練習用として同じアセットを使って、どこまでこの空気感を再現できるのか、試してみるのも良いかもしれないですね。

作者であるRakan Khamash氏は、以前ご紹介したRoboCatの作者でもあります。氏のBehanceには素敵な作品が他にもたくさん掲載されていますので、興味をお持ちの方はぜひご覧ください!

https://www.behance.net/Rakan

 

MatCap用ファイルを30種類無料配布

MODOの様々なチュートリアルや情報を公開しているサイトpixelfondueから、新たにMatCap用のファイルを30種類無料配布されています。

30 Free Matcaps for MODO

MatCap(material captures)とは、球体の画像の色や陰影を目標のサーフェイスに適用するものであり、元のサーフェイスと目標のサーフェイスの法線を合わせる形でマッピングされます。色や陰影を自由にコントロールできるため、ジオメトリの修正やスカルプトを行う際などに、自分の見やすい環境を設定することができ大変便利に使うことができます。

早速ダウンロードして使ってみました。

free_matcaps使い方はとっても簡単。目当てのマテリアルに対してシェーダツリーからレイヤー追加 > 特殊 > Matcap Shaderを追加し、ダウンロードしてきた画像ファイルを適用するだけ。場面に応じていろんな使い分けができそうです。

大変便利に使えるMatCap集、無償ですのでまずはダウンロードして実際に試してみてはいかがでしょうか?