本チュートリアルではHalftone2 Materialについて解説していきます。
modo 601ではハーフトーン表現を可能にするマテリアルHalftoneが標準でついていますが、NPR Kitにはさらにこの表現の幅を広げてくれる拡張版Halftone2 Materialが用意されています。では実際に、標準で用意されているHalftoneとNPR Kitに内包されているHalftone2との違いについて見ていきましょう。
サンプルとなるメッシュを読み込みます。コンテンツ > Mesh > Human > Old Man Headを使用します。スペキュラ表現を際立たせるため、あらかじめマテリアルのスペキュララフネス量を100%にあげ、モデル全体にてかりを与えておきます。
まずはレイヤー追加 > NPR Materials > Halftone2 Materialを適用しましょう。
デフォルトではハーフトーンの模様が大きすぎるので、Tilesを256ぐらいに上げておきます。
では標準のHalftone(レイヤー追加 > カスタムマテリアル > Halftone Material)とのパラメータの違いについて見てみましょう。
標準のHalftoneマテリアルに用意されているパラメータは、Halftone2の中に全て用意されているのがわかりますね。Haltfoneマテリアルと、Halftone2マテリアルの一番大きな違いは、そのパターン(模様)の拡張にあります。
(標準のHalftoneマテリアル)
(NPR KitのHalftone2マテリアル)
Halftone2では、Halftoneでも用意されていたDots(ドット)/Lines(ライン)/Crosshatch(クロスハッチ)/Adaptive Hatching(アダプティブハッチング)だけでなく、さらにCircle(円)/Square(四角形)/Diamond(ダイアモンド)/Plus(十字)/Checkerboard(チェック)/Diamond Check(ダイアモンドチェック)という6種類が追加されています。
さらにNPR Kitに内包されている他マテリアルにも共通して用意されているパラメータContrastを使うと、効果をさらに際立たせることができます。Contrastの値を100%に設定してみましょう。
今までは若干のっぺりとした印象だったのが、明暗がよりくっきり表現されることにより、強い印象へと変わりました。
最後に、これも他のNPR Materialsにも用意されているパラメータSee Background設定を使ってみましょう。このSee Backgroundは背景に透過させるためのパラメータになります。背景を変更し、値を100%に設定してみます。
このように、NPR KitのHaltfone2マテリアルでは、標準のHalftoneマテリアルの限界を超えた表現を簡単に生み出すことができます。
NPR(ノンフォトリアリスティックレンダリング)キット 製品紹介ページ
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