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スカルプト
スカルプト
MODO image by Andre McGrail

MODO スカルプト

スカルプトツールは、必要になればいつでもそこに用意されています。MODOに実装されている他の全モデリングツールと一緒に、すぐさまご利用いただけるのです。

MODOでは、スカルプトと従来のモデリング手法とが一つのアプリケーション内に共存しています。スカルプトツールが必要になれば、ツールはいつもすぐ手の届くところに用意されています。さらに、モデリングとスカルプトツールを一つのアプリケーション内で組み合わせていることで、唯一無二のパワフルな3Dモデリング体験をご提供しています。

メッシュベースのスカルプト

メッシュベースのスカルプトツールは、ブラシを使ってメッシュ上にあるポイントを修正していきます。ジオメトリのポイントを動かしたり、滑らかにしたり、または膨らませたり平らにする場合は、このスカルプトを使うのが最も早道でしょう。スカルプトは、従来のモデリングツールの拡張機能として利用することができ、ベースとなる大まかな形状を素早く生成したり、または皺や折り目といった高細部のサーフェイスを作り上げることができる理想的な手法といえます。また、Pixarサブディビジョンサーフェイスではマルチレゾリューションスカルプトがサポートされたことで、モデルの異なるレベル(粗い、もしくは細かい)に対して細部を加えていくというワークフローを実現しています。Matcapマテリアルを使えば、スカルプトを行う際に、均一にライティングされたサーフェイスで作業できるようになります。

イメージベースのスカルプト

イメージベースのスカルプトは、イメージマップを利用して、皮膚の表面などにきめ細かい表現や角質などのパターンを加えることができます。このイメージは、グレースケールに置き換えても利用することができます。グレースケールを使う場合は、グレースケールの濃淡をベースとして、ある一定の距離分だけ頂点を押し上げたり、凹ませることができます。また、32ビットのベクター画像をベースとしてスカルプトを行う場合は、頂点を上下(高低)に移動させるだけでなく、虫歯の穴をくり抜くといったような側面方向に対しても表現することができます。イメージベースのスカルプトは、ポリゴン数が少ない場合においても、素晴らしい高精密なディテールを表現することができます。

スカルプトの種類と使い分け

ツールセットの統合

スカルプトは、MODOの中で独立した機能というわけではありません。いつでも使いたいときに呼び出せる、大きなツールセットの一部なのです。ペイント機能を利用する時と同様に、スカルプト処理を行っている最中でも、従来のモデリングツールを自由に使うことができます。MODOのスカルプト用ツールでは、他のツールとまったく同じフォールオフやブラシ、インクシステムを使用することができます。また、プレビューレンダラーを併用すれば、スカルプト作業において、作品を適切なライティング環境で確認することができます。MODOでスカルプトを行っているときには、データは全てMODO固有のものとなっています。このため、インポートしたりエクスポートすることなく、ベースとなるジオメトリを追加したり削除することができるため、より生産性が増します。同様に、ディスプレースメントマップも焼き付ける必要はありません。さらにポーズ空間であってもスカルプトが可能です。つまり、アニメーションを設定している最中であっても、スカルプト作業ができるということなのです。

MODO image by photosonic
スカルプトツール

「自分個人のプロジェクトを仕上げるために、雇われ仕事からやっと開放されました!この液体の表現は、少しだけPhotoshopを使って作業していますが、ほとんどの部分をMODOのスカルプトツールで製作しています。レンダリングには、ホワイトエフェクトと、赤いペイントをテスト的に入れています。女性はもちろん写真ですよ(自分がMODOでこのくらい作れればよいのですが)。ともかく、みなさんの賛辞に感謝します。私は、このMODOの表現が大好きなんです。

様々なツールで形状に対してすばやくスカルプト作業を行えますし、他の3Dアプリケーションにモデルデータをもっていかなければならない場合でも、すぐにメッシュとして扱うことができます。」

– photosonic

マルチスカルプティングレイヤー

さらにMODOのスカルプトでは、マルチレイヤーをサポートしています。これによりレイヤー階層でスカルプト処理を管理・編集したり、アニメーションさせることもが可能です。

マルチスカルプティングレイヤーの使い方

カーブコンストレイント機能との連動

カーブコンストレイント機能と連動することで、メッシュ上に対してカーブで2Dもしくは3D的に定義する形状に沿ってペイントやスカルプトが可能になっています。これによりメッシュの表面上に精密なスカルプティングが可能になります。

カーブコンストレイントによるペイントとスカルプティング

パーティクルスカルプト

MODO では、3D空間において直感的にポイントを操作でき、お馴染みのスカルプトツールと同様の操作ができる新しいパーティクルスカルプトツールが搭載されました。移動や締め付けといった基本的なブラシツールを使い、パーティクル全体もしくは一部を変形させることができます。パーティクルをスカルプトする際は、ディゾルブとサイズツールでは、パーティクルマップを活用します。例えば、パーティクルサイズマップを活用すれば、複製されたアイテムのスケールをインタラクティブに調整することが可能になります。

MODO 基本機能・チップス紹介サイト

スカルプトの詳細については、 MODO 基本機能・チップス紹介サイト にてビデオチュートリアルをご参照ください。

Rick Baker

Rick Baker氏

Rick Baker氏の作品は、過去25年間において映画館に行ったことがあるという人なら、誰しもがたくさん目にしているはずです。1981年「American Werewolf in London」という作品でアカデミー賞最優秀メイクアップ部門でオスカー受賞という栄誉を獲得しました。彼が関わった全作品をここでリストアップするのは不可能なくらい、Rick氏は様々な映画に携わっています。

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