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4.センター

皆さんこんにちは!相次いで台風が襲来してますが負けずに参りますよ~

さて、今回は少し細かな事を説明しますよ~。

センターって一体何でしょう?モデリングして、静止画像を作っているだけであれば、あまり意識することもなかったこのセンターが、アニメーションでは重要な意味を持ってきます。まずは実際に見てみましょう。

セットアップレイアウトで何かアイテムを選択すると、軸のついた白い○が表示されてますね。 これをセンターと呼ぶんですね。 ※セットアップレイアウトでは選択されたアイテムのセンターが自動で表示されるようになっています。


選択モードにも「センター」がありますね!モデルレイアウトでもアイテムを長押しすると実はセンターが隠れてたんですね。


メッシュアイテムですとセンターはデフォルトで原点に作成されています。 実はアイテムのプロパティのトランスフォームの位置、回転の数値はこのセンターの位置だったんですね。 したがってアイテムアニメーションはアイテムのセンター位置を基準として動かすアニメーションなんですね。 アイテム選択モードでアイテムを動かした場合は、アイテムのセンターも同時に移動してキーフレームが作成されるのですよ。

なんかちょっと複雑になってきましたね。。回転を例にすると分かりやすいと思うので進めていきますよ。


ani_04_make_clockhand

通常モデリングする際には、モデルが作成しやすいよう原点を基準にするため、パーツのセンターはそのモデルの中心(原点)に存在するんですね。


ani_04_move_clockhand

パーツの配置を調整するためにアイテム選択モードでパーツを移動させると、モデルのセンターも一緒に移動します。


ani_04_01

アイテムアニメーションではアイテムのセンターの位置、回転が基準になるので、このままアニメーションを設定するとアララ~になってしまいます。。


ani_04_move_center

こんな時にセンター選択モードを使用して、トランストームツールや直接値を操作してセンターを動かす必用が出て参ります~ それでは、センター選択モードに切り替えてセンターをクリックして選択し、各々の針のセンターを中心点に移動しましょう。作例では原点になりますね。 センター位置はスナッピング等を使用してきっちり合せてくださいね。


ani_04_02

するとほ~ら、思った通りの回転になりました~! キャラクターの間接の原理も同様になります。 センターは普段隠れて地味なんですが、とても重要なので覚えておいてくださいね。 センターに付随するもので「ピボット」がありますがこちらは次回紹介しますね。

それでは今回はこの辺りで失礼しますよ。

それではまた〜。

担当者:K.D



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