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1.ターンテーブルをレンダー

皆さんこんにちは!暑い日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか?

この度、ボスの「お前の苦手なアニメーション機能に関してコラムを書け!」との鶴の一声により当コーナーの掲載に相成りました次第の担当「K.D」です。

モデリングはクリエイティブな感覚を損なう事無くサクサクと進められるのですが、アニメーションになったとたん異なる思考を使うような感覚と、設定も面倒な気がして昔から苦手なのですよね。。

苦手な分野をどのように伝えるか悩みどころではありますが、この際、苦手克服と習得を目論みつつ、MODOユーザーで同じ境遇の方も多数いるじゃないかとの勝手な妄想を励みに進めて参る所存です。

そもそもアニメーションとは何か?という所から入ってみますが、アニメーションとは連続した静止画が切り替わる事で、残像により動いて見えるものとなります。

いきなり難しい表現になりましたが、昔、教科書の端に○の頭に棒の手足の人形を一枚づつ書いて素早くめくるパラパラ漫画を書いた人は多いと思います。あれですよあれ!


こう書いてしまうと、「MODOでアニメーションを作る場合は一個づつモデルを作成しないといかんのかい!」との声が聞こえて来そうですが、もちろんクレイアニメのようにちょっとづつ異なるモデルを作成してアニメーションすることもできますが、そこはデジタルの世界ですから便利な機能なんかが沢山ある訳ですよ! そんなこんなを紹介させてもらおうかと考えておる次第です。

ターンテーブルをレンダー

まずは、手始めにほとんど設定する必要がなくアニメーションを作成できる「ターンテーブルをレンダー」を紹介します!

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試しにプリセットから適当なメッシュを読み込んでください。


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次にカメラのアングルに切り替えてオブジェクトがフレームに収まるように調整します。


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レンダーメニューから「ターンテーブルをレンダー」を実行します。


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表示されるダイアログの設定に関しては以下の表をご覧ください。


フレームアニメーションさせる全体の枚数です。パラパラ漫画を描いた教科書のページ数がこれになります。
FPS1秒間に何枚のフレームを表示するかを設定します。フレーム数が多い程動きが滑らかになります。一般的にテレビ放送ではFPSが30、映画では24、セルアニメーションでは12を基準としています。MODOではデフォルトシーンでは全体のフレーム数が120、FPSは24に設定されており、120/24で5秒分のアニメーションが作成できるようになっています。
タイプターンテーブルをレンダーでは、形状自体を回転するか、形状を中心にカメラを回転するかを選択することができます。
保存形式「画像シーケンス」は各々のフレームに連番を付けてフレームの枚数分画像ファイル保存されます。※画像シーケンスで保存した場合に実際のアニメーションを確認する場合は動画編集ソフトが別途必要となります。

「動画」ではプラットフォームに対応したムービー形式で保存されますので、保存されたムービーファイルはプレイヤーによりアニメーションを確認することができます。

「レイヤー画像」は画像シーケンスのように連番で画像を保存しますが、PSDのレイヤーにレンダー出力を重ねて保存します。

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今回はレンダリング後に即確認が可能な「動画」で実行してみましょう!OKボタンを押すとレンダリングが始まります。


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ほら、簡単!あっと言う間に回転するアニメーションができましたね!

まぁ~実際に一からアニメーションを作成する場合はこうは行かないのですが、焦らずに順を追って紹介したいと思います。

※作例ではMac OS X版によりQuicktimeで保存した動画をQuickTime Playerで再生しています。


次回より実際に形状を動かす基本となるアイテムアニメーションを紹介します。

それではまた~。

担当者:K.D


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