特別連載コラム > アニメーションはむずかしくない |
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皆さんこんにちは!
基本的なアイテムアニメーションについてはある程度説明しましたので、今回はコンストレイントについて紹介していきますよ!
コンストレイントとはアイテムの動きを他のアイテムを使って制限する機能で、セットアップレイアウトの左の「モディファイア」タブに切り替えるとでてきます。 前回カメラターゲットの設定でカメラをコントロールしましたが、コンストレイントを使用するともっと複雑なこともできるんですね。
コンストレイントの適用には基本的に3通りの方法があるのですが、まずは一番基本となる一つのアイテムを一つのアイテムで制御してみますよ。 コンストレイントの機能でカメラターゲットと同様の状態を作ってみますね。
シーンには「Face」のアイテムと「Camera」があります。
Controlキーを押しながら「Camera」,「Face」の順に選択して「方向」コンストレイントをクリックします。 「方向」コンストレイントでは、アイテムによって方向を制御されるようになるんですね。
すると「Camera」と「Face」を繋ぐ青いラインが表示されているのがわかりますね。
作成されたコンストレイントはアイテムリストで「Camera」アイテムの先頭の+をクリックすると「Direction Constraint:(コントロールするアイテム名)」で追加されていますよ。
では、「Camera」アイテムをトランスフォームで移動してみましょう。 おぉ~カメラターゲットと同じ動きをしていますね!
コンストレイントはカメラに制限されませんのでメッシュアイテムではこんな事にもなるんですね~ひぃ~
コンストレイントを削除する場合は、適用時と同じ選択を行ないます。Shiftキーを押すとアイコンの名称に「除去」が付きますので該当のコンストレイントを選択してくださいね。
先程のシーンで「Face」アイテムを複製して二つにしてます。 「Camera」,「Face」,「Face (2)」の順でControlキーを押しながら選択して「方向」コンストレイントをクリックします。
すると、「Camera」から「Face」,「Face (2)」へ青いラインが表示されます。
この場合は「Face」と「Face2」を繋ぐラインの中心を「Camera」が向くようになるんですね。
各々のアイテムをトランスフォームで移動してみましょう。
カメラばかりでもアレなので、「Locator」を追加して、「Face」と「Face(2)」の方向をコントロールしてみますよ。
「Face」,「Face(2)」,「Locator」の順でControlキーを押しながら選択したままにするとコンストレイント名が「方向(複数)」に変わっているのがわかりますね。 そのままクリックします。
そうすると「Locator」の動きに合せて「Face」,「Face(2)」も同時にコントロールされるようになるんですね。 便利ですね~!
それではまた~
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