Modo 14.0 における新機能

アニメーションとリギング

Markup (マークアップ)

Markup (マークアップ) ツールを使うと、選択しているカメラビュー上に直接描画することが可能になるため、注意事項や注釈、コメントなどをアニメーションまたは静止画へと追加することができます。

ダイレクトモデリング

ベベル拡張

Unbevel (アンベベル)

Unbevel (アンベベル)は二つの選択しているエッジループの間にあるベベルされた面を折りたたみます。

Edge Relax (エッジリラックス) 用 Add Point (ポイントを追加) オプション

このオプションにより、選択エッジに沿って新しいポイントを挿入したり、既存のポイントを取り除くことができます。

Edge Chamfer (エッジ面取り) の拡張

プロファイルプリセットのサポート – 面取りの形状を確定するのに、1D プロファイルを選択できるようになりました。

Reverse Direction (方向を反転) – プロファイルプリセット使用時において、このオプションを有効にすると、プロファイル曲線の始端と終端の向きを反転させることができます。

Reverse Depth (深度を反転) – プロファイルプリセット使用時において、このオプションを有効にすると、プロファイル形状の深さの向きを反転することができます。

フォールオフのサポート – エッジ面取りツールでフォールオフがサポートされました。

Face Slide (面スライド)

Slide (スライド) ツールに新しい Face (面) モードが実装されました。これにより、頂点は連結している面上をスライドできるようになります。

MeshFusion

サーフェイスストリップエンボス処理

MeshFusion 機能に対し、シンプルなベジェやスプライン、テキストを使用して、Fusion アイテム上にエンボス処理されたサーフェイスストリップを生成する新たなワークフローが実装されました。

プロシージャルモデリング

メッシュオペレーション

プロシージャルモデリングとして頂点マップの生成や、ウェイトマップ、シームマップ、RGB 値の設定が可能です。以下のツールがメッシュオペレーションとしてご利用になれます：

シェーディングとレンダリング

mPath の改良

Light Path Expression (ライトパス表記) 名称はシンプル化され。シェーダツリーで作業しやすくなりました。

mPath での AxF マテリアルのレンダリングをサポートしました。

シェーダツリーにおける Scale Groups (グループのスケール)

従来のシェーダツリーにおいて、それぞれ分かれたテクスチャレイヤーを手動でスケールするのは難しい処理でした。個別のレイヤーには同じ相対スケールやタイリングが含まれていない場合もあるため、相対スケールがどれくらいなのかというのを把握しておく必要がありました。Scale Groups (グループのスケール) により、シェーダツリーの中で別のマテリアルと関連しているマテリアル内部にある全レイヤーに対してスケールをかけることができます。

トポロジ

透過優先

3D ビューポート透過モードに X-Ray (X 線) と Ghost (ゴースト) モードが追加され、背景と前景のワイヤーフレーム間の違いが見やすくなりました。これにより作業しているトポロジを把握しやすくなります。このオプションは特に、負荷の高いワイヤーフレームモデルを整理する際などに便利に使えます。

Ghost (ゴースト)	X-Ray (X 線)

モデル提供：William Vaughan 氏

UV の拡張

展開＆リラックス

Unwrap & Relax (展開とリラックス) ツールは、Unwrap (展開) ツールと UV Relax (UV リラックス) ツールを一つのツールへとまとめたものであり、UV 上に対して二つのオペレーションを一つのステップで実行し、UV を作成します。

UV Relax (UV リラックス) の拡張

UV Relax (UV リラックス) ツールには Ignore Edge Selection (エッジ選択を無視) オプションが追加されました。UV Relax (UV リラックス) は展開ツールのを実行した後に頻繁に使われるツールであり、エッジが選択されている必要があります。このため、UV Relax (UV リラックス) を実行する前に、いったんツールを解除しておかなければなりませんでした。このオプションを有効にしておくと、UV Relax (UV リラックス) は現在選択されているエッジを無視して処理を行います。

ワークフローと UI の拡張

Lasso Selection (投げ縄選択) の Select Partial (部分選択) オプション – Lasso Partial Selection (投げ縄部分選択) モード(キーボードショートカット：8)を使用すると、選択部分のみでエッジもしくはポリゴン全体を選択できるようになります。

Element Move (エレメント移動) の Always Raycast (常にレイキャスト) オプション – このオプションを使用すると、ワイヤーフレームビューポートモードにおいてポリゴンを操作できるようになります。このオプションを無効にすると、ワイヤーフレームモードでは頂点とエッジのみを編集するようになります。

Falloff (フォールオフ) の Use World Transforms (ワールドトランスフォーム使用) オプション – このオプションによりすべての選択メッシュサーフェイスを一つのサーフェイスとしてフォールオフが影響を及ぼすようになり、一つとして変形します。このオプションが追加されているフォールオフは以下の通りです：

Voetex (ボルテックス) デフォーマを Twist (ツイスト) へ名称変更 – Vortex (ボルテックス) デフォーマは Twist (ツイスト) デフォーマへと名称変更されました。

Trackball Rotation (トラックボール回転) がデフォルトでオフ – Trackball Rotation (トラックボール回転) がすべてのビューポートに対してデフォルトで無効になりました。