UVの細かい操作について

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modoではモデリングする際に自動でUVが作成されますし、その後も展開ツールやリラックスツールなどで、ある程度UVを自動的に生成することが可能ですが、それでも細かい調整を行う必要が出てくるケースもあります。今回はUV操作時における基本的な細かい操作について、解説していきます。

<UVの回転>

modoではUVやモデリングといったそれぞれの場面であっても、スムーズに操作が行えるよう、UVでも通常のモデリングで使う移動や回転、スケールなどのツールに対して、同じショートカットキーで利用することができます。

回転のためのショートカットキーEを押し、回転ツールを起動します。回転してみると、マウスが3Dビューポートにある状態でツールを起動した場合には、メッシュが回転するだけでUVは回転しません。UVの回転を行うためには、UVのビューポート上でにマウスを置いた状態で、ツールを起動します。

＜UVの移動＞

まず3Dビューポートからポリゴンを一枚選択してみます。するとUVビューポート上でも対応するポリゴンが選択されるようになります。これは逆も同じで、UVビューポート上でポリゴンを選択すると、3Dビューポート上でも対応するポリゴンが選択されるようになります。

UVビューポート上で移動ツールを起動し、移動させてみます。すると選択されたポリゴンが切り離された移動するようになりました。ただし、これはあくまでUV上で切り離されているだけで、メッシュのエッジが実際に切り離されているわけではありません。これは現在、切り離しのオプションがオンになっているからです。これをオフにして移動させてみると、エッジが切り離されることなく移動するようになります。

UVの背景画像を見ながら、調整したい場合には、移動ツールで切り離しをオンの状態にし、選択したポリゴンを画像の適切な場所へと移動させたり、回転させたり、スケールをかけるなど調整と良いでしょう。

＜UVの縫合＞

このようにして、UV上でポリゴンを切り離し自由に調整することが可能ですが、逆に切り離した個所をくっつける、いわゆる縫い合わせることで、エッジに継ぎ目をつけることなく画像をマッピングできるようになります。

エッジモードへと切り替え、UVビューポート上で動かしたいポリゴンの縫い目に当たるエッジを選択してみます。すると、メッシュ上でつながっているもう片方のエッジが紫色で表示されるようになります。この黄色と紫色のエッジが縫い合わされることになります。

この縫い合わせるためのツールが移動と縫合です。連結位置は、どこへ縫い合わせるのかというオプションです。非選択を指定した場合は、紫色のエッジに合わせて、ポリゴンが移動するようになります。逆に選択を指定した場合には黄色のエッジに合わせ、また平均を指定した場合には、この黄色と紫色のエッジのちょうど中間で縫い合わされるよう、ポリゴンが移動します。

移動と縫合というツールを使った場合には、そのエッジに連なるポリゴン全体も移動しましたが、縫合ツールを使うと、エッジだけが移動するようになりますので、用途に合わせてお選びください。

このほかにも、UVを整列させたり反転や回転、鏡面を行うツールも用意されていますので、これらのツールを使い、細かな調整を行うようにしてください。