UVをアニメーションさせるには
https://www.youtube.com/watch?v=h8rCQR1nO84&hd=1
MODOではシーン内に存在する様々なチャンネルに対してアニメーションの設定を行うことができますが、UVに対してもアニメーションを行うことができます。今回はUVにアニメーションを設定し、効果的な表現を行う方法についてご紹介します。
サンプルとなるシーンにはUVをアニメーションさせる元となる円柱状のメッシュと、カーブのメッシュとが用意されています。この円柱のメッシュをカーブに対して変形させ、ひねりを加えるようにしましょう。円柱のメッシュを選択したら、セットアップレイアウトのデフォーマタブからスプラインデフォーマを適用します。スプラインデフォーマを適用させるには、この円柱の長さを把握しておく必要があります。表示タブへと移り、寸法を追加ボタンをクリックし、メッシュの寸法を測ってみると円柱の長さが測定できますので、この円柱の長さに対してスプラインデフォーマを適用させます。
スプラインデフォーマを適用させたら、ターゲットカーブにカーブのメッシュを指定します。この状態で、円柱のUVがどのようになっているのかを確認するため、レンダータブへと移り、UV画像を貼り付けてみます。UVのアニメーションをより面白く見せるため、円柱に少しひねりを加えてみましょう。今回は回転デフォーマとウェイトマップを使用します。
円柱メッシュに対して、リニアフォールオフを使ってウェイトマップを作成したら、回転デフォーマを適用し、Rotation Effectorを使って円柱をひねります。円柱をひねってからカーブに沿わせるので、デフォーマタブで回転デフォーマはスプラインデフォーマの下に配置するようにしてください。デフォーマタブにおけるデフォーマの配置具合によって変形具合は変わってきますので、詳しくは「複数のデフォーマを組み合わせるには」をご覧ください。マッピングしている画像を参照しながら、ひねり具合を確認すると良いでしょう。
ではここで確認用の画像は非表示にし、矢印マークが付けられている画像を適用してみます。ちょうど良い具合になるように、水平方向ラップと垂直方向ラップの値を調整します。矢印が円柱のひねり具合に沿ってマッピングされているのがわかります。この矢印が徐々に進むようなアニメーションを設定してみましょう。
UVテクスチャビューを見てみると、矢印の画像の上に円柱のUVが存在しているのがわかります。矢印が進むようにするには、矢印の方向、V方向に対してUVをアニメーションさせればよいようです。このアニメーションはタイルオフセットの値で設定します。MODO 801以降の場合には、画像UDIM使用オプションをオフにするとタイルオフセットの値を調整できるようになりますので、UVビューポートを見ながらVタイルオフセットの値を調整し、アニメーションを設定してみます。
キーフレームを設定したら、グラフ編集で前の動作と後の動作をリニアに設定してください。こうすることで、キーフレーム間の勾配を使用して絶えず動き続けることになります。