バージョン16.0で変化した設定(コンフィグ)ファイルの構成
https://www.youtube.com/watch?v=MsB4xMn3wcs
Modoバージョン16.0では、従来までのバージョンと比べて、設定(コンフィグ)ファイルの構成が変わっています。
Modoの様々な設定というのは、この設定ファイル(コンフィグファイル)に書き込まれています。この設定ファイルの場所は、Modoを起動し、システムメニュー > 設定フォルダを開くを実行すると、設定ファイルの場所が開きます。従来までのバージョンで言うと、MODOバージョン番号.CFGという名称のファイルが生成され、そこに必要な設定が書き込まれていました。Modoバージョン16.0からは、Modoバージョン.CFG(バージョン16.0でいうと、Modo16.0.CFG)というフォルダが生成され、そのフォルダの下に一つのファイルではなく、各設定項目に対してファイルが分割されて保存されるようになっています。
このように一つのファイルから各項目に対する複数のファイルへと設定が分割して保存されることにより、設定ファイルに何らかの不具合が生じた場合に、すべての設定を捨てるのではなく、該当する箇所の設定だけを破棄することができ、リセットの影響を最小限に抑えることが可能になります。
この設定フォルダの中に保存される各ファイルはXML形式で保存されており、Modoの終了時、もしくはファイルメニュー > 設定の上書き保存を実行すると、その場でファイルが保存されるようになります。
Modoの挙動がおかしいと思われる際は、Modoをいったん終了したうえで、これらの設定ファイルをフォルダごと削除して再起動してみてもよいですし、これらのファイルをいったん別のフォルダに回避したうえで、ひとつずつ設定ファイルを元の場所へと戻して再起動して動作を確認し、どのファイルが原因で動作がおかしくなっているのかを確かめてみるのもよいでしょう。確認が取れれば、そのファイルだけを削除して再起動すれば、ダメージを最小限に抑えたうえで、設定をリセットすることが可能になります。
例えば、「Frame.cfg」はツールプロパティなどのパネルの位置、「Window.cfg」はModoアプリケーションのウィンドウの位置やサイズを記憶する設定ファイルです。デュアルモニター使用時や、モニターの解像度を変更した場合、以前のパネル位置では不具合が生じてしまう場合もあるでしょう。そういった場合には、これらの設定ファイルのみを取り除くことで、他のModoの設定に干渉することなく、問題を解決することが可能になります。