セーフモード・再生モードによるMODOの起動
https://www.youtube.com/watch?v=xOQ3qOwl944
MODO 11.0からはMODOを起動する際の新たな起動モードとして、セーフモードと再生モードが用意されています。
まずセーフモードについてですが、MODO 11をインストールすると、Windows版の場合はスタートメニューの中に(セーフモード)と書かれたメニューがあります。Mac版の場合は、インストール時にMODOをアプリケーションフォルダの上へと(セーフモード)と書かれたアイコンをドラッグすると、アプリケーションフォルダの中にMODOのアプリケーションとは別にアイコンが作られるようになります。
これらをクリックすると、MODOがセーフモードで起動します。一見すると、普通にMODOを起動したのと全く変わらないように見えるかと思いますが、このセーフモードではインストールしてあるキットやスクリプトを読み込むことなく、また設定ファイルもデフォルトのままで起動します。MODOで不具合が起き、動作が不安定になる一つの可能性として、インストールしてあるキットやスクリプトと相性が悪い、また設定ファイルの読み込みで何らかの不具合が生じているケースも多々ありますので、そういった場合にはセーフモードで起動し、しばらく動作させてみてください。セーフモードで何も不具合が生じず、通常のモードで不具合が生じるようであれば、原因はキットや設定ファイルということになります。そういった場合には、Kitsフォルダの下にインストールしてあるキットを、フォルダごと別の場所に回避して一つずつ戻す、などの作業を行うことで、どのキットが原因なのかを確認することができます。
もう一つのモードである再生モードは、ライセンスなしで起動するモードです。ライセンスが認証されていない状態のマシンでMODOを起動すると、最初にパネルが出て決ます。高度ボタンをクリックすると、再生モードで起動というボタンがありますので、そのボタンをクリックします。これで再生モードでMODOが起動するようになります。
これもまた通常通りにMODOを起動しているのと変わらないように見えますが、実際はいろいろなメニューが編集できないように無効の状態になっています。この再生モードでできることは、シーンファイルを読み込み、それをレンダリングし保存するということです。レンダリングの設定は変更することが可能ですので、例えばシーンに保存されている元の解像度を変えてレンダリングするといったこともできます。またネットワーク越しに読み込んでいるシーンが上書きされたら、そのシーンの変更を自動的に検出もしてくれますので、2台分のライセンスを持つことなく、シーンの確認といったものが別々のマシン上で可能になります。
このようにMODOでは複数の起動モードも用意されていますので、用途に合わせて使い分けるようにしてください。