リバースフットリグの組み方
https://www.youtube.com/watch?v=VXTXfxdewfg
今回はキャラクタのリグにおけるリバースフットリグの組み方について解説していきます。リバースフットリグとは、かかとやつま先、足の指の関節などをコントロールできるキャラクタリグの設定方法です。
まずは通常通り腰から足首付近までスケルトンを作成します。足首まで作成したら、今度は新しいスケルトン階層として、足の踵からつま先、さらに足の指の関節部分、そして足首近くまでスケルトンを組みます。これで腰から足首まで、そしてかかとから足首までの二つの階層のスケルトンができました。足首付近のスケルトンが重なるよう、スナッピング機能を利用して、ピッタリと配置します。
IKを組み込み、足首に対してゴールを追加したら、このゴールアイテムをかかとからの階層の一番下にスケルトンの子アイテムとします。これでリグの階層は完成です。スケルトンをメッシュにバインドしますが、ここで大事なのは、足の踵以外の全てのスケルトンを選択して、メッシュとバインドさせます。これで足のかかとのスケルトンはリグに対して影響を及ぼしますが、それ自体がメッシュの変形に影響をおよぼすことはありません。
ではセットアップモードを抜け、スケルトンを動かしてみます。かかとのスケルトンを移動させたり回転させたりすると、それに合わせてスケルトンが動きます。またさらにつま先、足の指先と行った箇所でもコントロールが効くようになってきますので、足の細い表情を出したいときには、このリバースフットリグを活用すると良いでしょう。
2016年11月22日