パラメトリックインクを使ったペイント

https://www.youtube.com/watch?v=2lSp8kqc2nI&hd=1

MODOのペイント機能には、ジオメトリの形状やディスプレースメントの起伏、入射角度、タブレットの筆圧といった値と連動してペイントできる機能があります。

まずは単純に起伏のある地形のジオメトリを作ってみましょう。平面のメッシュを細かく分割し、スカルプトツールで大まかに起伏を作っていきます。メッシュが用意できたら、メッシュにペイントしていきます。エアブラシツールを起動し、通常の設定でペイントしていくと、どの部分をとっても同じ色でペイントされていくのがわかります。

ここで、画像インクボタンを長押しし、パラメトリックインクを有効にします。このパラメトリックインクを有効にすると、インクのプロパティのところにパラメータという項目が追加されます。この項目で指定されたパラメータに沿って前景色と背景色で描画されることになります。

例えば、パラメータから高さという項目を選択しペイントしてみると、ジオメトリの高い部分は背景色、低い部分は前景色で描画されるのがわかります。スロープの場合は勾配がきつい個所は背景色、緩やかな個所は前景色、入射角度はペイント時の視点に面している部分は前景色、そうでない部分は背景色で描画されるようになります。

このようにパラメトリックインクを使うことで、通常のペイントだけでは難しい条件に応じたペイント処理が可能になります。