マルチスカルプティングレイヤーの使い方

https://www.youtube.com/watch?v=QJM8KUtzBSw

MODO 901からはスカルプトに対して複数のレイヤーを持つことができるようになりましたので、今回はこのマルチスカルプティングレイヤーの使い方をご紹介します。

まずはサンプルとなるボールをPSUBへと変換し、マルチレゾリューションをオンにしたら、スカルプトを行います。スカルプトのHUDにあるLayersボタンをクリックすると、スカルプトレイヤーのパネルが開きます。

デフォルトでは一つのレイヤーだけですが、新規レイヤーをクリックしていくことで、さらに新しいレイヤーを追加し、そのレイヤーに対してスカルプトを行っていくことができます。

また、レイヤーを選択し右クリックしてみると、メニューがいくつも用意されています。レイヤーの名称を変更したり、複製したり、調整した不透明度の値でレイヤーを適合させたり、他のレイヤーを統合することが可能です。

他にもレイヤーで行った操作を消去したり、レイヤー自体を削除したり、またはレイヤーの情報をXMLとして入出力することが可能になっています。

レイヤーの不透明度を調整することで、各レイヤーごとにスカルプトの強さを調整することができますが、この不透明度はレイヤーパネル上だけではなく、チャンネルとして調整することも可能です。右クリックからモディファイヤを追加をクリックすると、スカルプトモディファイヤのタブに不透明度のチャンネルが新たに作成されます。チャンネルとして存在していますので、キーフレームを作成してアニメーションを付けることもできますし、他のチャンネルと連動することが可能になります。

このように、スカルプトがマルチレイヤーをサポートしたことにより、スカルプトの部分的な調整が非常に簡単に管理できるようになりました。