異なるUVを使って同じ外観になるよう設定するには

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今回は複製を行った場合など同じトポロジを持つメッシュレイヤーで、異なるUVを持ちながら同じ外観になるよう設定する方法をご紹介します。

例えば、このサンプルシーンには2つのボックスがあります。一つは、UVテクスチャとしてボックス生成時に作成されるデフォルトのUVを、そしてもう一つのメッシュには、新たにアトラス形式で展開したUVがあります。

ではサイコロの画像を読み込み、一方の立方体に対してテクスチャをマッピングしてみましょう。この場合、サイコロの画像はUVの展開図に合わせて生成されており、こちらのUVではキレイにマッピングされるのがわかります。しかしこの画像をアトラスで展開したUVでは使えません。このような場合にはまず、アトラス展開のUVをコピペし、それに合わせてテクスチャをベイクする必要があります。

まずはこの画像が正しくマッピングされている立方体に対し、もう一方の立方体にあるアトラスのUVをコピーして持ってきます。持ってくるためにはまず、空のUVを作る必要がありますので、(新規マップ)からTexture2と入力してマップを作成しておきます。空のマップを作成したら、コピー元となる立方体のテクスチャ選択し、UV編集 ＞ UV位置をコピーを実行します。次にコピー先となる先ほど作成した空のUVを選択し、今度はUV編集 ＞ UV位置を貼り付けを選択します。モードを選択するダイアログが出てきますので、ここでは選択順を指定し、OKボタンをクリックします。こうすると、UVマップ全体をコピペすることができるようになります。

UVをコピペしたら、今度は新しいUVでテクスチャをベイクし直します。シェーダツリーでサイコロ画像がマッピングされている上に、新規画像を挿入します。空の新規画像を挿入したら、テクスチャレイヤータブでUVマップをコピペしてきたアトラスのUVに設定し、新規画像を右クリックして、テクスチャへベイクを実行します。こうすることで、指定した画像よりも下にある効果を、そのまま新たに指定したUV上へとベイクするようになります。テクスチャがベイクされたら画像タブで新規画像を見てみます。すると、アスタリスクが付いており、まだ保存されていないことが表されていますので、右クリックで上書き保存を実行します。

あとは、もう一方の立方体へとベイクしたテクスチャ画像を貼り付ければ、それぞれの立方体が異なるUVを持ちながらも、同じ外観を保つことができるようになります。