MODO 機能紹介・チップスサイト このサイトでは、MODOの基本機能やチップスをご紹介していきます。

モデル単位でレンダリングを出力するには

https://www.youtube.com/watch?v=TvP4LCmky88&hd=1

モデル単位で影をコントロールするには」で使用したシーンを元に、モデル単位でレンダリングを出力する方法をご紹介します。

モデル単位で影をコントロールするには」ではモデル毎に影を落とす落とさないカメラに映るといった設定を行う方法をご紹介しましたが、あるモデルだけをレンダリングするにはどうすればよいでしょうか?

modoではこの出力の設定を、シェーダツリーRender Outputでコントロールしています。

デフォルトの状態では、Final Color OutputAlpha Outputという二つのRender Outputが用意されています。これはレンダリング時におけるシーン全体の色出力とアルファ出力をコントロールしています。

このRender Outputはシェーダと同様、いくつも増やしたり、マテリアルグループごとに設定することができます。

[1] 例えば球体のモデルだけをレンダリングしたいといった場合には、アイテムツリーから球体のモデルを選択し、右クリックからアイテムマスクの作成を選択します。

[2] シェーダツリーには球体モデルのマテリアルグループが作成されました。球体モデルのマテリアルを変更するわけではありませんので、このマテリアルグループに含まれているマテリアルは削除しておきます。

[3] 球体モデルのマテリアルグループを選択した状態で、レイヤー追加特殊Render Outputを追加します。

[4] わかりやすいように追加したRender Outputの名称を、Sphere_Renderとリネームしておきましょう。

[5] レンダリングしてみると、出力のところにSphere_Renderという項目が出るようになります。確認してみると球体モデルだけがレンダリング出力されるようになりました。

このように、modoではモデル単位、マテリアル単位でレンダー出力をコントロールすることも可能ですので、レンダリングした後に他の合成ソフトなどに持っていき、さらに加工を重ねることも簡単にできます。

2013年9月13日