プレビューウィンドウの便利な使い方
https://www.youtube.com/watch?v=bcme2_areoE
MODOにおけるプレビューウィンドウは、単にレンダリング結果のプレビューを表示させるためだけではありません。プレビューウィンドウには様々な便利な機能が備えられてありますので、主な機能についてご紹介します。
サンプルとなるシーンには数多くのマテリアルが用意されています。シェーダツリーの中から該当するマテリアルを選択したい場合、プレビューウィンドウ内で直接探したいマテリアルを左マウスでクリックすると、対応するマテリアルが選択されるようになります。また右マウスでクリックすると、該当するマテリアルと関連している項目がすべてリストされたパネルが表示されますので、そのパネルからもすぐにアクセスが可能です。
レンダリングウィンドウには様々な設定があり、左上にある設定ボタンから設定が可能です。その中でもよく使うのが、マウスポインタ下の更新オプションです。このオプションがオンの場合、レンダリングに時間が掛かるシーンにおいて、プレビューウィンドウでマウスポインタの下にある箇所だけが先に計算され、プレビューを確認できるようになります。
また、シーン全体をレンダリングすると時間がかかりすぎる場合には、選択アイテムのみ表示オプションをオンにして、アイテムリストで選択しているアイテムだけをプレビューさせることもできます。
エフェクトのポップアップからは特定のレンダー出力を確認することも可能です。
MODO 801ではプレビューウィンドウでも移動や回転といったトランスフォームのツールを操作できるようになりましたが、逆にこの挙動が邪魔に感じる方もいるかもしれません。そういった場合には、ツール起動のオプションをオフにしておいてください。
他にプレビューウィンドウでのレンダリングの状態を保存しておくこともできます。フル解像度、および品質を拡張リファインメントパスに設定しておくと、レンダリングが完了していない状態のプレビューを保存することができます。保存する場合には、プログレッシブレンダー保存メニューを使います。このように保存したあと、例えばコンピュータをシャットダウンしたり再起動した後でも、再度MODOを起動し、プレグレッシブレンダーを読みこめばレンダリングを再開させることができます。
カメラを動かすことなく、プレビューウィンドウの中で一部をよりズームしてレンダリングしたい場合には、ズームしたい箇所にマウスを合わせ、Shiftキーを押しながら、マウスの中ボタンでスクロールします。これにより、特定の部分だけをより詳細に確認することができるようになります。元の状態に戻したい場合には、レンダーをリセットメニューでリセットされます。
このようにプレビューウィンドウはただ単にプレビューを表示させるだけでなく、それ自体に様々なオプションが用意されていますので、それらのオプションを活用するようにしてください。