HDR環境が背景に映り込まないようにするには
https://www.youtube.com/watch?v=SguEXoA-mx4&hd=1
モデルのマテリアルに対してHDRなどの環境を映り込ませつつ、背景に映り込ませない方法についてご紹介します。
現在、このシーンではライノセラスとその影を演出するためのShadow Catcherが用意されています。Shadow Catcherについては「影を手早くきれいに演出するには」で解説していますので、そちらをご覧ください。
[1] まずわかりやすいように、このライノセラスのマテリアルを映り込みしやすいようなピカピカの質感へと変更します。プリセットブラウザのMaterial > Metal > Chrome > Chromium Plateをライノセラスに適用します。 [2] EnvironmentのプリセットからOutdoor > Outdoor Probe8をダブルクリックします。ライノセラスに環境が映り込んだのが確認できます。それと同時に、背景にもこの環境が映り込んでいますので、今度はこの背景を消していきます。 [3] シェーダツリーのEnvironmentsからEnvironmentを選択し、環境タブを開き、カメラに可視オプションをオフにします。これでカメラからはこのEnvironmentsは見えなくなりましたので、背景が消えるようになりました。 [4] さらに、通常のグラディエントの背景を設定するため、アイテムメニューから環境作成を選択します。シェーダツリーを見てみると、Environmentが二つ作られており、作ったばかりのEnvironmentが上に来て優先されているために、モデルへの映り込みがなくなっているのがわかります。上側のEnvironmentを開き、中にあるEnvironment Materialから環境タイプを調整してみてください。2013年9月13日