複数のテクスチャを一つにまとめるには

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MODOでマテリアルの設定を行っていくうちに、様々なテクスチャを組み合わせることで複雑なマテリアル表現も可能になるかと思いますが、簡易化するためにそれらを一つにまとめてしまいたい場合も出てくるでしょう。またプロシージャルテクスチャを使っている場合、画像として落とさないと、他のアプリケーションへ持っていった時に、同じテクスチャの模様を再現することもできません。

このような場合のために、MODOでは複数のテクスチャ設定を、ひとつの画像ファイルへとまとめることができるようになっていますので、今回はその方法についてご紹介します。

サンプルのメッシュに対して、まずはプロシージャルでテクスチャを組み合わせてみましょう。複数のプロシージャルテクスチャによる組み合わせが完了したら、このテクスチャをひとつにまとめてみましょう。

まずはテクスチャをまとめる画像を新規で作成します。レイヤー追加 ＞ 画像 ＞ 新規画像で画像ファイルを作成します。作成したばかりの画像にはまだ何も書き込まれていませんので、他のテクスチャの上に持ってきても、何も影響を及ぼしません。

画像が作成できたら、シェーダツリーの画像を選択し、右クリックからテクスチャへベイクを選択します。そうすると、展開されているUVに沿ってテクスチャがレンダリングされるようになります。レンダリング終了時にはテクスチャへとその情報が書き込まれます。

テクスチャ画像には情報が書き込まれているため、シェーダツリーで設定しているテクスチャを非表示にしても、全く同じようなテクスチャが再現されていることが確認できます。

このベイクは、シェーダツリー上で画像が配置されている箇所よりも下に設定されているテクスチャの影響だけを反映してレンダリングされます。また、プロシージャルテクスチャだけでなく、画像マップやグラディエントといったテクスチャに対しても適応していますので、特に他のアプリケーションで同じテクスチャ模様を再現したい場合などには、この方法を用いて画像としてまとめてしまうことをおすすめします。