有限会社ガンマ「実践チュートリアル(スカルプトを利用した地形作成)」v1−3
○川の部分を作りこむ
・川の部分を作りこんでいきます。
説明のために川の一部分を別レイヤーにコピーして作業します。
まず、現在のレイヤー名を「base」とし、「new Item(新規アイテム)」のプルダウンメニューから「Mesh(メッシュ)」を選択して、レイヤーを追加します。
追加したレイヤー名は「river」とします。
・ベースオブジェクトの川を含む一部分をコピーして、「river」レイヤーにペーストします。
・メッシュが大きいため、川の淵の部分を表現できないので必要な部分を細分化します。
川の淵の部分を選択し、「Tools(ツールバー)」->「Mesh Edit(メッシュ編集)」->「Subdivide(再分割)」->「SDS Subdivide(再分割)」を選択します。
・分割されましたが、またメッシュが大きいようです。
分割されたメッシュの川の淵の部分を選び直し、もう一度細分化します。
・画像とメッシュを確認し、ちょうどよいサイズになるように細分化していきます。
二回細分化した時点で、若干メッシュが大きいようなので、もう一回細分化します。
作例ではベースのモデルから細分化を三回行いました。
・川の岸の部分を作ります。
水面部分を選択します。
「Scale(スケール)」ツールで水面部分を平らにし、
「Move(移動)」ツールで少し下げます。
・水面部分を削除します。川岸と水面部分の境目を表現するため、水面部分は別オブジェクトとしてモデリングします。
・ビューポートを「Top(上面)」ビューにし、「new Item(新規アイテム)」のプルダウンメニューから「Mesh(メッシュ)」を選択して、レイヤーを追加します。
「river」レイヤーをバックグラウンドに表示させておきます。
・「Tools(ツールバー)」->「Basic(基本)」->「Pen(ペン)」を選択します。
「Pen(ペン)」ツールでビューポートでクリックした部分にポイントを追加しながらジオメトリを作ることができます。
・バックグラウンドの「river」レイヤーを見ながら、水面部分を作ります。
ビューポートの表示を「Wireframe(ワイヤーフレーム)」にしておくと解りやすいです。
・水面の高さを調節します。
ビューポートを「Perspective(パース)」ビューにし、表示を「Wireframe(ワイヤーフレーム)」から「Shaded Texture(シェードテクスチャ)」に変更します。水面オブジェクトのレイヤーと「river」レイヤーを選択し、水面の高さを調整します。
・水面のオブジェクトにマテリアルを割り当てます。
「m」キーを押して「Polygon Set Material(ポリゴンのマテリアル設定)」を開きます。
「Name(名称)」のプルダウンメニューから、「Base_01」を選び「OK」ボタンを押します。
水面のオブジェクトに画像が貼られました。
・川岸と水面の境目の調整をしていきます。
図の様に境目が合っていない部分を「Sculpt Tools(スカルプトツール)」を利用して調整していきます。
↓
・川岸と水面の全境目の調整が終わった状態です。
以上で川のモデリングの説明を終わります。
・続いて、説明した手順でベースモデル全体の川岸と水面の境目をモデリングしていきます。
保存しておいた「Sculpt_01」を読み込みモデリングをおこないましょう。
「Sculpt_01」はこちらからダウンロードできます。
・ダムの部分に関しては後ほど作りこんでいくので、
ダムの水門の位置から下流にかけての川のモデリングをします。
「Sculpt_02」という名前で保存しておきましょう。