有限会社ガンマ「実践チュートリアル(スカルプトを利用した地形作成)」v1-1
今回は、有限会社ガンマ様より「スカルプトを利用した地形の作成」を3回に渡ってお送りします。
スカルプトを利用して地形を作る
○テンプレートにする画像を用意
・今回「国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省」 から引用した以下の画像を利用します。
(撮影年 昭和49年度・撮影場所 宇部・ファイル名 ccg-74-12_c11b_9.jpg)
画像はこちらからダウンロードできます。
○地面となるベースオブジェクトを作成
・まず、ビューポートを単一ウィンドウのパースペクティブビューにします。
ビューポートの上のメニューから「Model(モデル単一)」を選択します。
・ビューポートの右上の2つあるボタンの左側をクリックしてプルダウンメニューから 「Perspectiv(パース)」を選択します。
・以上の手順で、ビューポートを単一ウィンドウのパースペクティブビューにすることができました。
・地面となるポリゴンを作成します。
Basic Tools(基本ツール)から、Cube Primitibe(立方体プリミティブ)を選択します。
・ツールプロパティで次の様に設定します。
「Position(位置)」
(X0m ・ Y 0m ・ Z 0m)
「Size(サイズ)」
(X500m ・ Y 0m ・ Z 500m)
「Segments(セグメント)」
(X40 ・ Y 0 ・ Z 40)
「MakeUVs(UV作成)」
後ほどマテリアルを設定する際利用するので、有効にしておきます。
・設定ができましたら、「Apply(適用)」をクリックしてポリゴンを作成します。
キーボードの「A」を押してオブジェクトの全体を表示させます。
出来たポリゴンはキーボードの「Tab」を押してサブディビジョンサーフェイスに切り替えておきましょう。
・作成されたオブジェクトにテンプレートとなる画像を貼り付けます。
通常画像をテンプレートとして利用する場合、バックグラウンドに画像を表示させ作業を進めるのですが、今回は直接オブジェクトに画像を貼り付け、形を確認しつつ作業を進めていきます。
・まず、オブジェクトにマテリアルを設定します。
「m」キーを押して「PolygonSetMaterial(ポリゴンのマテリアル設定)」開きます。
設定画面で以下の設定にします。
「name(名前)」(Base_01)
「Color(色)」(1.0 1.0 1.0)
「Diffuse(拡散レベル)」(100%)
「Specular(反射光)」(0%)
「Smoothing(スムーシング)」(チェックする)
・「Shader Tree(シェーダツリー)」上部にある、「Add Layer(レイヤー追加)」をクリックし、プルダウンメニューから「Image Map(画像マップ)」をクリックします。
・開かれたウィンドウから「load image(画像の読み込み)」をクリックし「Image: ccg-74-12_c11b_9.jpg」を読み込みます。
・オブジェクトに画像が貼り付けられました。
シェーダツリー下の「Properties(プロパティ)」を見てください。「Projection Type(プロジェクションタイプ)」に(UV Map(UVマップ))が適用されています。モデリングをするにあたり、オブジェクトとUVマップに歪みが生じてしまうため、今回は 「Projection Type(プロジェクションタイプ)」を(Planar(平面状))に変更してモデリングを進めます。「Properties(プロパティ)」を次の様に 設定してください。
「Projection Type(プロジェクションタイプ)」(Planar(平面状))
「Projection Axis(投影軸)」(Y)
他はデフォルト設定で「Auto Size」をクリックします。
・図を見ると地形に貼り付けられた画像はmodoの仕様上、元の画像をZ軸方向に反転した状態になっています。
・「Size(サイズ)」の「Z」の値を(500m)から(-500m)に変更することで正しく投影することができます。