パーティクルの動きを逆再生させるには
https://www.youtube.com/watch?v=anSAwfoLnx8
通常、パーティクルの動きを表現しようとすると、パーティクルが発生してから散らばっていくという動きになりますが、今回はそのパーティクルの動きを逆再生させる方法についてご紹介します。
パーティクルの動きを逆再生させるためには、まずいったん逆再生させたいパーティクルの動きをキャッシュし、外部ファイルへと保存しておく必要があります。今回サンプルとして使用するシーンは、ビデオ「パーティクルのキャッシュデータを外部ファイルに保存するには」で解説したキャッシュデータを使用します。このパーティクルの動きのつけ方については、ビデオ「パーティクルのキャッシュデータを外部ファイルに保存するには」をご覧ください。
まずはパーティクルタブの一番上にあるシミュレーション追加ボタンでParticle Simulationを追加したら、保存しておいた外部ファイルを読み込むために、アイテム追加 > Particle > Points Clouds > Realflow Particleを追加します。この二つを選択し、スケマティックビューへと追加し、Realflow ParticleをParticle Simulationのポイントキャッシュへと接続します。再生してみると、外部ファイルで保存したパーティクルの動きが再生されているのが確認できます。
この動きを逆再生するためには、Realflow Particleのプロパティであるオフセットを使用します。オフセットのラベルの上で右クリックしグラフ編集を開きます。
今回用いた外部ファイルのシミュレーション最終フレームは240フレームですので、逆再生するために、0フレームの時には240フレームのキャッシュ、1フレームの時には239フレームのキャッシュが読み込む必要があります。必要となります。
これを数式で表すと、必要なオフセットというのは、各フレームに対して
– 終了フレーム + 現在のフレーム数×2
となります。
これを設定するため、0フレーム目にキーフレームをうち、値を-240に設定します。次に1フレーム目にキーフレームをうち、値を2フレーム増やした-238フレームにします。あとはスロープをステップへと変更し、前の動作と後の動作をオフセット繰り返しへと変更します。これで再生すると、シミュレーションが逆再生されるが確認できます。