対称ツールによる対称ジオメトリデータの修正
http://www.youtube.com/watch?v=RhL20Gm7yCw&hd=1
対称に作られているメッシュをモデリングしているうちに、誤ってジオメトリを動かしてしまい、対称モードでも正しく動作しない場合が出てきます。今回はそんな場合に、ジオメトリを対称に戻す方法についてご紹介します。
サンプルとして、もともと対称に作られているジオメトリを用意します。対称モードがオンの時、エレメント移動ツールを使って片方のジオメトリを修正すれば、対称なもう片方のジオメトリも同時に操作が反映されるのがわかります。
しかし、例えば、対称モードをオフにし、片方のジオメトリだけに対してずれを生じていた場合、対称モードをオンにし、エレメント移動ツールを使って動かしてみても、既に対称がずれてしまっているため、連動して動くことがありません。
これを修正するためには、形状メニューにある対称ツールを使用します。
形状メニューを起動したら、ビューポートを一度クリックしてみます。すると、対称元とずれている箇所の頂点が、黄色いハイライト状態で表示されるようになります。これが対称とずれている頂点です。
ビューポートをドラッグすると、対称ツールの閾値が大きくなるに連れ、対称元の位置と等しくなるよう修正が加えられるのがわかります。移動値がこの閾値内にある場合に、修正されるようになっていますので、意図せず誤ってジオメトリを動かしてしまい、対称モードで正しく動作しない場合などは、対称ツールでチェックし調整してみてください。
この対称ツールは対称モードがオンの時にしか動作しないので、その点に注意してください。
2014年3月5日