サッカーボールを作るには

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今回はサッカーボールを簡単にモデリングする方法をご紹介します。

まずはプリミティブで球体を作るツールを起動します。球モードをモザイクにし、分割レベルを0、ポリゴンタイプを面に設定し、球体を作ります。次に頂点モードへと切り替え、すべての頂点を選択します。ベベルツールを起動し、サッカーボールを構成する五角形と六角形の元となるトポロジとなるよう、ベベルのインセットを調整します。

エッジモードに切り替え、すべてのエッジを選択し、後から選択しなおしやすいように選択セットを作っておきます。選択メニューから選択セットの編集をクリックし、適切な名称をつけます。

エッジの選択を解除し、細分化を3回ほどかけます。なんとなくサッカーボールっぽいトポロジになりましたが、よく見ると、きれいな球体にはなっていません。ここからスナッピングの背景にコンストレイント機能を利用して、きれいな球体へと変更します。

まずはガイドとなるためのきれいな球体を作ります。Shiftキーを押しながら、球体ツールを起動し、球体を一つ作ります。さらに細分化を二度ほど行い、細かなメッシュへと分割しておきましょう。

先ほどのサッカーボールのメッシュをアクティブにし、ガイドとなる球体が背景となるよう設定したら、スナッピング機能をオンにします。スケールツールを起動し、スナッピングプロパティを開き、コンストレイントモードを背景に、背景にコンストレイントカテゴリにある両面オプションをオンに、形状コンストレイントをベクトルに設定します。スケールツールで、サッカーボールが背景のガイドとなる球体にピッタリと重なるまでスケールさせます。きれいな球体になったら、もうガイドとなるメッシュは必要ありません。削除してもよいですし、非表示にしてもよいです。

ではエッジモードへと切り替え、先ほど選択セットに設定したエッジを選択します。リストタブの状態の箇所にあるエッジのカテゴリから、選択セットで選択の中にある、先ほど作成した選択セットの横にあるプラスボタンをクリックします。エッジを選択状態にしたら、エッジのベベルツールを起動します。エッジシェイプを丸めにして、溝となる形状が作れるように、細いベベルを彫り込みます。

適切なサイズで溝ができたら、ベベルツールを解除し、選択状態をポリゴンに変更します。Altキーを押すと、コンポーネントモードのボタンが変換ボタンへと変更されますので、ポリゴンに変換するボタンをクリックします。

先ほどエッジベベルで作成したポリゴン以外の箇所が選択されますが、MODO 701 SP4より前のバージョンだと、ポリゴン全体が選択されてしまっているかもしれません。そのような場合には、いったんポリゴンを解除し、エッジモードへ切り替え、Altキーを押し、ポイントへ変換ボタンをクリックします。これでいったん、エッジに属していたポイントが選択されますので、その状態でもう一度Altキーを押し、ポリゴンへ変換ボタンをクリックしてください。

これで溝の部分のポリゴンだけが選択されるようになりました。ここでベベルツールを起動し、溝の部分を内側へと押しこむようにします。適切な形状になったら、ポリゴンを解除し、TABキーを押して全体をサブディビジョンサーフェイスと変換します。これでサッカーボールの出来上がりです。