プリミティブの分割数をインタラクティブに変更するには

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今回はボックスやボールといったプリミティブな形状の分割数を、数値入力ではなく、インタラクティブに変更できる方法をご紹介します。

モデリングを行う際、プリミティブのツールから形状を作っていくことも多いかと思いますが、例えばボックスツールなど、セグメントのプロパティで分割数をコントロールします。いったん形状を作ってからスライスツールなどで分割していく方法もありますが、最初からセグメントで分割しておきたい場合もあります。

セグメントを指定したい場合、ツールプロパティからセグメント数を指定しますが、ビューポート上でドラッグしながら大きさを決めていっているのに、セグメント数だけ数値入力を行うおうとすると、プロパティにアクセスするまで手間がかかってしまいます。この手間を省略するために、ビューポート上でセグメントの数値を変えることができるようになっています。

ではビューポートを4画面に分割し、ボックスツールを起動してみましょう。まずは左ドラッグでハンドルを引っ張り、ボックスの形状を決めていきます。形状が整ったら、今度は右ドラッグしてみます。そうすると、ボックスにセグメントが現れるのがわかります。このセグメント数の増減は、右マウスドラッグ時の方向によって決まります。

例えば、上面ビューを見てみましょう。上面ビューは軸を見てみると、左右がX軸、上下がZ軸になっています。この場合、上面ビューで横方向に右ドラッグすると、X軸のセグメント数が増減します。縦方向に右ドラッグすると、Z軸のセグメント数が増減します。同じように、正面ビューでは横方向にドラッグするとX軸、縦方向にドラッグするとY軸、右面ビューの場合には、横方向にドラッグするとZ軸、縦方向にドラッグするとY軸のセグメント数が増減することになります。

これは他のプリミティブでも同様です。円柱もボールも同様のルールでセグメント数を増減させていくことが可能です。

このようにプロパティの入力フィールドにアクセスしなくなる分、直感的にセグメント数をコントロールできるようになりますので、より手早くモデリング作業を進めていくことができます。